こんにちは 岡本しょういです

京都の南部、和束町で日本共産党の町会議員をしています。町や議会などの情報をお知らせしています。

お祭りの連休

2012-11-05 23:20:32 | 小さくても輝く和束町に!

3、4日の連休は、「茶源郷まつり」が開かれて、多くの方が和束に足を運んでくれたようです。

3日は、お祭りとは別に、毎年恒例の「少年の主張大会」があり、そちらを聴きにいきました。

小学生6人(5~6年生で3人ずつ)、中学生6人(各学年2人ずつ)が、それぞれのテーマで発表をしてくれるのですが、5年生は子どもの同級生という事もあるし、6年生や中学生も知った顔も多いので、子どもたちの成長を実感できますね。

内容的には、自分が頑張っている事や、体験した事、あいさつ運動や人権問題、環境問題など様々なことがテーマになっていたんですが、個人的には、5年生の子どもたちの「主張」に光るものが多く感じられました。

子どもと同級生の学年というだけではなくて、中身として、とても良かったんです。

この大会は、今年で28回目とかなり昔からしている事ですが、学校なんかでは、いま特に発表する力が強調されていて、自分の意見をしっかり伝えることができるというのが重要視されてます。

自分の意見を持ち、それをまわりにしっかり伝える事ができるのは、とても大事な力だと思います。

それだけに、子どもの時に身につけた、その力が生かされる社会にしないとなあと。

子どもには、自分の意見を持てとか、発表できるようになろうとか言うけど、大人はどうなのかが一番問われてます。

自分の意見がハッキリ出せる、それが当たり前の社会にしないと、子どもの時の「主張」がなかなか生きない事になるしね。

子どもたちの一生懸命な発表を聴くたびに、そんなことを思ったりします。

 

4日は、朝10時半から、コーラスのステージがあって、青空のもとで歌わせていただきました。

11時からの保育園児のステージを控えて、子どもたちの保護者の方がどんどん集まってくるなかだったので、多くのみなさんの前で歌えましたね。いろいろと激励もいただいて、うれしかったです。

保育園児のステージになると、関係する保護者の方たちでいっぱいになりましたね。

園児の中には、子育てサロンでよく遊んだ子どもたちもたくさんいましたが、元気にがんばってましたね。

お昼過ぎに一度帰宅しましたが、2時頃に子どもと一緒に再度会場に行き、もう一回り。

湯呑みを1つ買って、世界のお茶めぐりをして、多くの種類のお茶を試飲しました。

今年は、天気も良かったし、例年よりも多くの方が参加された感じです。

秋も深まる中、盛況のうちに終わって良かったのではないしょうか。

 

さて、明日から2日間、議会の研修で鳥取県の方面に行きます。

帰りましたら、内容の報告をしたいと思います。


天空カフェ・・・そんなに急いでオープンしなくてもと思うけど

2012-04-26 14:30:43 | 小さくても輝く和束町に!

前にも紹介した運動公園内にある「天空カフェ」が、27日にオープンするらしい。

どれくらい整備できたのかなと思い、現地を見てきました。

まだ、そんなに整備されてない感じですよ。

↓ 案内看板も前のままだし

こういう看板は、ちゃんと整備したほうがいいと思うんですが。

↓ とにかく、カフェにいくまでの階段が急です。

なので、迂回する道をつけたようですが・・。

この先に、階段との合流点がありますが、

けっこう危険ですし、手すりやロープもはってないのはどうか。

階段にも結局は手すりもつけてないし、

いろいろな方、特に、町外からの方に利用してほしいのであれば、もうちょっとちゃんと周辺整備しないといけないのではないか、と思います。

この日、たまたま、カフェに町長と担当課長、府の方がおられたんですが、町長も、現状では高齢者には無理だと言っておられました。

3月議会では、カフェの利用料を定めた条例改定をしたんですが、「お金を取るのか?」と疑問も出てました。でも、この日の話では、減免をして実質は無料みたいな話をされてました。

それだったら、はじめから無料でいいじゃないの。と思うんですが。

施設的にも、運用的にも、いろいろと問題もあるのに、そんなに急いでオープンしなくても良いのではないかなと、私は思うんですけど。

でも、明日、オープンするとの事です。

 


「春を呼ぶ 茶源郷からの灯り」

2012-02-27 10:37:53 | 小さくても輝く和束町に!

