こんにちは 岡本しょういです

京都の南部、和束町で日本共産党の町会議員をしています。町や議会などの情報をお知らせしています。

親子 川の学校

2009-04-28 11:55:19 | 子育て奮闘中!

 今朝、臨時議会がありました。

町長選挙を終えて、3期目となる堀町長の初議会です。

町長は、冒頭のあいさつで、こんな話をしました。

1つ。1期目は財政再建にあけくれ、2期目は、広域行政に取り組んだ。
後期高齢者医療、相楽東部、そして税務も広域連合で進められようとしており、広域行政に活路を見出していきたい。

2つ。府と一体となって、「宇治茶の郷・和束の郷」づくりを進めたい。道路整備も引き続き要望を強め進めたい。安心・安全という点での「治山治水」も。

3つ。「元気な農山村」を発信したい。国の補正14兆円の中に、農林水産関係、農村活性化を図る予算も盛り込まれている。地方と農村を重視する方向が見られる。

これらをメインに、単費事業は平成23年度まで無理だが、継続事業の確保や観光事業などにも力を入れたい。

これらを、住民との協同(共同?協働?)ですすめる。
今の総合計画が2010年度で終わるので、次の計画を住民と一緒に作り上げる。

これからは、補助金事業でなく、交付金事業が重点となり、地域の実情にあった「提案型」が大事であり、職員あげて知恵を出して取り組みたい。

そのためにも、職場を明るくしていく。

元気な日本は元気な農山村から、元気な農山村は元気な職場から・・・

そのための役場組織の在り方も考えていきたい。

・・・とまあ、こんな感じのお話でした。

正直、呑気な話をされてるなあ、と思いました。
いま、これだけ暮らしも雇用も地域も危機的な状況なのに、その点に対するお話はいっさいなし。
大企業や金持ち中心の「超バラマキ」的内容の、政府の経済対策を「地方、農村重視」などと持ち上げ、国・政府が農村や地方に目を向けてきているなどと言うのは、あまりにも今の地方や農村の実態を見ない、呑気な話。

「住民と一緒に」にいたっては、あきれるばかり。
この間の広域連合の設立、教育委員会の統廃合のみならず、とことん住民無視・軽視でやってこられた事を、「反省」されたのでしょうか?

これから、どう「一諸」にやっていかれるのか、よーく見ていきたいと思いますし、6月議会に向けて、よく準備して、町長の姿勢をただしていきたいと思います。

 

ところで、「豚インフルエンザ」が、世界的に大問題になってきていますね。
とりあえず、福祉課には、町のホームページとかで、情報が取れるように要望しておきましたが、京都府は相談窓口を設置しているので、その事もご紹介しておきます。

◆府相談窓口 

さて、ようやく本題です。

26日の午前中に、木津川出張所管内河川レンジャー が主催、

国土交通省近畿地方整備局淀川河川事務所が支援、

NPO法人 やましろ里山の会 が協力する

「親子 川の学校in和束川」に家族で参加しました。

 

 

    

学校から配られたチラシを見て参加してみたんですが、なかなか面白かったです。

当日の朝10時に、中区公民館の駐車場に集合。和束からは、岡本家をふくめ3組の参加で、全体的には、奈良市や滋賀県、京田辺、城陽、宇治などから20人以上の方が来られていました。

この日は、前日までの雨があがってきたとはいえ、不安定な天候で、気温も低く、風がめちゃくちゃ強く、川遊びをするには、あいにくの日和でしたが、自己紹介をした後、早速、川に行きました。

レンジャーの方から説明をしてもらって・・・

    いざ!魚さがしに川へ!

    

        「よしのぼり」の稚魚らしい・・・

        

レンジャーの方と、さらに、さらに・・・

・・・と、約1時間くらい、つめたーい!川に入り、網やバケツを持って、流れがあまりない草影あたりを狙い目に、「捜索」。はじめは「よしのぼり」と言われる小さな魚がよく網に入り、そのうち、ドンコと言う頭でっかちな少し大きめの魚も。

レンジャーさんについて探していたじゅんとママは、シマドジョウにも遭遇で、歓声をあげて大喜び。
私も、他の子どもたちとあちこちと動き回って、長靴に川の水がどんどん入り込むのも構わずに、探しました。カエルやおたまじゃくしもたくさんいましたね。タニシも久しぶりに見ました。

終了の合図の笛が鳴り、川からあがり、とれた魚についてのお話をききました。

    これは、「かまつか」と言われてたかな。食べられるそうです。

    

      これは、シマドジョウ。なかなかかわいいです。

       

