こんにちは 岡本しょういです

京都の南部、和束町で日本共産党の町会議員をしています。町や議会などの情報をお知らせしています。

べんきょうかい

2014-08-23 14:37:30 | 希望を育む教育を

もう8月も後半。

それにしても、この間の台風や大雨の被害はひどいものです。

先日は、福知山市内が冠水しましたが、今度は広島市で集中豪雨による土砂災害。

広島では、まだ多くの行方不明の方がおられる等、大変な事になっていますが、心からお見舞い申し上げたいと思います。

和束は戦後の1953年の8月に、南山城地方をおそった豪雨で大きな被害を受けた経験を持つ町でもあります。昨年は水害から60周年を迎えましたが、9月の台風18号で、大きな被害が出て、1年近くたちますが、まだ全部復旧していません。

和束も山間地、傾斜地が多いところで、決して他人事ではありません。しっかり点検し、警戒したいと思います。

 

さて、子どもたちのお楽しみの夏休みもそろそろ終わろうとしていますが、宿題のできがそろそろ気になる時期でもありますね。

宿題もそうですが、けっこう勉強がむずかしくて大変との声も聞き、この夏休み中に2回、「夏休み子どもべんきょうかい」をやってみました。

1回目は8月1日、2回目は昨日に開きました。

教えてくれる先生は、元中学校の先生です。

1回目は3人、2回目は5人と、小規模ではあったけど思ったより参加もあって良かったです。

昨日は、宿題の残りとかドリルとかでわからないところを教えてもらうのと、工作もやりました。

工作では、牛乳パックを材料にしたちょっとしゃれた貯金箱を作りましたが、なかなか好評でした。

一度、こういうとりくみを地域でできればなあと思っていたので、今回やってみて本当に良かったです。

この間、学習指導要領の改定とかで、特に小学生の学習内容がどかんと増えて、時間数も増えて、なかなか大変になってます。

4年生くらいから、かなり難しくなって、わからないまま積み残して学年があがっていく子どもも多いようです。

本来は、学校で補習をしたりしてフォローしていくべき事ですし、先生や学校もいろいろと努力はしていただいているとは思いますが、なかなか大変なのも現実です。

かといって、「だったら塾へ」とはなかなか経済的負担も大きく、簡単にはいきません。

特に、いま貧困が進み、格差が広がる中で、全国でも京都でも、退職教員の方などが中心になって地域で子どもの学びを支える取組みが広がっています。

和束でも、今回のとりくみを土台に、無理のない形でしかできませんが、長期休暇に限らず、日常的な取組みにできればと思ってます。

教育環境を良くしていくとりくみと共に、取り組んでいきたいものですね。

今後は、月1回程度から、やっていければと考えていますが、具体的になれば、またお知らせしていきたいと思います。


伊根町の中学生たちとお茶摘みで交流

2014-05-17 14:14:07 | 希望を育む教育を

昨日から府北部の伊根町の中学生たちが和束に来てくれて、今日は朝から、和束中学校で管理されている茶畑での茶摘みがありました。

和束中学校では、「ふるさと教育」の一環で、農家の方から借り受けた茶畑を子どもたちも関わって管理し、「和宝」というお茶を毎年作っています。

子どもが中学校に入学したので、今回、初めて参加させてもらいました。

中学校からしばらく歩いて行くと、中学校の茶畑がありました。

茶摘みは初めてではなく、以前させてもらった事はありますが、久しぶりでした。

だいたいですが、摘み方は、いわゆる「一芯二葉」を基本に摘んでいきました。

茶畑では、和束中の子と伊根中の子が交流しながら和気あいあいな感じで茶摘みが進みました。

私も、近くにいた伊根中の子どもたちと少ししゃべって、伊根の事等を聞いたりして、楽しい時間を過ごせました。

伊根中は、全校生徒が37名との事で、2年生は10数人の生徒数の中で男子が1人とか。

伊根の「名物」である舟屋に住んでいる子とも話しましたが、寝ている時も波の音が聴こえると。いいですねえ。

和束での2日間は、良い思い出ができたかな?

