もう8月も後半。
それにしても、この間の台風や大雨の被害はひどいものです。
先日は、福知山市内が冠水しましたが、今度は広島市で集中豪雨による土砂災害。
広島では、まだ多くの行方不明の方がおられる等、大変な事になっていますが、心からお見舞い申し上げたいと思います。
和束は戦後の1953年の8月に、南山城地方をおそった豪雨で大きな被害を受けた経験を持つ町でもあります。昨年は水害から60周年を迎えましたが、9月の台風18号で、大きな被害が出て、1年近くたちますが、まだ全部復旧していません。
和束も山間地、傾斜地が多いところで、決して他人事ではありません。しっかり点検し、警戒したいと思います。
さて、子どもたちのお楽しみの夏休みもそろそろ終わろうとしていますが、宿題のできがそろそろ気になる時期でもありますね。
宿題もそうですが、けっこう勉強がむずかしくて大変との声も聞き、この夏休み中に2回、「夏休み子どもべんきょうかい」をやってみました。
1回目は8月1日、2回目は昨日に開きました。
教えてくれる先生は、元中学校の先生です。
1回目は3人、2回目は5人と、小規模ではあったけど思ったより参加もあって良かったです。
昨日は、宿題の残りとかドリルとかでわからないところを教えてもらうのと、工作もやりました。
工作では、牛乳パックを材料にしたちょっとしゃれた貯金箱を作りましたが、なかなか好評でした。
一度、こういうとりくみを地域でできればなあと思っていたので、今回やってみて本当に良かったです。
この間、学習指導要領の改定とかで、特に小学生の学習内容がどかんと増えて、時間数も増えて、なかなか大変になってます。
4年生くらいから、かなり難しくなって、わからないまま積み残して学年があがっていく子どもも多いようです。
本来は、学校で補習をしたりしてフォローしていくべき事ですし、先生や学校もいろいろと努力はしていただいているとは思いますが、なかなか大変なのも現実です。
かといって、「だったら塾へ」とはなかなか経済的負担も大きく、簡単にはいきません。
特に、いま貧困が進み、格差が広がる中で、全国でも京都でも、退職教員の方などが中心になって地域で子どもの学びを支える取組みが広がっています。
和束でも、今回のとりくみを土台に、無理のない形でしかできませんが、長期休暇に限らず、日常的な取組みにできればと思ってます。
教育環境を良くしていくとりくみと共に、取り組んでいきたいものですね。
今後は、月1回程度から、やっていければと考えていますが、具体的になれば、またお知らせしていきたいと思います。