レンジャーさんのお話では、これだけいろいろな魚が生息していて、ヒクイナやカワセミ、セキレイなどの野鳥も見られるのは、和束川がきれいな川の証拠との事です。

以前、和束川は、ホタルも飛ばないとか、奇形の魚がいるとか、川が汚れているとの話がよくありましたが、この間は、ホタルもよく飛んでいるし、またきれいな状態を取り戻しているのかも。接続が遅れているなど問題はありつつも、下水道の普及や、学校などで毎年行われている清掃活動なども生きているようです。

ちょっと、さむ~い中ではありましたが、あらためて和束の自然の豊かさを実感しました。

今回の学校を機会に、川をはじめ、和束にある自然に、もっと入っていきたいと思いました。

河川レンジャーや、やましろ里山の会では、年間で、いろいろと多彩な企画や行事もされているようで、また参加していきたいですね。

 


2年生最初の授業参観&PTA総会

2009-04-23 15:49:56 | 希望を育む教育を

 今日は、なんとなく肌寒い感じですね。

今朝は、子育てサロンの開催日でした。15組の参加があって、新しい方が2組。
1組は、よく子どもさんと散歩されているのを見かけていた方で、今朝も散歩されていたら、たまたまサロンをしていたのでのぞいてみたとの話。初めは、「ちょっとのぞいてみただけなので」と遠慮されていたんですが、1歳間近の子どもさんが、遊びに入っていったのを見て、安心されたのか、最後まで参加されていました。
前々から、声をかけようと思っていただけに、とても良かったです。

今日は、この間、2人目の出産を終えたお母さんも来られたり、なかなか賑やかなサロンでした。子どもたちも元気いっぱいで、よく遊べました。

 

さて、

昨日は、2年生になって、初めての授業参観がありました。
1年生の教室から、すこうし奥に行ったところの教室に変わったんですが、はてさて、どんな感じかな?と興味津津で見てきました。

授業は、国語。あるお話を読んだり、お話の中身から、いろいろと考えたり。
先生も、いろいろと工夫して、授業を進めておられました。
途中から教室の後ろに立って見ていましたが、1年生の時は、一番後ろの席から少し余裕があった感じでしたが、今回はもうギリギリで、すぐそこに子どもの背中。
教室の広さは一緒だと思うんだけど・・・なんで?と思いましたが。
やっぱり、子どもの身体が大きくなっているし、机と机の間が微妙に間隔が広くなっているのかもしれません。

授業参観は、だいたい5時間目。一日の疲れもあるだろうし、給食の後と言う事もあるからか、やっぱり眠そうだったり、ちょっと眠ってしまったり・・・、この日は、特別支援の先生もおられて、3人の先生が入っておられましたが、なかなか大変そうな感じもありますね。普段は担任の先生と補助の先生ですが、2学期からは担任のみになる予定です。やはり、補助の先生には、通年で入ってもらえた方がいいなあとあらためて感じました。

でも、子どもたちは、1年生の時の雰囲気とはまた違って、この1年で成長した姿をそれぞれ見せてくれていました。2年生の間に、どんな成長をとげていくのか、楽しみですね。

参観の後、PTA総会に出席しました。
昨年は、初めての経験で、ずいぶん緊張しましたが、少しはリラックスして今年はのぞめました。
今年も、少し意見を出しました。
予算会計の事で確認した後、3つの事を話しました。

1つは、PTA活動への参加を広げるためにどんな取り組みをしていくのか、保護者の1人として何ができるのか。

2つは、会員の思いや意見をPTAとしてくみ上げていく取り組みをぜひしてほしい。

3つ目は、4月から発足した連合教育委員会について、PTA、保護者に説明というか、話をしていただく機会を持っていただきたい。

という事でした。

 私の他には意見はなく、その後、間もなく総会は終わりました。
総会の時間は、30分程度しかないし、この後にも、役員さんの専門部の会議もあるので、時間的にも意見を出したり、議論したりするのには、とても厳しいものがあります。正直言って、そういう中で、意見を出したりするのは、けっこうプレッシャーを感じています。何も言わないで、承認だけしていれば楽なのかもしれません。

でも、やっぱり、そういうのは良くないなと思っています。
よく、PTAの活動の本なんかを読むと、「会議の場で発言すると、冷たい目で見られる」とか「じっくり議論できる雰囲気がない」とか言う「経験談」なんかが紹介されていますが、PTAに限らず、どんな集まりでも組織でも、議論のない、意見がでない(出せない)ところは、発展しないし、魅力がなくなります。

PTAの活動方針に、自覚的に積極的に活動に参加するという事がうたわれていますが、どうすればそんな活動ができるのか、なぜ参加が広がらないのか、などを真剣に議論したり、意見を出し合わないと、なかなかそうはならないし、何も議論もない中で、自覚も自然に生まれるものでもないと思います。