2月24日から26日までの期間で、和束町運動公園内を会場に、「春を呼ぶ茶源郷からの灯り」というイルミネーション・イベントが開催されていました。

確か、昨日の朝刊でも紹介されていたので、ご存知だった方も、見に来られた方もおられると思います。

そのイベントに、私も家族で、25日に行ってきました。

その日は、朝から天候が不安定でしたが、夜は何とか持ち直して良かったです。

なかなか幻想的で良かったですよ。
ちょっと、雰囲気をご紹介しますね。

灯りは、竹や牛乳パックを中心に約3000個あるそうで、特に牛乳パックの灯籠は、いろいろなデザインが楽しめて面白かったです。

小学校でも、牛乳パックの灯籠作りをしたそうで、じゅんが自分の「作品」を見つけて教えてくれました。
↓真ん中のカメの形のやつが、じゅんの作品だそうです。

会場には、竹のオブジェもいくつか展示されてました。
なかなか面白いと言うか、すごいですね。

会場では、クリスマスの時のような、電気によるイルミネーションも少しあったんですが、電気と言うのは、やはり明るいものなんだなあとあらためて感じましたね。
ろうそくの灯は、かなり暗いですが、何となく落ちつく明るさを感じます。
電気は、そんなに明るさは強くないのでしょうが、それでもはるかに明るく感じました。
昔、電気が開通した時の明るさは、今でいえば20ワットくらいのものだったらしく、そんなに明るくはないのですが、それでもろうそくの灯になれた人々にとっては、太陽のように明るく感じたのかもしれませんね。

原発事故で、電力やエネルギーのあり方が鋭く問われていますが、事故前までの私たちの生活は、必要以上の明るさを当たり前に思っていたのかも知れませんね。

素朴な灯りのイベントに行ってみて、そんな事も思ったりしてました。

イベントを主催された、和束青年ネットワーク会議や商工会のみなさん、本当にご苦労様でした。


天空カフェ

2012-01-30 09:03:38 | 小さくても輝く和束町に!

おはようございます。

それにしても寒いですね。

日本海側とかはすごい大雪ですが、雪下ろしとかで事故が多発しているニュースが伝えられています。

こちらは、ちらつく程度で、ちょっとでも積もったりすると大騒ぎですが、まだ強い寒波が来るそうなので、とにかく事故のない事を祈るばかりです。

さて、新年明けて早々の新聞に、「茶畑絶景 天空のカフェ 4月オープンへ」という記事があったのを、憶えておられるでしょうか。

運動公園内にこの間建設されていたもので、ちょうど白橋栖の交差点で停車していると上の方に見えているものです。

観光振興の一環で町が、約900万円かけて整備したもので、府内産のスギやヒノキを使った建物で、中は畳敷きの茶席になっていて、山の家や運動公園に来られる方を対象に、お茶を楽しんでもらうためとして作られました。

一度ちゃんと見てこようと思い、先週、行ってきたんです。

山の家からのびている遊歩道を歩いてしばらくすると、この間、ほっこりサークルの方が整備された観光茶園があり、その先に天空カフェが見えてきます。

丸太を敷いた階段をのぼると建物があるんですが、ちょっとこの階段はあぶないですね。
急こう配という事もありますし、雑な感じで、手すりみたいなのもいっさいなく、いろいろな方に利用してもらうには、もう少し整備が必要な感じです。まだ途中なのかもしれませんが。