和束町も伊根町も、「日本で最も美しい村」連合に加盟していて、それが縁で昨年くらいから姉妹都市のように交流が始まっています。

昨年の夏休みには、和束の5,6年生が伊根に行き、キャンプを楽しみました。

お互い、年々少子化や人口減少が進み、いろいろと課題も多いですが、それぞれの良さや違いを交流しながら、もっと仲良くなれればいいですね。

確か、お昼ごはんを食べて、午後から帰路につくとの話でしたが、今頃お疲れでお休みかもしれませんね。

和束まで本当によく来てくれました。ありがとうございました。

子どもたちの中で、強くてあたたかいつながりができれば良いですね。


「義務教育は無償」・・ではない現実

2014-04-15 14:23:29 | 希望を育む教育を

知事選挙や子どもの中学入学など、なんだかんだとバタバタして、更新がなかなかできずすみません。

知事選挙は、和束町で348票を、府内全体で21万票を得ましたが、尾崎のぞむ候補を押し上げる事はできませんでした。

残念なのはもちろんですが、選挙戦を通じて、府として中3までの医療費無料化方向や山城南部の平日夜間の小児救急体制の実施など、貴重な要求の前進もありました。

府議選、町議選があるいっせい地方選挙まで、あと1年。

府知事選のたたかいの成果や課題をふまえて、木津川・相楽での初の府議議席獲得、町議選での党議席死守にむけて、がんばりますので、引き続き、ご指導、ご鞭撻をよろしくお願い致します。

 

知事選が終わって3日後、9日に、中学校の入学式があり、うちの子どもも含め、27人の子どもたちが入学しました。

3月の卒業式では、37人いた子どもたちでしたが、それぞれの進む道が分かれ、10人の子どもたちとお別れしました。

さびしい気持ちはもちろんありましたが、みんな、それぞれの学校で元気に頑張ってほしいですね。

入学からはや1週間ほどがたとうとしていますが、少しずつ新しい生活に慣れてきたようです。

中学生の時期は、激動という言葉がふさわしい、なかなか変化が多い、面白い時でもあります。

うちの子どももそうですが、他の学校に進んだ人も含めて、みんながどんなふうに成長していくか楽しみです。

 

それにしても、中学入学の準備の中で、義務教育と言うのに、制服代などの負担が小学生の時とは比較にならないほど大きい事に驚きましたね。入学式の時も体操服の販売がありましたが、1万円を超えてましたし、入学するだけで、5~6万円の負担がかかるのは、本当に大変な事です。

昨日も、夏服の申込み用紙を子どもがもらってきましたが、思わず「高っ!」と声がでましたね。

半袖ポロシャツが2170円

夏ズボン(男子)が9370円

夏スカート(女子)が10980円

何で、こんなに高いのでしょうか。

憲法では「義務教育は、これを無償とする」と明確にうたっているんですが、実際は全然です。

実態は「義務教育は、教科書を無償とする」でしかなく、入学準備から日常の学用品、給食費、修学旅行代など様々な負担がかかります。

さきほど、その点についての疑問をコメントでもいただいたのですが、内容をしっかり調べて、少しでも負担を減らし、憲法が要請する義務教育の完全なる無償化に近づけるよう、頑張りたいと思います。

ぜひ、保護者のみなさんと力を合わせて改善させていきたいですね。


ほど遠い「義務教育は無償」

2013-12-13 10:38:35 | 希望を育む教育を

11日に来年度に入学予定の中学校の「入学説明会」があり、出席しました。

6年間の小学生生活もいよいよ終わりかと感慨深いものもありますが、思春期という嵐になるのか、どうなるのかわかりませんが、子育て本番はこれからだなあと、ちょっと怖い感じもしますね。

それはそうと、やはり愕然とするのは、中学校でかかる経費です。

小学校でもそれなりに負担が多かったわけですが、中学校はもっとかかります。

いわゆる毎月の「諸経費」だけでも、月5000円で、給食費月4400円も合わせると、毎月1万円近い額がかかります。

それとは別に、入学準備としての、制服や体操服、靴、シャツなどがとにかく高くつきます。

こんな感じで、全部揃えようと思うと、約55000円も。

入学するための準備にかかる経費は、小学校とは比較になりません。

言うまでもなく、中学校は義務教育です。

憲法では、「義務教育は、これを無償とする」と明記しています。

でも、実態は「教科書は、これは無償とする」であって、あまりにも経費がかかりすぎますね。

子どもにとって教育は権利であり、教育を受けさせる義務は国にあるのです。それは、教育というのは、個人の「受益」ではなく、人間として生きる上での欠かせないものだからであり、社会が要請している事だからです。

高校や大学ばかりか、義務教育の小中学校まで、こんな状況であることは、世界では「非常識」であり、日本ほどの経済力を持った国がこんな状況であることを、世界の人々は驚きの眼で見ています。