昨日の総会も、ほぼ役員さんのみの参加で、役員さん以外の参加は本当にわずかでした。平日でもあるし、なかなか困難もあるのは確かです。
でも、PTAはみんなの組織だし、総会は会員から集める会費の使い道や、活動方針を決める、とっても大切な場。PTAの活動は、学校のお手伝いだけではなく、子どもたちの教育をみんなで支え、良くしていくために力を合わせることだと思っています。役員さん以外は関係がないみたいな活動になってしまったら、結果的には、子どもたちのためにも良くないなあと感じます。

とにかく今年も、保護者の1人として、出来る限り取組に参加して、一緒にいろいろと経験しながら、自分自身も成長できるように、と思います。


全国学力テスト

2009-04-21 22:28:55 | 希望を育む教育を

 先週の土曜日、父の七回忌の法事でした。

6年前の4月26日が命日なのですが、その日は、3期目をめざす町議選挙の真っ最中で、投票日の前日でした。

そんな事もあって、あの時の事は、よく憶えているんですが、もうあれから6年もたつんですね。
父は9人兄妹の6番目なんですが、他のご兄弟は健在で、一番長兄の伯父さん夫婦と父の2つ下の叔母さん夫婦が遠方から駆けつけてくれました。お元気そうで何よりでした。

 

 今日は、3回目の「全国学力テスト」でした。

今回は、これまで国公立で唯一不参加だった犬山市も参加し、国公立関係は初めて100%の参加となりました。一方で私立の参加は47.5%と年々減少しているようです。

私は、こんなテストは意味がないし、早くやめるべきだと思ってます。
過去2回のテスト結果を受けて、あれこれ指摘されている課題は、これまでも指摘されてきた事ばかりだし、こんなテストをやらなくても、学校現場では十分把握されているはずです。しかも「テスト返し」は数か月も先で、単にできたか出来なかったかしかわからないような事で、どんな役に立つのか甚だ疑問です。

こんなテストを、毎年50億円もの経費をかけてやる意味がどこにあるんでしょうか。同じ50憶も使うなら、学校現場にもっと先生を増やして、1人1人が本当に理解できる環境を作ったほうが、よっぽど子どもたちにとってプラスになると思います。

仮にやるにしても、なんで全員対象なんでしょうか。
このテストは、あくまで学力状況の傾向を知るための「調査」なんです。
だったら、全員でなく抽出調査でも十分だし、実際、都道府県・政令指定都市の教育委員会の約3割が「抽出調査で良い」と言い、当の文科省の担当官も「学力の状況の全国的な傾向の把握のためなら、全員対象の調査でなくてもいい」と言ってるそうです。

それじゃあ、なぜ、こんな無意味な事をやり続けるのか?

結局、「順番をつけたいから」ではないのでしょうか?

同じ日の同じ時間に、同じ問題を、全国の小学6年生と中学3年生が全員受ければ、自ずと順位がつき、序列化が起こります。その結果、いま全国で起こっているのは、「順位を上げるための競争」で、学校長が教育委員会に呼びつけられて、点数が低い、上げろとなじられ、学校では、「指導」を受けた校長が教師を呼びつけ怒る、子どもには、テスト対策のためのテストをしたり、点数を上げるための「指さし」などの不正行為まで起こっている例があるそうです。

ここには、すでに、子どもたちの姿はなく、子どもたちの学力ではなく、全国テストで順位を上げる事が目的になってしまってます。

大阪府の橋下知事が、テスト結果の公表を行った事を発端に、市町村ごとや学校ごとの公表が進められる傾向にありますが、とても滑稽に思うんです。
あるテレビ番組で、鳥取県がテスト結果を、情報公開の対象とし、情報開示を前提とした中での初めてのテストとなった事を報道していました。その中で、情報開示はするが、それをインターネット上などで流したりするのは困るという話が出ていましたが、とても無責任な話です。現在のネット問題から考えれば、流出するのは目に見えているし、それで一番傷つくのは子どもたちです。そんなリスクをおかしてまで公表・開示する必要性がどこにあるのか。

そもそも結果を公表する事にどんな意味があるのかと思うんです。
たった1日だけで1回だけの、しかも算数(数学)と国語だけのテストの結果で、どれだけの「学力」がはかれるというのでしょうか。そのほんの一部にすぎない事は、文科省自身も認めています。それなのに、なぜ、そんなに目くじらをたてるんでしょうか。公表・開示されたところで、それでわかるのは、「●●より高い、低い」という順位だけです。子どもたちの学力にとって大事なのは、点数や順位よりも、どう理解できているか、できていないか、を本人が理解することです。そんな事はいっさいわからない「第3者」が、点数や順位を知ったところで、子どもたちの学力向上とどんな関係があるでしょうか。