それに、登り口のところには、↓のような看板もあり、

ちょっと、このままでは利用できない感じですね。

それはそれとして、階段を登りきると、カフェの建物があります。

まだオープンしていないので、中は入れませんが、ちょっとのぞくと、こんな感じです。

ここで、ほっこりとお茶を楽しんでもらう予定だそうです。

カフェからのぞむ風景はこんな感じ。

「天空」というだけあって、360度のパノラマはいい感じではありました。

ここには、もともと、展望台がありましたが、長年放置されてきて、荒れ放題になっていました。

以前、あのままでは危ないし、もったいないし、と再整備なり、有効利用なり、安全対策なりを要望した事もありました。

そういう意味では、再整備された事は良かった面もあります。

ただ、大事なのは、せっかくの「資源」が、どう有効利用されるかにあります。

900万円というのは、大きな予算ですし、「いますべき事なのか?」との声もありました。

観光振興のためという事ですが、これをなぜ整備し、どう有効に活用していくのか、よく議論し、練られたかと言えば、そういうわけでもないようで、有効利用がされなければ、また前のような事態にもなる危険性もあります。

いま町は、交流人口を5万人から25万人にとの目標を掲げて、観光でのまちづくりを進めようとしています。
この間は、和束茶カフェを中心にして、いろいろと創意工夫の中、動き始めているところではあります。

せっかく整備したカフェが、無駄遣いにならないためにも、今度こそ有効利用が望まれますし、町にはしっかりとした方向性をもって運用してほしいものです。


いよいよ町会選挙です

2011-04-12 09:30:39 | 小さくても輝く和束町に!

10日に、府会議員選挙が終わりました。

村城恵子さんは、残念ながら勝利できず、本当に残念!

定数2の相楽で議席を得るには、「自民党の分裂」という「他力」ではなく、どんな組み合わせでも勝てるだけの「自力・地力」が必要だとあらためて実感しました。

村城さんは本当にがんばってくれました。ご苦労様でした。

和束では、363票を獲得。
4年前と比べて、19票減らしましたが、昨年の参院比例票からは、127票増やしたので、共産党としては、少し押し返すことができました。

さて、いよいよ町会選挙です。
今回は、定数10に12人くらいの出馬が予想されていて、今回も厳しい、激しい選挙になる事は間違いありません。

東日本震災という未曾有の災害が襲う中で、被災地の救援や再建に力を合わせて、取り組まなければなりませんし、今こそ政治のあり方や力が問われていると思います。

今こそ、住民の命と暮らしを守り支えるという当たり前の政治の姿、あり方こそ求められています。

日本共産党の議席は、その立ち位置からぶれずに、命と暮らしを脅かす政治に対して一歩も引かないし、妥協しない―ーそこに一番の値打ちがある。

私は、この事を心から訴え抜きたいと思っています。

あと1週間で告示。がんばります。


「過疎計画」の推進は住民主役でこそ

2010-10-19 09:54:14 | 小さくても輝く和束町に!

朝夕の冷え込みが徐々にすすんで、秋らしくはなってきましたが、寒暖の差が激しくて体調の維持が難しいですね。私もこの1週間ほど風邪気味で調子はいま一つ、早く治したいところです。

昨日の「京都新聞」に、「過疎の町どう活性化、和束・自立促進計画決まる」という記事が載りました。
和束町は、この間の急激な少子化とともに、若者の流出、人口減が進み、ついに今年度、国から過疎地域の指定を受けました。

和束での人口減少傾向は、この10年間で急速に進みました。
特に、JRバスの撤退がその大きなきっかけになったように思います。
子どもの生まれる数も、この間大幅に減少し、2005年から2009年までの5年間で、出生数が20人を割った年が3回もありました。
9月議会で2009年度の決算審議がありましたが、09年度における人口動態(出生、死亡、転入、転出を差し引いた数)は、マイナス129人と、この間では大きなマイナスを記録しています。

そういう状況の中で、和束町が過疎地域に指定をされて、今年度から6年間、過疎法に基づく支援を受けられるようになったわけです。
その具体的な中身を決めたのが、「和束町過疎地域自立促進計画」で、9月議会に提案され、承認されました。

具体的な事業名や予算額などの一覧が計画に掲載されているのですが、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、その表を下記に紹介します。


この一覧表を見ると、新聞報道にもありましたが、過疎計画に基づく、総事業費は約37億8000万円で、そのうち過疎債が占める予算は約17億2000万円となっています。

過疎支援の中で、「目玉」と言われるのが「過疎債」です。
借金には変わりないのですが、7割が国負担で、「有利」な借金と言われているものです。
これまでは、「箱もの」と言われがちな施設や、道路整備など「ハード」面に使われるケースがほとんどだったのですが、今回からは観光とか福祉とかの「ソフト」面での活用も認められました。