安倍自公政権は、民主党政権時代の数少ない成果であった、「高校授業料無償化」さえも、先の臨時国会で廃止してしまい、再び「世界の孤児」に逆戻りになりました。

無駄な公共事業や、大企業への減税などには湯水のようにばら撒くくせに、子どもたちの未来を切り開くための教育予算は出し渋る政府の姿勢は本当に許せませんね。

負担軽減への予算は出さないくせに、学力テストとか道徳とかで、先生も子どもも縛り付ける事には熱心で、救いようのない政治です。

世界でも最低ランクの教育費への支出をあらためさせていく事も必要ですが、町独自でも出来る事はあります。

先日の一般紙質問でも、教育費負担の軽減を質問し、給食費や修学旅行費用の無償化、軽減、通学費用の補助拡大を求めたんですが、子どもの数も減る中で、その気になれば十分出来る事ばかりです。

小学校の時は十分できなかった、教育問題での運動を、ぜひ積極的にやりたいものです。

 

中学校への入学もだんだん近づいてきますが、まだ小学校生活も数ヶ月残っています。

単なる「準備期間」ではなく、最後まで小学生として成長し、楽しんでほしいと思います。


PTAウイーク?

2013-05-31 20:41:44 | 希望を育む教育を

ずいぶん、久しぶりになってしまいました。

もう5月も終わり、6月。梅雨入りもしたし、いよいよ蒸し蒸しとした暑い季節になりますね。

今週は、28日に学校の参観があり、29、30日は、交通安全教室のサポートがありと、さだめしPTAウイークとう感じでした。

特に、28日は、授業参観だけでなく、給食の試食会があり、AEDによる救命講習あり、学級懇談会あり、学級委員さんの会議あり・・となかなか盛りだくさんでしたね。

給食の試食会は、新1年生の保護者対象のもので、私も子どもが1年生の時、学級委員で、参加した事がありました。最近は、入学生が少ない事もありますが、参加人数が少なくなってきていますね。新1年生だけでなく、学年にこだわらず、希望者を募った方がいいのかもしれません。

それはそうとして、今回の給食メニューは、こんなんでした。

高学年用のボリュームで、けっこう量があったかな?

味も基本的に薄味で、おいしかったですね。

この日は魚料理でしたが、子どもたちは魚料理が苦手な人が多いとか。何でかな。

試食の後は、体育館で、消防署の方を講師に、AED装置を使った救命講習に。

心臓マッサージと人工呼吸は、以前にした事がありましたが、AEDははじめてでした。

少し勘違いしていたんですが、AEDという装置は、心停止した場合は役に立たないし、そういう時の蘇生装置ではないんですね。

電気ショックで、止まった心肺機能を再生するのだとすっかり思ってましたが、違うと言う事がよくわかりました。AEDは、心室細動が起こった時など、不正常な心臓の動きを、ショックで正常に戻す機械なんですね。基本的に、心臓マッサージと人工呼吸がメインになる事も、よくわかりました。講習を受けておいて、良かったです。勘違いに気づくだけでも貴重なもんですよね。

続いては授業参観。この日は、あるテーマを賛成・反対に分かれて討論し合うのを国語の授業でしてました。

この日は、スポーツは、団体競技か個人競技かがテーマでした。ちょっと難しめだったかな、だんだん討論と言うより、言い合いというか、ちょっとばかし不毛な議論になりがちでしたね。でも、いろいろな意見に楽しませてもらいました。

授業参観の後は、学級懇談会ですが、この日は修学旅行の説明会も含まれ、冒頭にされたそうです。私は、ママが来てくれてたので、参加しなかったんですが、懇談会と説明会は、できれば別でやった方が良かったですね。

懇談会の後は、学級委員さんに集まってもらって、7月6日に予定している、学年親子行事の内容を相談しました。

さて、29日と30日は、交通安全教室で、2日間ともサポートで参加しました。

昨日は、4年生がグラウンドで、自転車講習をうけて、少し小さくなった自転車を何とかかんとか操ってましたね。

写真のジグザグ走行は、私も少しさせてもらいましたが、なかなか難しかったです。でも楽しかったですよ。

そんな感じで、今週はずいぶんと学校に行く機会が多かったですが、家や地域とはまた違う、子どもたちの様子や表情を見る事が出来て、なかなか良かったです。

 