 

全国テストで、私が一番気に入らないというか、危険だなあと感じているのは、学力というものを、「モデル化」というか、国の意向に沿った型にはめ込もうとしている事です。
全国テストでは、算数(数学)、国語の教科だけでなく、生活面での調査もされています。例えば「朝食を食べているか」とか「塾に行っているか」、「読書はしているか、何冊くらい読むか」「ゲーム、パソコンを何時間しているか」「家で手伝いをしているか」「家の人と話をしているか」「学校は楽しいか」「夢があるか」「こまっている人がいたら助けるか」・・・・・・子どもの内面、プライバシーに踏み込んだ質問がいろいろされて、これもデータ化、平均化されます。そして、その傾向と教科の点数とがリンクされて、「モデル化」されていくんです。例えば、「早寝早起きし、朝食を必ず食べ、読書好きで、正義感が強く、家の手伝いもよくし、家族とよく話し、学校が楽しい」子どもは、学力が高い・・・といった感じで。

「早寝早起き、朝ごはん」というスローガンが、学校ではよく言われます。
私は、これも一つの「モデル化」だと感じています。
早く寝て、早起きして、朝ごはんをしっかり食べる・・・この事自身は、子どもに限らず大人も含めて、健康に生活していく上で大事な事です。
ただ、学校でこの事が言われる結論として、「そういう子どもは、学力が高い」という事につながっています。「だから、早寝早起き、朝ごはんが大事ですよ」と。

でも、親の働く環境や経済状況など、各家庭の状況は様々で、必ずしも「理想」通りにいかないケースが多々あります。それを単に各家庭の「自己責任」にして、「早寝早起きして、必ず朝ごはんを食べましょう」と繰り返しても、プレッシャーになるだけで、何の解決にもなりません。

全国テストの結果から生み出される「傾向・モデル」でもって学校、教師が尻をたたかれ、子どもや親が追いつめられる・・・・その裏で、テストを委託された受験産業大手の業者が、膨大な個人情報を握り、巨大な利益を得ていく・・・このテストから、こんな様相を感じています。

はじめに書いたように、3回目にして、国公立関係が100%の参加になったのですが、これだけとっても、国の意向に沿った教育の色合いが濃くなっていると感じます。
このテストは、義務でも何でもありません。だから私立では半分も参加していません。テストに参加するかどうかは、各教育委員会の判断ですし、参加しなかったからと言って、どうなるものでもありません。これだけいろいろ問題も指摘されているんですから、不参加がもっとあっても不思議ではありません。
しかし実態は100%です。私は、どれだけ真剣に、議論・検討されているのか疑問ですし、「お上がやる事に逆らえない、逆らわない」という傾向が、教委にも学校にもあるんではないか、と思ってしまいます。

義務でないなら、本来は、子どもが受けるかどうかも自由のはずと私は思います。
でも、その自由は保障されていないのが実情です。

 

「競争する事は悪いことではないし、競争しないと伸びない」という意見があります。
私も、競争する事をすべて否定はしないし、お互いを高めあう競争であれば、大きな意味もあるし、成長の力にもなると思います。

でも、今の教育の現状として多くは、「競争させられている」と思いますし、相手を蹴落とす競争になっています。全国テストは、そういう風潮を増長させる役には立っても、本当の意味で、競争の面白さを知り、お互いに成長しあう楽しさや喜びを味わう事にはつながらないと、私は確信しています。

なので、全国学力テストが一刻も早く中止、廃止される事を望んでいます。
未来を拓く子どもたちにとって、何が大事なのか、今こそよく見つめていきたいです。


学童保育・・高い協力金、何に使われてるの?

2009-04-17 13:40:52 | 子育て安心の町に

つい先日、学童保育を利用されている、ある保護者の方から

「学童保育の事業の収支とか、配ってもらえないのでしょうか?」

という話がありました。

他の自治体よりも、はるかに高い協力金を払っているけれど、とりだてて充実しているわけでもない・・・いったい、協力金はどんな事に使われているのか知りたい、という趣旨のようでした。

もっともなお話。

という事で、福祉課に、20年度の事業の収支結果をまとめて、利用者に配ってもらえないか、と要望してみました。

しかし、これが、なかなかのもので。

20年度は、まだ最終的な決算ができていないので、という事もあるのですが、それ以前の問題の回答でした。

課長は・・・

「決算は、議会の承認を得て、すでに公表しているものだから、それを見ればわかります。だから、それとは別のものは出す必要もないし、出す予定もありません

私は立場上、決算を知る事ができるけれど、一般の方は、そうではない。要望があるんだから、出してもらえないか、そんなに難しい事ではないはずだ、と重ねて要望しましたが

「知りたかったら、役場に来てもらって下さい。総務課に決算書はありますし、来てもらえれば説明します」と、あくまで出さないとの回答。

知りたかったら、役場に来い!と言わんばかりの対応には、さすがに立腹。
最終的には、とりあえず「出す方向で考えます」とはなりましたが、役場の昔ながらの体質みたいなものを感じました。