和束の計画における「過疎債」の使途の割合は以下のような感じです。

教育 5540万円(3.2%) 中学校校舎耐震化
公共施設耐震化 1億円(5.8%) 診療所、福祉センター、保育所など
すこやかエンジェル基金 3000万円(1.7%)子どもの医療費無料化
国保診療所改築 1億5000万円(8.7%)
公営住宅整備 3850万円(2.2%)
防災無線整備 4億2820万円(24.8%)
下水道整備 5110万円(2.96%)
簡易水道整備 6000万円(3.5%)
バス路線維持 4140万円(2.4%)
光ファイバー整備 4億8000万円(28%)
橋改修 1億1740万円(6.8%)老朽化した橋梁改修
観光振興 1億4610万円(8.5%)
地場産業振興 300万円(0.18%)
農業基盤整備 2560万円(1.5%)

防災無線と光ファイバー整備で、約半分を占めていますが、この事業は最終年度の2015年度まで見越した事業になりそうです。
防災無線は、今後、整備に向けた調査等を実施した上での事業であることや、光ファイバーについては、民間会社の整備を最後まで見極めての実施になりそうです。どちらも本来は整備が急がれるものですが、過疎債はいくら「有利」とはいえ、借金であることに変わりない事から、慎重な扱いになっているようです。

私は、9月議会の審議で、特に防災無線の整備は急がれるという観点で質問しました。
というのも、来年7月に迫った地デジへの移行にともない、町営放送も終了する見込みであることからです。
町営放送は、有線という限界はありつつ、町における災害情報などを周知・広報する重要な役割を担っています。しかし地デジに対応できない事から、町は放送の終了を予定しているんです。そうなると、ローカルな情報がなかなか入りにくい状況になる事から、最低でも防災無線の整備が望まれます。
本来なら、町営放送の終了と同時に、防災無線がスタートできるように整備するのが必要ではないか、と早急に整備を行うよう求めたわけです。
必要な調査など、簡単なものではないのはわからないわけではありませんが、災害が多発している昨今、いつ災害が襲うかわからないだけに、無線整備までの万全な対策が求められるところです。

「大口」である2つの事業の他で、目立つのが「観光振興」関係です。
新聞記事でも、その関係の事が大きく取り上げられていました。
観光振興関係の事業で予算が大きい順にあげてみると・・・
・観光ルート、文化財周辺整備 5000万円
・観光案内施設設置 3500万円
・農家民宿開設事業 1360万円
・和束フィールドクリニック構想 1000万円
・天空茶カフェモニュメント設置 1000万円

などがあります。この他にも、空家調査や観光ガイド養成なども予定されています。
町は、この間、グリンティ和束に設置してきた和束茶カフェを中心とした「観光振興」の取り組みを、過疎事業をテコにして、さらに充実させたいねらいがあるようです。
観光の振興については、以前、私も一般質問で取り上げるなど、抜本的な取り組みの強化を要望してきましたし、過疎事業を力に、さらに発展してほしいと願っています。
ただ、そのためには、新聞記事でも触れられていましたが、観光振興も含め、過疎計画のとりくみを、どれだけ住民自身のとりくみとして発展させていけるかにかかっていると思います。
新聞記事の中で町長が「各事業を進めるためには住民の協力が不可欠。課題を整理し、理解を求めていきたい」と述べた事が紹介されていましたが、そこが一番弱いところだと言えます。

過疎計画の「基本方針」にも、まちづくりを「住民と行政が一体となって築くことを基本とする」との文言があります。しかしこの計画が住民の声をくみ上げて作られたとは言えません。実際、計画の中身自身が、住民に公開されないまま議会に提案され、今なお住民に公表されていません。
私は議会審議の中で、「計画の中身が住民に公表されておらず、住民の意見をくみ上げるとりくみがなされていない。パブリックコメント(計画を公表し、事前に意見を募集すること)などは出来たはずであり、出発点から住民不在」と指摘し、今後、計画の内容を住民に伝え、意見を反映させ、共通認識にしていく作業が必要だとして、情報公開や地域懇談会開催などを具体的に提起しました。
町は、時間的な制限を理由に公表や意見募集ができなかったと答えましたが、計画案は7月にはできており、その気があれば十分できた事は明白です。