入学式

2013-04-09 16:10:39 | 希望を育む教育を

今日は小学校の入学式でした。

今年度の新入生は26人。昨年よりは少し増えました。

子どもたちの中には、子育てサロンでいっぱい遊んだ子もいて、もう小学生なのかと、感慨深い思いもありました。

入学式は、毎年出席しているのですが、今年は議員としてではなくて、PTA会長としての出席で、祝辞も述べさせていただきました。

思ったよりはマシだった感じもありますが、やはり緊張しましたね。

原稿を準備しておいて、よかったです。

たいした事は話せませんでしたが、最初で最後かもしれないので、載せときます。

 

PTAを代表して、お祝いの言葉を贈りたいと思います。

新入生のみなさん、入学おめでとうございます。

みんな、本当に大きくなって学校に来てくれて、とてもうれしいです。学校では、みんなの入学を楽しみに待っていました。

同じようにみんなの入学を心待ちにしていた、学校の桜の木は、この前の強い風と雨で、ちょっぴりさびしい感じになったけれど、元気なみんなの姿を見て、とても喜んでいると思います。

今日から、みんなは、和束小学校の仲間になりました。

これから、今日一緒に入学したお友だちや、後ろに座っているお兄さん、お姉さん、先生方と一緒に、いろんな事を勉強したり、身体を動かしたり、行事に取り組んだり、いっぱい遊んだりして、みんなはぐんぐん大きくなります。

みんなが「学校って楽しいな」「明日も楽しみだな」って思えるように、お父さん、お母さんも、いっしょうけんめいにがんばるので、みんなも元気に学校に来てください。本当におめでとう。

さて保護者のみなさん、お子様のご入学おめでとうございます。

これまでの子育てのご苦労に心から敬意を表します。

晴れの日を迎えられ、これからの子どもたちの成長に大きな期待と希望を抱いておられる事と思います。
同時に、いろいろな不安やご心配もおありと思います。

PTAは、子どもたちを真ん中に、保護者の皆さん、先生方、地域のみなさんと一緒に、子どもたちの育ちや学びの環境を少しでも良くするために力を合わせるところです。

ぜひPTA活動への積極的なご参加をお願いするとともに、気になる点があれば遠慮なく声をお寄せいただきたいと思いますし、疑問や悩みは一人で決して抱え込まずに、どんな小さなことでも相談してください。よろしくお願いします。

あとになりましたが、ご来賓のみなさんには、何かとお忙しいところ、子どもたちの晴れの日に立ち会っていただき、まことにありがとうございます。今後も、PTAや学校の活動へのご理解とご支援、ご指導をいただきますようお願い致します。

では、新入生のみなさん、元気にがんばってください。

・・・と、こんな感じでお祝いの言葉を贈りました。

とても緊張はしましたが、貴重な経験ができて良かったです。

 


6年生を送る会&PTA

2013-02-26 20:06:28 | 希望を育む教育を

先週の事になりますが、22日に小学校で「6年生を送る会」がありました。

はじめから見たかったんですが、いろいろとあって、何とか子どもがいる5年生の発表には間に合いました。

5年生は、CHARAさんのtomorowという歌にのせた劇みたいなアトラクションと、ゆずの「HEY和」を歌ってがんばってました。来年度はいよいよ送られる立場になるなあ。

先生方のだしものの後、最後に6年生が発表し、最初に森山直太郎の「さくら」を合奏してくれました。

「さくら」は私も好きな唄で、とても感動しましたね。

その後、1人ずつ、小学生生活を振り返って、一番楽しかった事を話してくれました。

多くの子どもが修学旅行の事を話していました。最近の事でもあるし、スペイン村がよっぽど楽しかったんでしょうね。微笑ましいなと思うと同時に、普段、思い切り遊べてないのかなあって、ちょっと思いましたね。

今の6年生の子どもたちの多くは、本当に小さな時から知っているので、成長した姿を見て、とてもうれしいし気持ちになりましたね。

あと少しで卒業だけど、小学校生活を最後まで楽しんでほしいと思います。

送る会の後、しばらくしてから、PTA総会がありました。

何かない限りは、出席してきた総会ですが、いよいよあと1年になりました。

小学校の最後の1年、たまたまですが、会長を務める事になりました。

いろいろとプレッシャーもありますが、せっかくなので、おおいにやりたい事を出来るだけやって、楽しくやりたいなと思います。

実際に役員としての活動がはじまる4月まで、もう少し時間があるので、いろいろと方針を練りたいと思います。

 