 

参考に、2007(平成19)年度の決算をもとに、学童保育事業の収支状況を見てみると、こんな中身になります。

<2007(平成19)年度 放課後児童対策費の収支>

◎収入

利用者協力金(月1万円) 210万5000円(構成比63.8%)
・府補助金            84万2000円(同25.53%)
・町支出              34万5684円(同10.48%)

  合計             329万2684円

◎支出

・指導員賃金         298万3550円(構成比90.61%)
・消耗品費             5万9848円
・食糧費(おやつ代)      13万7612円(4.18%)
・賄材料費             1万1830円
・医療材料費              8246円
・通信運搬費            3万9298円
・傷害保険料            3万3400円
・備品購入費(ファクシミリ)    1万8900円 

  合計             329万2684円 

 上記の内容を見ても、わかりますが、支出の9割以上が人件費です。これは、20年度もほぼ同じような傾向だと思います。この割合で考えると、協力金210万5000円のうち、190万7340円ほどが人件費に使われた事になります。個人レベルで言うと、年間12万円のうち、10万8732円が人件費となる計算。ちなみに、おやつ代は、年間5016円程度となります。

 学童保育にとって、指導員さんの役割は重要ですから、人件費の割合が高くなるのは、仕方がない面もありますが、こんな予算では、事業の充実は大変困難です。

 和束の学童保育は、指導員さんが全員アルバイト雇用で、人件費は大変安上がりにされているし、施設も19、20年度で言えば、教育委員会の経費になっていたので、施設面での経費がいっさいかかっていないなど、経費的には高くついていません。他の自治体では、嘱託職員を雇用したり、施設面での経費もあるのに、利用者の負担は和束の半分程度です。

「安上がりの運営」をしているのに、協力金が高いのは、事業が始まった当時に決めた高い協力金に「おんぶにだっこ」の運営をし、町の支出を低く抑えているからと言えます。19年度を見ても、町は年間35万程度しか支出しておらず、経費の1割程度しか負担していません。経費の6割以上を利用者負担で賄っています。

以前、町長は「運営費の半分を公費で、半分を協力金で。これが原則」と議会で答弁し、高い協力金を合理化していましたが、それがいかに根拠のない事かがわかります。

また、府の補助制度の上では、仮に協力金を半額にしたとしても、町の支出は年間40万程度の増で済みます。利用者の負担を減らす事は十分可能なのに、それすらやろうとせず、利用者に負担を押し付けているのです。

いずれにしても、町の支出が少なすぎます。

今年度は、子どもが40人ちかくになるなど、学童保育のニーズは高まっており、それを支える指導員さんの体制も含め、根本的な改善・充実が必要になっています。
4月から、となりの部屋を開放して、スペースを広くした事は前進ではありますが、指導員さんは、資格を持たない方が1人増員されたのみで、一番の願いである協力金の値下げは先送りされています。

学童保育は、児童福祉法に基づいた事業に法制化されて10年以上がたち、まだ法的な強制力はありませんが、「ガイドライン」という事実上の「基準」も示されています。町は、学童保育の位置づけを根本的に高め、これまでのような「安上がり」の運営をあらためて、もっとまじめに、充実に取り組む事が必要です。

 「協力金が、どう使われているのかを知りたい」との声は、そのための貴重な1歩です。

 


4・26演説会に、ぜひお越しください!

2009-04-15 14:55:40 | こんにちは、日本共産党です!

 4月26日(日)に大きな演説会を予定しています。

場所は、精華町光台の、けいはんなプラザ大会議場

開場は、午後3時から

入場無料です。ぜひ、ご参加ください!

  

↑のチラシにもありますように、

メイン弁士は、党書記局長の 市田忠義 さんです。

市田さんは、私が民青同盟で活動している時に、党京都府委員会の委員長をされていて、その時にも、何度もお話を聞く機会がありましたが、当時から話が面白いというか、わかりやすい話をされてました。

その後、中央委員会の書記局長・参議院議員にもなられて、大活躍されてます。

その市田さんが、精華町に来られて、今の政治をどう見るか、どこを変えていけばいいか、日本共産党ってどんな政党か?などを、たっぷりと話されます。ぜひ、ご一緒に演説会に参加しませんか?