「住民の協力が不可欠」というなら、計画をつくる段階から住民参加を保障し、内容を周知・広報する事が前提ではないかと思います。

私は、9月議会の審議の中で、それらの点を指摘するとともに、次のような意見を出しました。

・観光振興は大事ではあるが、その土台である農業、茶業そのものの振興に対するとりくみが弱いのではないか。担い手、後継者対策など、農茶業そのものへの支援こそ強化すべきではないか。
・「天空茶カフェモニュメント」なるものに1000万円もかけるのはいかがか。見直すべきでは。
・公共交通の充実と言う点で、現行路線維持がメインとなっているのはどうか。コミュニティバス実現の好機であり、その点での道筋こそつけるべき。
・特に若者定住促進を目的とした公営住宅の整備を。
・子育て支援と言う点で、子どもの医療費無料化の拡充は前進だが、他に、ゼロ歳児保育の実施も触れられているが実施時期は。(→次世代育成計画の期間内でと答弁)

他にもいろいろと聞きたかったのですが、質問時間が短く、十分聞けませんでした。
今回承認された計画は、様々な状況を考えつつ、変更もありうるとの事ですので、それだけに、一刻も早く住民に中身を知らせ、住民の知恵を出し合い、さらに良いものにしていく事が今後大事だと思います。

議会でも指摘しましたが、この計画が「自立を促進するための計画」である点が大切です。
単にこれまで出来なかった事を補うのではなく、1つ1つの事業が、過疎傾向をとめ、まちづくりを進める力になる事が求められています。
そのためにも、「住民の協力」というよりも、「住民が主人公」となった取り組みへの発展が求められているように感じます。


相楽合唱祭・・・オーケストラで歌う!

2010-08-29 00:57:04 | 小さくても輝く和束町に!

もう日がかわってしまったので、昨日になりますが、相楽合唱祭があり、和束町のコーラス「グリーン茶々」の一員として、出演してきました。

場所は、大和郡山市のやまと郡山城ホール。

いつもは、あじさいホールとか相楽地域内であるんですが、今回は合唱祭が20周年という記念の年という事で、奈良交響楽団の演奏による特別合唱をする事もあって、郡山での開催となったみたいです。なかなか良いホールでした。

朝9時に会場に入り、9時半ごろに「茶々」のリハーサル、11時すぎから全体合唱のリハーサルなどがあって、午後からの本番に備えました。

今年は17団体が出演し、「茶々」は5番目に歌いました。

今回の曲は、「少年時代」と「Stand Alone」の2曲。

「少年時代」は、「夏がすぎ風あざみ・・・」ではじまる、井上陽水さんの歌で、「Stand Alone」は、久石譲さん作曲で、NHKドラマ「坂の上の雲」のテーマソングです。

例によって例のごとく、なんとか間に合わせた感じはありつつも、それなりに歌いこんで譜面なしでも歌えるようにはなったので、自分自身の出来としては、これまでで一番良かったかな。

それでも、ホールの大きなステージに立って、客席を前にすると、やっぱり緊張して、特に「少年時代」は、少しこわごわな感じになりましたね。でも、2曲目はまあまあのびのびと歌えたと思います。

出番が終わった後は、会場の要員で、出入り口の案内をしながら、他の団体の歌を聴いていたんですが、個人的には子どもたちの歌が良いですね。

17団体のうち、精華町、山城、加茂、木津の4つの少年少女合唱団が出演していたんですが、現在は精華町が人数的には一番多くて活気がありましたね。

子どもたちの声というのは、高くて澄んだ、伸びやかな声で、なぜかいつもジーンときます。

子どもが歌う歌で、これまでで一番感動したのは、私が学生の頃に聴いた、「ぞう列車がやってきた」という構成曲です。「ぞう列車・・」は、敗戦直後に、国内の動物園で唯一、ぞうが生き残っていた、名古屋の東山動物園に向かう列車を、「ぞうが見たい」との東京の子どもたちの願いにこたえて走らせた実話を曲にしたものなんですが、そんな当時の子どもたちの思いを重ねて歌う、子どもたちの声には圧倒されました。あれ以来、子どもたちの歌はとても好きなんですが、今回出演したみなさんも、とても良かったです。