「土曜日活用」の決定・・子どもたちや保護者はカヤの外

2013-02-21 20:19:23 | 希望を育む教育を

先日、学校から「平成25年度の小中学校における土曜日を活用した授業等の実施についてのお知らせ」というプリントが配布されました。

お知らせによると、来年度から、学期に1~2回程度、土曜日を活用した授業等を実施するとの事。

回数は、年間5回で、1、2学期に各2回、3学期に1回。午前中3時間目まで。

実施内容の例としては、①通常の授業、授業参観②保護者・地域住民と連携した学校行事③体験活動④小中連携事業⑤定期試験前の学習講座等、があげられています。

年間15時間、授業時数が増えることになります。

学習指導要領の改定で、授業時間数が大きく増えて、中身は量も質もずいぶん多く、濃くなって、子どもも先生方もかなり負担が増えました。そんな中で、この間定着してきた週5日制を見直して、土曜日も活用してはとの動きがあった事は知ってましたが、ちょっと唐突な感じを受けました。

何よりも、土曜日の活用についての検討に、保護者も子どもたちも全く関わらせてもらえず、カヤの外の扱いを受けているのが納得できないですね。

土曜日の活用で、一番影響を受けるのは子どもであり、保護者なのに、検討過程には一切入らせてもらえず、決まった事について、「ご理解とご協力」だけを求められます。

お知らせでは、「実施に当たっては、児童生徒の生活実態及び保護者皆様の意識等を踏まえながら」とあります。

本当なら、実施を決める前に「踏まえる」べきではないのかなと。

週5日制が定着する中で、土曜日の過ごし方は各家庭さまざまで、年間5回とは言え、影響は免れません。まず実態を把握し、子どもや保護者の思いこそ反映させる必要があります。

問題は、土曜日の生活に対する影響だけの問題ではありません。

指導要領の改定で、学習内容が大幅に増え、授業数も増え、学校で過ごす時間が本当に増えました。

正直いって、子どもたちはかなり疲れているし、先生方の負担も相当と思われます。

土曜日が休みというのは、子どもにとって、けっこう「安定剤」になっている面があります。

子どもたちにとって、本当に土曜日を活用し、年間授業数を増やす事が必要なのか、適切なのか、そういう議論が教育委員会でどこまでされたんでしょうか。

「子どもたちに質の高い学力を身につけさせる」「生きる力をはぐくむ」・・・

これは府教委が言っている事らしいですが、実態を踏まえない「押し付け」では、効果は望めないと思いますね。

いずれにしても、決まった事であるにしても、保護者や子どもたちに対する丁寧な説明や意見反映が必要です。

それもなしに「ご理解」も「ご協力」もありえません。

教育委員会に、説明等の機会をどうもつのかと聞きましたが、教育委員会の答えは、「そういう声があれば、学校から説明がされるでしょう」と、ずいぶん他人事のような言い方。

教育委員会で決めたのであれば、第一義的に説明責任があるのは、教育委員会だと思うんですが。

教育委員会には、誰から言われなくても、率先して説明責任を果たし、「ご理解」と「ご協力」を得る責任があるはずですけどね。

でも、教育委員会が出てきて説明する気はさらさらないようで、まったくの現場任せ。先生も大変だね。

明日は、PTA総会があるので、もしかしたら校長先生から少しは話があるのかもしれません。

でも、少し話したぐらいでは間に合わないので、ちゃんとした形で、説明をし、意見を聴く場はどうしても必要だと思います。

どんな問題もそうですが、子どもたちや保護者をカヤの外にしていては、何も進まないし、良くならないと思いますね。


オープンスクール

2012-10-29 23:57:47 | 希望を育む教育を

一昨日のことになりますが、土曜日は、「オープンスクール」の日でした。

1年に1回の、いわゆる学校開放の日で、子どもの保護者関係だけでなく、地域の人でも参観できる日です。

でも実際は、参観日の延長みたいな感じなので、保護者の関係以外で来られている人がどれだけいるかな。

どれだけの範囲に案内されているかもわからないし、誰でも参観できるのであれば、もう少し周知すべきなのかもしれませんね。

それはさておき、とりあえず1時間目の「詩の暗唱大会」を見に行きました。

以前は、オープンスクールの日ではなかったので、あまり見に来る人も多くなかったのですが、今回はけっこう来ておられましたね。

じゅんの学年の5年生は、「平家物語」の一節で、おなじみ「祇園精舎の鐘の音 諸行無常の響きあり・・」にはじまる部分でした。

元気よく暗唱できていたし良かったとは思いましたが、何となく「呼びかけ」風で、そんなに元気よく暗唱することがふさわしいのか、私的にはちょっとなあって思いました。

詩というのはじっくり味わうというか、詩の持つ意味を考えながら、口にするのが本来だと思うので、あまり暗唱にはふさわしくないなとは正直思います。せっかくそれなりに良い詩に出会っているのに、憶えるのに必死で、中身をよく味わわないまま終わってしまう感じがして、ちょっともったいないなと。