当日は、バスも運行し、和束にもバスが入ります。

和束町役場前に、午後2時15分 です。

ご参加いただける方は、ぜひバスをご利用ください。

連絡先は、岡本まで。

電話 0774-78-2227

メール jun-727@orange.plala.or.jp まで。

 


「シルバー人材センターをつくってほしい!」の声

2009-04-13 11:50:55 | 命とくらし守る政治を

  

最近、本当に天気が良いですね。あたたかいを通り越して、暑いくらいの時も。

あっという間に桜が満開になり、そして派手に散ってますね。そんな中、ふと地面を見ると、タンポポが。ついつい桜に目がいきがちですが、タンポポのたくましさにも春本番を感じます。

 昨日の日曜日。午前中は、5月に町議選挙を控える精華町に。
今度、4期目の挑戦となる、鈴木ひでゆきさんの支援で、桜ケ丘に行き、お昼までの時間、街頭宣伝をしてきました。天気の良い日曜日という事もあり、外出されている方が多いのか、あまり人影もなく、静かな感じでした。

 選挙は、5月5日告示で、連休のさなかなので、投票率が心配ですが、総選挙を目前にしたとても大事な選挙。いま、3年後の消費税増税をあてこんで、なりふり構わない「バラマキ」で、国民の支持をつなぎとめようと、政府・与党は必死みたいですが、そんな事では通用しないと言う事を、精華町で示す意味でも負けられません。

 

帰宅した午後からは、天気が良いから外出したいと「要求」する子どもを連れて、思案したあげく、宇治の塔の島公園に行きました。

以前、宇治に勤めていたので、この辺はよくウロウロしていたものですが、実のところ、平等院などがあるこの周辺は、あまり落ち着いて行った事がありませんでした。

行ってみると、なかなか良いところですね。
駐車場に車を置いて、歩いて宇治川沿いから塔の島に行くと、そこから遊覧船が出ていて、20分ほどの川面の涼しさを楽しんだりしました。島では、家族連れや学生の団体などが、散り始めた桜の下で、食事をしたり、ボール遊びをしたり。ある将棋愛好家の方々のグループが対局をされていて、飛び入りで子どもと対局していただいたりも。
 これだけ広いゆったりとした公園があるのは、やっぱり良いものですね。
宇治川では、6月くらいから鵜飼もされるようです。

 

さて、日曜日が明けた今朝は、ローソン前で宣伝しました。

宣伝が終わる頃に、ある高齢の男性の方が声をかけてこられました。

お話を聞くと、「シルバー人材センターを何とかつくってほしい」との事でした。

ある地域の老人会をされているそうですが、その集まりの中でも話題になっているとの話。

その方が言われるには、「他ではシルバーがあるのに、なんで和束にはないのか。
介護保険とか取られるばかりで年よりは大変。滞納したらすぐ差し押さえとか言いよる。取ることばかりでなくて、少しでも収入が入るように、仕事をつくってほしい。そのために、シルバーをぜひつくってほしい」との事でした。

私は、これまでも議会で何度もシルバー人材センターを作るように求めてきた事も伝えながら、引き続き要求して、立ち上げられるように頑張る事をお話しすると、「ほんまに頼みます。がんばってほしい」とお願いをされました。

和束では、4月から。また介護保険料が値上げとなるなど、お年寄りの暮らしはますます厳しくなります。宣伝の後、あるお店でお会いした高齢の女性の方も「ますます暮らしにくくなっている。定額給付金を1回もらったくらいでは、何にもならない」と嘆いておられました。

以前から、「元気なうちは、少しでも働いて収入を得たい」という声をお聞きしていましたし、この前の3月議会をはじめ、繰り返し実現を求めてきました。相楽でも、木津川市や精華町はすでにあり、府内でも多くのところで設立されています。

町は、必要性は認めつつも、具体化には消極的ですが、シルバー人材センターの実現を、あらためて強く求めていきたいと思います。


6年目の子育てサロン

2009-04-10 11:30:49 | 子育て安心の町に

 以前にも何度か書いてますが、私は、「子育てサロン」のスタッフをしています。

じゅんがまだ保育園に行く前の頃に、同じ年頃の子どもさんを持つ、あるお母さんのお誘いもあって、立ち上げに参加しました。

1年目は、多い時で5組ほどの参加の、とてもこじんまりとした集まりでしたが、初めての新鮮さも手伝って、なかなか心地よい場所として、子どもたちもお母さんたちも楽しみました。

2年目から、急速に参加者が増えて、内容も少しずつ発展。多い時は20組ちかい、とても賑やかなサロンになりました。

サロンでは、あまり特別な事はしていません、というか、しません。
月に2回ほど、福祉センターの和室をお借りしてやっているんですが、お母さんたちがおしゃべりしていて、その周りで子どもたちが思い思いに遊んでいる・・・って感じです。年に何回か、クリスマス会とか企画もしますが、普段はだいたいこんな感じ。