17団体の出演の後、第2部がはじまり、奈良交響楽団の招待演奏がまずありました。ビゼー作曲の「カルメン」組曲から、聴けば誰もが知っている「闘牛士」など3曲が演奏されたんですが、やはりオーケストラの生演奏は良いですね。

子どもたちによる「青い地球は誰のもの」の合唱の後、大人の混声合唱で、「筑後川」という団伊玖磨さん作曲の組曲を歌いました。

私は、この曲のレッスンにぜんぜん参加できていなくて、リハーサルの時が「初レッスン」という、本来ならステージに上がるのはおこがましいのですが、リハーサルで何とか全体の感じを憶えて、歌わせていただきました。

何しろ、オーケストラの演奏で歌うというのは、なかなか経験できない事ですし、とても光栄な経験をさせてもらいました。

でも、曲をこなすのがせいいっぱいで、オーケストラの演奏にまで気が回らなかったのが正直なところでしたね。

もう、汗(冷や汗もふくめ)びっしょりのフィナーレでした。

本当に、みなさん、おつかれさまでした。

 

こういう場に参加すると、いつも思いますが、文化を豊かにする事は本当に大事ですね。

いま、「無駄をはぶく」という名目、口実で、採算の合わない事、利益があがらない事は、「仕分け」と称して、バサバサと切って捨てる風潮がありますが、文化活動がその標的にされている面があります。

よく、医療や福祉、教育などでヨーロッパ諸国などと比較して、日本が大きく遅れているといいますが、それは文化面でも同じです。日本が本当の意味で豊かな国になれない理由がそんなところにありますよね。

和束のまちづくりと言う点でも、豊かな文化を育てる面で大きな弱点があります。
個々にはいろいろな魅力的な方やとりくみはあっても、なかなか根付いていかない、広がっていかない状況がありますが、その大きな要因の1つは、やはり、文化行政の貧しさがあると思います。

文化を創造し、豊かにしていく主人公は、もちろん住民ですが、その住民の意欲や思いをサポートする行政の役割こそ、もっと発揮してもらいたいものですね。

 

 


和束町が「過疎指定地域」に

2010-01-20 10:48:41 | 小さくても輝く和束町に!

昨日の「京都新聞」に「過疎法は6年延長 宮津と和束、追加指定へ」との記事が載りました。

記事によると、

「与野党は・・3月末で期限が切れる過疎地域自立促進特別措置法(過疎法)について、人口減少と高齢化で維持が危ぶまれる集落が増えているとして、2016年3月末まで6年間延長することで合意」

「過疎債による財政支援の対象に関し、市町村道や下水道処理施設といった従来のインフラ整備だけでなく、①認定子ども園②図書館③太陽光発電など自然エネルギー利用施設の整備に拡大。医師や生活交通の確保などソフト事業も加える」

として、先日開会した通常国会に改正案が提案され、成立したら、4月1日施行の見通しといいます。

今回の延長にともない、指定要件が緩和されて、「1960年から2005年までの45年間の人口減少率が33%以上」などの要件が追加されて、全国では58市町村が新しく指定され、京都府内では、和束町と宮津市が対象になりました。

→追加が予定されている自治体

現在は、全国で729市町村が指定されていて、京都府内では、京都市(旧京北町区域)、福知山市(旧三和町、旧夜久野町、旧大江町の区域)、京丹後市(旧丹後町、旧久美浜町の区域)、南丹市、笠置町、京丹波町、伊根町の7市町が指定されています。

和束町が過疎指定を受ける・・・

みなさんは、どうお感じでしょうか?