でも6年生の「柿山伏」という狂言は、なかなか良かったですね。

↓ 6年生の発表の様子

言葉の語りにあわせて演技する様子は、なかなか面白く、中身が伝わる感じがしました。

語りも、暗唱といった雰囲気がなく、かえってよかったですね。さすが6年生だなと。

多くの方が見守る中で、どの学年もよく頑張ってました。パチパチ。

2時間目のはじめまでいたのですが、この日は、10時から「おもちゃ図書館」のボランティアなので、お昼まで保育園に。

オープンスクールの影響もあって、来られる方は少なかったですが、来館した子どもらと楽しく遊びました。

午後から再度学校に行き、5時間目の家庭科の授業を参観しました。

エプロンを電動ミシンで縫うというものでしたが、縫う前の断ち切りばさみでの裁断にすごく時間がかかってましたね。

はさみの扱いがなかなか難しいみたいで、先生は5分くらいでと思っておられたみたいですが、とてもとても。

ミシンまで進めたのはほとんどいなかったですね。

私は以前、共同作業所で指導員をしていたころ、縫製を担当していた時があり、足踏みの電動ミシンの扱い方をとりあえず憶えて、一時期はいろいろと製品づくりをしていたことがあったので、何となく懐かしい感じもしましたね。ほとんど忘れてしまったのですが・・・。

オープンスクールは、学校のことを知る上でも、子どもたちの様子をじっくり見る上でも良い機会になるものですし、今後もそういう機会として発展させてほしいと思います。

ただ、内容的には、もう少し普段の授業というものをありのまま見れたらと思いましたね。5時間中、3時間はいわゆる行事でしたが、もうちょっと授業というのをじっくり見たい気もします。

オープンスクールは大事な機会ではあるけれど、もっと日常的に学校にも来れて、様子を知る機会があれば良いなとも思います。

いずれにしても、子どもたちには、本当にご苦労様でした。


夏休みの作品たち

2012-09-10 10:29:00 | 希望を育む教育を

9月に入ってはやくも10日。

まだまだ暑いですが、日が経つのが早いですね。

学校では、運動会の練習がたけなわですが、昼間は暑いので、十分気をつけてほしいですね。

今年は小学校は29日と、いつもより遅めの開催ですが、中学校は15日と、あいかわらず「夏の体育大会」です。

いくら中学生といっても、30度を越える中での体育大会は、やはり「異常」です。

進路とかの日程もあり、あとの行事がつまっているとかも言われますが、もう少し何とかできないのですかね。

「万全の暑さ対策」とか言いますが、万全にしないとあぶない体育大会って、どうなの?とも思いますね。

 

さて、先週、小学校では、夏休みの作品展示が行われていて、最終日の金曜日の午前中の見てきました。

写真は、低学年のものですが、なかなか力作というか、面白いものも多かったです。

知っている子どもの作品は、顔が浮かんできたりして、さらに面白さが増しますね。

最近は、便利なキットみたいなのがあるので、同じような作品が並ぶ事もありますが、それでも少しずつ違いが見えるものです。

かなり凝っていて力が入っているなあと思うものもあれば、何となくあっさりしてるなあと思うものもありますが、そういうのも含めて子どもたちの姿が見えてきて面白いです。

中には、大人顔負けの調査力を発揮した自由研究もあり、感心したのもありました。
大人のかたい頭では思いつかないような発想力にはいつも驚いてしまいますが、そういう力は大人になったら消えてしまうのではなく、発展させて持ち続けてほしいものです。

じゅんも、夏休み期間いっぱいをかけて、なかなかの力作を生み出しました。
よく、がんばったね。

 

さて、明日から9月議会がはじまります。

私の一般質問は、3人目で、午後一番の予定です。

一般質問は、ある意味、テーマを持ったひとつの作品みたいなものでもあります。

相手の答弁があってこそのものなので、自分だけでは成立しませんが、出来る限り理想に近い作品になるように頑張りたいと思います。