参議院選挙が終わって5日。ちょっとホッとした感じですが、やはり結果については正直悔しいものでした。大きなチャンスだっただけに、本当に残念でした。それに、この間いろいろお聞きしていた声は、本当に切実で、まさに待ったなし!の事ばかりだったので、本当に申し訳ない思いです。でも、今回の結果は、安倍自公政治に対する明確な審判である事は明らかです。私たちは、「新しい政治を求める動きのはじまり」と考えています。残念ながら共産党が伸びる結果ではなかったけれど、自民・公明ではダメという声を国民があげた事はとても大切だと思うし、やはり国民の審判の力はすごい!と思う。ほんの2年前の総選挙では、「改革を止めるな」との小泉の掛け声の下で、たくさんの議席を自公で占めて、表向き磐石に見えた自公体制をここまで追いつめている。やはりこの国は「国民主権」の国だと実感できた。その意味で大きな一歩を踏み出した選挙。来る次回の国政選挙で共産党が伸びれば、新しい政治の流れはハッキリすると確信しているし、今度こそと決意を新たにしています。選挙後もほぼ毎日街頭宣伝をして訴えていますが、1回1回の訴えが新しい流れを起こす力になるように思いを込めていきたいですね。
それにしても、安倍総理も、ようやく辞めた赤城農相も、国民の声があいかわらずわかっていないなあ、と思うけれども、公明党は特にひどい。開票結果を受けて、太田代表が開口一番、創価学会に感謝の意を述べたことには、あきれるばかりで、この党の政教一致の憲法違反ぶりをあらためて実感した事もそうだが、選挙総括で「自民党と一体に見られた事が敗因」と言っている事にも呆れる。公明党は、自分たちは良い事をしてきたのに、自民党がひどすぎて同じように思われて、とばっちりを受けた、と被害者みたいに思っているらしいが、とんでもない話だ。この間の増税も年金や介護保険、医療などの改悪など、どれをとっても自民党と一体に、またそれ以上に熱心に悪政をすすめてきた張本人のくせによく言えたものです。何でも人のせいにして、悪口を言うこの党らしい総括だなあとあらためて呆れました。選挙中にこの党が出している「公明ジャーナル」という機関紙を見ましたが、平気で事実と違う事が書かれていました。今回の選挙で当選した大阪の候補が定率減税の廃止についての言い訳をしていたのですが、「将来にわたって安心な年金制度を維持するため」「そもそも定率減税は景気回復のための臨時措置」と言われていましたが、この2つとも事実ではありません。確かに百年安心の年金の財源にすると豪語して廃止したわけですが、実際に使われたのは2割そこそこ。定率減税は「臨時減税」ではなく「恒久減税」だったのです。こういうウソを平気でついて、国民に痛みを押しつけてきたからこその国民の審判だという事をこの党は思い知るべきですね。創価学会という個人崇拝の宗教団体におんぶにだっこのような憲法違反のやり方をいつまでも国民は許さない・・・この事もハッキリ示された事は大事な事だと思うし、この点においても国民の審判の力を感じました。