確かに和束は、この間、「順調」に人口を減らしてきました。

町づくりの方針である「第3次総合計画」が策定された2001年当時には、約5600人だったのが、4820人(1月1日現在)と、約800人もの人口が失われました。

そういう意味では、「ついにきたか」という感じではありました。

新聞報道を受けて、「過疎法」について、いろいろと情報を集め始めているんですが、過疎指定を受けると、財政上などでの支援がいろいろとあるのは確かです。

法律の中身や、これまで過疎法の指定を受けてきた自治体や地域でのまちづくりの実践などをよく学ぶ必要性を強く感じています。

過疎指定を受けることで、まちづくりにどんな影響が考えられるのかを、よく考える必要があるし、どう生かせば、プラスになるのかを、しっかりと検討する事が大事ですね。

一番大事なのは、なぜ過疎指定を受けるほど、人口が減少したのか、これまでのまちづくりのあり方を、しっかり検証し、総括することではないかと思います。

いま全国では、「限界集落」の広がりなど、地域崩壊の現象が急速に拡大していますが、その背景には、地方財政の切り捨て、農業、林業などの破壊などを進めてきた、これまでの自民党を中心とした政治のゆがみがあるのは確かです。

同時に、和束町としての独自の姿勢やとりくみはどうだったかも、やはり鋭く問われなければならないと思います。

2010年度は、第3次総合計画の最終年度で、第4次総合計画の検討、策定も行われます。
12月議会での決定を受けて、審議会の公募委員の募集もはじまりました。

→公募委員の募集についてはこちら

今後10年間のまちづくりの方向性を議論する年に、過疎指定を受けることになった事を正面からとらえて、これまでにない真剣な議論と計画づくりが必要になっているのではないかと感じます。

そして、今年は4月に知事選挙、7月に参議院選挙が連続してあります。
地方や農山村を切り捨て続けてきた政治を問いなおす絶好の機会です。

過疎という現象は、決して自然現象ではなく、ゆがんだ政治による必然でもあると私は思います。

今回の過疎法の問題を、そういう根っこを考え、変えていく機会にしたいと思います。

参考☆日本共産党の「過疎地域対策」


見晴らしは良いのだけれど・・・

2009-06-10 10:24:15 | 小さくても輝く和束町に!

 昨日の朝、釜塚橋で宣伝をした後、運動公園を見に行きました。

運動公園は、加茂方面から来ると、ローソンがある白栖橋交差点を左折し、しばらく行ったところをまた左折して行くとあります。その途中に、昨年オープンした「和束茶カフェ」が右手にあります。町外の方で来られた際は、ぜひのぞいてくださいね。

運動公園には、グランドや児童遊園、テニスコート、芝生広場などがあり、小高いところに「山の家」があって、和束での憩いの場、観光スポットでもあります。

和束町は、この間、茶畑の風景が、京都府の景観資産指定第1号に選ばれています。
それを受けて、これまでになく観光という分野に力を入れようとの動きを見せています。

私も、1年半ほど前に、観光の取り組みについて一般質問をした事もあり、様々な機会に質問もしてるんですが、観光に力を入れようという動きは、基本的には良い事だと思います。

ただ、いつも言ってるんですが、観光をすすめる際に大事な事の1つは、現在ある町の文化財とか史跡とか、施設とかをどう生かすかではないかと思ってます。
「和束茶カフェ」のように、新しいスポットをおおいに盛り上げる事も大事ですが、そこを拠点にして、観光振興をしようとしているだけに、今ある地域の財産を再点検して、再整備していく事が非常に大事だと思っています。

運動公園は、カフェに隣接しているし、山の家という宿泊施設も抱えているだけに、大事なスポットだと考えていて、そこの状況をあらためて見てみようと行ってきました。

テニスコートの方は、草刈の方が作業しておられたので、山の家の下にある休憩所付近から展望台のある方に行きました。

休憩所の方に行く手前に、子どもが遊ぶ児童遊園があるんですが、ここの遊具も老朽化して、どんどん撤去されています。

和束は子どもが遊べるところが意外にないので、魅力的な遊具がある公園の整備がぜひ必要だと感じてます。撤去するだけで、放置状態なので。

休憩所も、年間でほとんど使用されていません。
休憩所の横に以前は屋根のあった野外の休憩スペースがあるんですが、

ここも屋根に使われていた木材が落下してきて危険なので、撤去されたんですが、それっきりですね。でも晴れた日とかはなかなか良い休憩スポットですよ。

このすぐ近くに、池があるんですが、

今は水が抜かれていて、枯れてます。
以前、この池に金魚とかいて、よく子どもと遊んだりしたんですが・・・。

この池の横から上の山の家につながる道があり、そこを歩いていきます。
何度か草刈をしていただいているんですが、昨日は草でいっぱいでした。

山の家から、さらに上に行くと、「和束ティーパーク」という看板があります。
いま、日本内外のお茶の木を植えた公園づくりが、「ほっこりサークル」という、商工会や茶農家でつくっておられる団体が手掛けておられます。