こんな感じで良いのかな?と以前考えたりしましたが、お母さんたちは、とにかくお友だちが作りたいし、いっぱいお話したい、それが一番らしく、結局、こんな感じで、5年間やってきました。

少子化が急速に進む和束。地域では、子どもの姿がめっきり減りました。

そんな中で、地域では、おしゃべりできる相手も、子どもの遊び相手も、なかなかいない・・・。特に、外から嫁いで来られたお母さんたちは、つながりもないので、あるお母さんは「家に引っ込んでいる時もあった」「知り合いもなくて不安だった」と話されていた事もあった。

昔は、家の近所で、おしゃべりの相手も、子どもの遊ぶ相手も自然にできたけど、今は、自分から探しに、出向いていかないと出会えない状況があります。お母さんたちが車に子どもを乗せて、遊び場を探して放浪・・・こんな状況なんですね。

そんなお母さんや子どもにとって、サロンは、待たれていたんだなあと、この5年間やってきて、つくずく実感しています。
サロンが生まれた頃と同じくして、子育て支援センターができて、「すくすく」もすっかり定着するなど、以前に比べて、お母さんたちの「居場所」は、けっこう増えてきたし、そこを通じて、つながりも広がってきているみたいです。

サロンのスタッフをしていて一番良かったな、と感じているのは、たくさんの子どもたちと遊べたこと、遊びながら、子どもたちとつながれた事です。サロンで一緒に遊んだ子どもたちが、保育園に行ったり、学校に入学したり、自分の子どもの成長とともに、たくさんの子どもたちの成長の現場に立ち会える事は、とてもうれしいことですね。

同時に、サロンで多くのお母さんや子どもたちと関わる中で、本当に、安心して子どもを生み、子育てできる地域、社会をつくらないといけない・・・そんな思いを年々強くしています。

昨日、6年目のサロンが始まりました。
今年も、どんなドラマが生まれるか、楽しみにしています。

 

 


08年度に生まれた赤ちゃんは17人

2009-04-08 11:16:57 | 子育て安心の町に

 昨日は小学校、今日は中学校の入学式がありました。

小学校の新入生は34人。子育てサロンや保育園で遊んだ子どもたちが、ちょっと着なれない服に「着られて」、ひろい体育館で、ちょっぴり緊張気味の顔をしながらいる姿を見ながら、時の早さを実感。
それもそうですが、それよりも、じゅんが入学して、もう1年たつのか!と、この1年の「あっという間」にびっくりしてました。

中学校の新入生は36人。3月の卒業式よりも2人減ってました。
昨日の小学校では、特に触れられなかった「校名変更」について、校長先生が式辞の冒頭に話されていました。町長の代理で祝辞を述べた副町長は、「和束町の副町長の・・」とわざわざ前置きしながら話されましたが、何か変な感じでした。

昨日の読売新聞に、「相楽3町村の教委統合・・広域連合で初 課題山積」との記事が載っていました。記事を読むと、教育が、3町村の財政難のツケ回しの標的になり、犠牲になった有様が垣間見れました。笠置町の副町長の「3町村の人口は約1万人。宇治田原町とほぼ同じなのに、教委が4つもある。経費削減効果が大きいのは教委の統合しかなかった」とのコメントが紹介されていたが、ここに「連合」や教委統廃合の「正体」が見えます。教育や子どもたちにとってどうか、という視点は皆目なく、あるのは経費節減の額や効果だけ。この記事で紹介されている町幹部のコメントには教育の「き」の字も出てこない。
「教育の充実のため」との話は、いったいどこにいったんだろうか。

記事はこう結んでいる。

「住民のための広域行政は何か。その視点がなければ絵に描いた餅に終わってしまう。経費節減も大切だが、地域の個性を生かしながら3町村をどう活性化させるのか。連合は明確なビジョンを示すべきだ」

 

今日、入学式の帰りに役場に寄り、08年度の出生数の最終値を聞くと、17人との事だった。すでに1人転出したとの事で、実際は16人です。05年度以来、2度目の10人台となりました。

昨日、町長選挙が無投票で終わり、現町長が再選されました。
本当ならば、候補者をたてて、町政のあり方を住民のみなさんに問わなければならなかったのですが、力不足で候補者を立てられませんでした。
今後、町政を問う事ができるように、力をつけていきたいと思うと同時に、引き続き、議会内外での活動で、より良い和束をめざしてがんばります。

再選した町長には、2期目の4年間で2度も出生数が10人台を記録した事をよく踏まえてもらって、ここをどう打開するかに正面から取り組んでもらいたいものです。

ポスターには、「みなさんとともに・・・」とありましたが、「みなさん」を無視して教委統合を強行した「実績」を持って、今後どう、「みなさん」に向き合うのかを、よく監視していこうと思います。

