今朝、臨時議会がありました。
町長選挙を終えて、3期目となる堀町長の初議会です。
町長は、冒頭のあいさつで、こんな話をしました。
1つ。1期目は財政再建にあけくれ、2期目は、広域行政に取り組んだ。
後期高齢者医療、相楽東部、そして税務も広域連合で進められようとしており、広域行政に活路を見出していきたい。
2つ。府と一体となって、「宇治茶の郷・和束の郷」づくりを進めたい。道路整備も引き続き要望を強め進めたい。安心・安全という点での「治山治水」も。
3つ。「元気な農山村」を発信したい。国の補正14兆円の中に、農林水産関係、農村活性化を図る予算も盛り込まれている。地方と農村を重視する方向が見られる。
これらをメインに、単費事業は平成23年度まで無理だが、継続事業の確保や観光事業などにも力を入れたい。
これらを、住民との協同(共同?協働?)ですすめる。
今の総合計画が2010年度で終わるので、次の計画を住民と一緒に作り上げる。
これからは、補助金事業でなく、交付金事業が重点となり、地域の実情にあった「提案型」が大事であり、職員あげて知恵を出して取り組みたい。
そのためにも、職場を明るくしていく。
元気な日本は元気な農山村から、元気な農山村は元気な職場から・・・
そのための役場組織の在り方も考えていきたい。
・・・とまあ、こんな感じのお話でした。
正直、呑気な話をされてるなあ、と思いました。
いま、これだけ暮らしも雇用も地域も危機的な状況なのに、その点に対するお話はいっさいなし。
大企業や金持ち中心の「超バラマキ」的内容の、政府の経済対策を「地方、農村重視」などと持ち上げ、国・政府が農村や地方に目を向けてきているなどと言うのは、あまりにも今の地方や農村の実態を見ない、呑気な話。
「住民と一緒に」にいたっては、あきれるばかり。
この間の広域連合の設立、教育委員会の統廃合のみならず、とことん住民無視・軽視でやってこられた事を、「反省」されたのでしょうか?
これから、どう「一諸」にやっていかれるのか、よーく見ていきたいと思いますし、6月議会に向けて、よく準備して、町長の姿勢をただしていきたいと思います。
ところで、「豚インフルエンザ」が、世界的に大問題になってきていますね。
とりあえず、福祉課には、町のホームページとかで、情報が取れるように要望しておきましたが、京都府は相談窓口を設置しているので、その事もご紹介しておきます。
さて、ようやく本題です。
26日の午前中に、木津川出張所管内河川レンジャー が主催、
国土交通省近畿地方整備局淀川河川事務所が支援、
NPO法人 やましろ里山の会 が協力する
「親子 川の学校in和束川」に家族で参加しました。
学校から配られたチラシを見て参加してみたんですが、なかなか面白かったです。
当日の朝10時に、中区公民館の駐車場に集合。和束からは、岡本家をふくめ3組の参加で、全体的には、奈良市や滋賀県、京田辺、城陽、宇治などから20人以上の方が来られていました。
この日は、前日までの雨があがってきたとはいえ、不安定な天候で、気温も低く、風がめちゃくちゃ強く、川遊びをするには、あいにくの日和でしたが、自己紹介をした後、早速、川に行きました。
レンジャーの方から説明をしてもらって・・・
いざ!魚さがしに川へ!
「よしのぼり」の稚魚らしい・・・
レンジャーの方と、さらに、さらに・・・
・・・と、約1時間くらい、つめたーい!川に入り、網やバケツを持って、流れがあまりない草影あたりを狙い目に、「捜索」。はじめは「よしのぼり」と言われる小さな魚がよく網に入り、そのうち、ドンコと言う頭でっかちな少し大きめの魚も。
レンジャーさんについて探していたじゅんとママは、シマドジョウにも遭遇で、歓声をあげて大喜び。
私も、他の子どもたちとあちこちと動き回って、長靴に川の水がどんどん入り込むのも構わずに、探しました。カエルやおたまじゃくしもたくさんいましたね。タニシも久しぶりに見ました。
終了の合図の笛が鳴り、川からあがり、とれた魚についてのお話をききました。
これは、「かまつか」と言われてたかな。食べられるそうです。
これは、シマドジョウ。なかなかかわいいです。
レンジャーさんのお話では、これだけいろいろな魚が生息していて、ヒクイナやカワセミ、セキレイなどの野鳥も見られるのは、和束川がきれいな川の証拠との事です。
以前、和束川は、ホタルも飛ばないとか、奇形の魚がいるとか、川が汚れているとの話がよくありましたが、この間は、ホタルもよく飛んでいるし、またきれいな状態を取り戻しているのかも。接続が遅れているなど問題はありつつも、下水道の普及や、学校などで毎年行われている清掃活動なども生きているようです。
ちょっと、さむ~い中ではありましたが、あらためて和束の自然の豊かさを実感しました。
今回の学校を機会に、川をはじめ、和束にある自然に、もっと入っていきたいと思いました。
河川レンジャーや、やましろ里山の会では、年間で、いろいろと多彩な企画や行事もされているようで、また参加していきたいですね。