ここのすぐ上方に展望台があります。

が、見ておわかりのように、展望台に行く道が、あるような、ないような。

近くで農作業されていた方に聞くと、「道はありますよ」と言われるので、行ってみたんですが、とにかく雑草やパークづくりで出た古木などでいっぱいで、行くのはなかなか大変でした。これでは、一般の方はとても行けないです。

でも、なんとか行ってきました。これが、展望台です。
上が正面から、下が下の方から見た感じです。

見ての通り、かなり老朽化していて、はっきり言ってけっこうスリル満点?です。
でも、「危険、入るな」との掲示もないし、どうなってるんでしょうか?
別に行っても良いならば、良いで、もっと行きやすくしておかないと駄目だし、駄目ならばダメで、ちゃんと表示しておかないといけないのでは、と。

でも、ここからの展望は、確かに素晴らしいです。

ちゃんと、直すべきはなおして、和束に来られた方(もちろん、町内の方も)に、しっかり堪能してもらえるようにしてほしいですね。この点については、6月議会でも取り上げたいと思います。

ある方が、「観光は、もてなしの心が大事」と言われて、和束は、そこがまだまだ弱いと話されていた事があります。

本当に、観光でまちおこしをしようと思うなら、どこを見てもらっても、来て良かった、また来たい、と思ってもらえるような状態にしておく努力が必要ですね。


まちの音楽会&9条の会宣伝

2008-12-09 09:25:35 | 小さくても輝く和束町に!

 7日の日曜日に、私も所属させていただいているコーラスグループ「グリーン茶々」の主催する「まちの音楽会 お茶の里クリスマスコンサート」がありました。

 昨年に続いて2回目のコンサートで、住民の方に、日頃の練習の成果を披露するとともに、町内の音楽や芸能に親しむグループのみなさんにも出演いただいて、交流する場にもなっています。

 今年は、コーラスとしては、「故郷」「茶摘み」「冬景色」「夢路より」「グリーンスリーブス」「アメイジンググレイス」を発表し、一番最後に「ジングルベル」「きよしこの夜」「ホワイトクリスマス」などのクリスマスソングを聴きにきてくださったみなさんと一緒に歌いました。

    

 なかなか練習に参加できない時もあり、いつも綱渡り状態でなんとかついていっている感じですが、気持ちよく歌わせていただきました。

 「私も歌ってみたい」と言う方は、ぜひ教育委員会か、代表をされている中尾康光さん(石寺の方)にご連絡くださいね。

 

 明けて昨日は、12月8日。
いわゆる太平洋戦争の「開戦の日」でした。

この日、午後の1時間程度でしたが、「和束9条の会」の代表の方と不戦と憲法の大切さを訴えて町内を回りました。なかなか十分な活動ができていない状況ではありますが、代表の方から「ぜひ、やりましょう」と声をかけていただいて、ご一緒に回りました。来年は、活動の再開に向けて動き出せるようにしたいと思います。

この間、改憲を声高に叫んだ安部政権が退陣し、9条の会の全国的な広がりや世論の力もある中で、表面上は改憲の動きを抑えている様子もありますが、この間の「田母神問題」など、過去の侵略戦争を美化・正当化し、「戦争する国づくり」を進める動きは、ある意味、着実に進んでいるとも言えます。国民投票法もできており、いつでも改憲に向けてゴーサインを出せる状態でもあります。

油断せず、憲法を守り伝える取組を粘り強く続けたいと思います。

 

いよいよあさってが議会開会、一般質問で、意見書の提案も初日となったので、正直大変な状態です。いい質問ができるよう、がんばります。