 

・・・この間の晴天で、すっかり桜も満開ですね。
中区の和束川沿いの堤防の桜並木は、なかなかのスポットなのですが、とてもきれいに咲いています。

  

       


今日から2年生

2009-04-06 13:59:52 | 希望を育む教育を

 春休みも終わり、じゅんは、今日から2年生に進級。

いつもの慌ただしい朝が戻ってきて、2年生の1日目を元気に登校していきました。

今日は始業式だけなので、お昼過ぎには帰ってきて、早速に担任の先生は誰になった?とかを報告してくれました。担任の先生は、1年生の時の先生から変わりました。
ちょっと多めの人数のクラスなので、もしかしたら持ち上がりもあるかなあと思ったりしてましたが、また雰囲気も変わって、子どもも違った面を見せてくれるかもしれません。

1学期だけですが、補助の先生も入っていただけるのですが、本当は、1年を通して入ってもらえれば良いんですけどね。

とにかく、この1年、よろしくお願いします。

今年度から「学習指導要領」が改定された事で、授業時間数が多くなったり、高学年では英語学習がはじまったりします。2年生の場合、昨年度は、4時間の日が1日ありましたが、今年度は全部5時間です。1年生の時は4時間の日が2日あったので、いきなり毎日5時間授業で、子どもたちの負担もけっこう増えそうです。

新しい教科書も持って帰ってきましたが、なんとなくワクワクする感じがしますね。
そんなワクワク感を、子どもたちがずっと持ち続けてくれるような教育になるように、親としても、昨年以上に関心を持って学校や教育にかかわっていこうと思います。

明日は、小学校の入学式です。
子育てサロンで遊んでいた子どもたちが、いよいよ入学してきます。
どんなに成長しているか、楽しみです。

 

それにしても、今日配布された学校からの文書に、「相楽東部広域連合立 和束小学校」とありましたが、やっぱり違和感がありますね。広域連合なんていう実態のないようなところが、今後、どう教育を扱っていくのか、それもしっかり見つめていこうと思います。

 

 


新年度

2009-04-02 08:47:56 | Weblog

 新年度が始まった昨日は、朝から京都市内に。

28日からおじいちゃん宅に行っていたじゅんのお迎えだったんですが、せっかくなので、そのまま梅小路機関車館に行って、午前中を過ごしました。以前に行った事がある所でしたが、あまり憶えていないようで、初めてのような感じで、けっこう喜んでました。
春休み中とは言え、平日という事もあって、お客さんもそう多くなくて、ちょうど良い感じでした。

午前中いっぱいSLの魅力を楽しんで、帰る途中は宇治に寄って、20代の頃、よく食事をした飲食店に久しぶりに立ち寄ってお昼ごはんを食べました。
このお店は「風の館」というんですが、JR宇治駅のすぐ近くにあります。宇治にある共同作業所で仕事しながら、非専従で民青同盟の地区委員長をしていた頃、仕事帰りや活動の合間に、よく食事をしたお店です。企画でお店をお借りした事もあり、何かとお世話になったものです。お店をしきっておられる奥さんは、とても素敵な方で、お店の雰囲気も、そんな人柄がよくあらわれている感じです。

昨日、それこそ何年ぶりかで立ち寄ったわけですが、子どもの成長をとても喜んでくれていました。お元気そうで何よりです。久しぶりに食べた「ソフトオムライス」は、変わらない味で、とてもおいしかったです。また、機会をみつけて立ち寄りたいと思います。

帰宅すると2時頃。
じゅんは、早速、近所のお友だちと「再会」して、いつも通りの日常に。
今日は、「離任式」で、久しぶりに登校。来週から新学期だし、春休みもあっという間ですね。

 

新年度というと、今朝の新聞にもありましたが、広域連合による教育委員会が昨日スタートしました。「財政削減、効率化へ」との記事の見出しにも象徴されるように、教育委員会の統廃合が、子どもたちや地域の教育を守り、充実させる事が目的ではない事ははっきりしています。手仲連合長(南山城村長)が「3町村の厳しい財政難を切り抜け、生き残る手段として力を合わせる事にした。その効果をあげ、効率化を図ろう」と訓示されたそうですが、話されるのは財政や効率化の事ばかりで、教育をどう良くするか、良くできるのかはありません。大人の都合で作りだした財政難のツケを、子どもたちに押し付けて「生き残ろう」なんて、この連合や教育委員会統合の底の浅さを感じますし、連合というより「野合」という印象です。

住民不在でスタートした連合教育委員会が、その運営も住民不在とならないように、今後の動きを注視したいと思います。