もう4月も終わりですね。
ある方が、「もう今年も3分の1が終わる」と言われてましたが、うかうかしてると、あっという間に1年なんて過ぎてしまいますね。
さて、今日は朝から臨時議会でした。
議案は専決2件で、国の法改正を受けての税関係のもので、特に問題はないので、賛成しました。
今日の臨時議会は、この間の町長選挙で再選された堀町長の「所信表明」の場という感じで、議案審議に入る前に、町長から所信というか、今後の基本姿勢の一端みたいなものが表明されました。
簡単に紹介すると・・・
3期12年間は、行革をすすめ、府との協調の下、道路整備と茶を生かしたまちづくり、いわゆる「茶道」のとりくみを進めてきた。
茶の景観、農村空間を生かす事や、子育てやお年寄りにやさしいまちづくりを進めてきた。
今後は、相楽地域一体の広域的なまちづくりが大事であり、国・府・近隣との協調・連携で、広域的観点からのまちづくりをやりたい。
犬打峠のトンネル化をめざす住民組織が立ち上げられる等、大きな節目を迎えている。
この間すすめた大学や企業との連携は今後とも深め、「学研の奥座敷」としてのとりくみをすすめる。
・・・といった感じでしたかね。
いつになく、「広域的なまちづくり」が強調されたのは、いま国や府が進めようとしている、道州制を意識したものかもしれません。
閉会のあいさつでも、道州制、TPP、アベノミクスの「成長戦略」に言及し、国の動きや流れをとらえたまちづくりに触れていたのですが、安部政権がすすめる新たな構造改革に乗ろうとする町長の思惑が透けてみえました。
町長はTPP等には、いちおう反対する姿勢をこの間表明していますが、今後、どういう姿勢をとるのか、しっかり監視しないといけないなと感じました。
町長は今でこそ、「小さくてもきらりと光るまちづくり」などと言われてますが、10年ほど前の「平成の大合併」の際には、相楽合併をしゃにむに推進し、今でも忘れませんが、合併協議会の場で、「何も文句は言いません。どうか合併に入れてください」と、無条件に町を売り渡すような発言をした事もありました。国や府の圧力や、苦しい財政事情もあったのですが、あまりの卑屈さに呆れたものでした。
いま安倍政権が、TPP参加や、道州制の推進を進めようとしている中で、これまでになく地方自治体の役割や責任が問われてくると思います。そういう中で、町長が、国や府との協調・連携の名の下に、住民の暮らしや地域の状況を棚に上げて、「流れ」に乗ろうとする危険性もあり、今後、しっかりと論戦していきたいと思います。
それにしても、町長の「所信」には、最初から最後まで住民の暮らしに対する話が一切出てきませんでした。
アベノミクスでむしろますます大変になってきている暮らしや、過疎化が進む地域をどうしていくか、そこへの視点がまったく欠いた「所信」には、残念な思いがしましたね。
6月議会にむけて、しっかりと準備したいと思います。
さて、先週は、お茶の初市や、倉林明子さんの和束入りなど、いろいろとありました。
遅まきながら、その様子も少し紹介しときます。
24日に城陽市にあるJA全農京都茶市場で行われた、今年の茶初市に、初めて参加させていただきました。
議会の産業常任委員長になった事からでしたが、たまたま今年は茶市場開設40周年にあたる記念の年で、貴重な場に立ちあわせていただきました。
初市には、83点、約800キロが出され、そのうち74点が和束のお茶でした。
式典のあと、業者さんによる入札が行われ、その後で、私も出品されたお茶を見て回り、まさに見よう見まねで、香りや味を感じてきました。お茶の素人の私ですが、香りも手触りも味も、微妙に違うところに、生産者のこだわりや思いが伝わるようでしたね。
初市での最高値は、和束の手揉み保存会が出されたもので、14万400円で落札されていました。
明日から5月。
いよいよ、お茶の季節本番ですね。
25日の午後には、7月の参院選でお世話になる、倉林明子さんが、宣伝で和束に入り、元気に訴えました。
この日は、天気がとても良くて、お茶の緑がきれいに映える中で、元気な倉林さんの声が響きました。
ちなみに、上の写真がローソン前の府道沿いで、下がそま田公民館付近です。
参院選挙まで3カ月を切り、そちらの方も忙しくなってきましたね。