畑利樹のすごいところはシンバルの音の出し方だと感じた。
相変わらず立って叩く。
「新しい文明開化」の最後のチャイナの叩き方がものすごくかっこいい。しびれた!
が、そんな見た目のパフォーマンスよりも、今日はシンバルの音にものすごく惹かれた。
一音一音、いい音出している。
音の出し方を熟知して、意図的かつ自然に表現しているのではないだろうか。
どのように気持ちを入れて叩けばどのように音が出るという形が身についているのだろう。
決め所のクラッシュの音は特に心に響く。
やはり、畑ばかり観て2時間終了。
2月14日、横浜アリーナ。
初日だ。
席はアリーナA7列、真ん中辺。
アリーナと言っても、横浜アリーナの場合はセンター席がいわゆる一般的なアリーナで、アリーナというのはスタンドの前列みたいなもの。
とはいえ、7列目だと、そのセンター席のちょっと横なので、まさにアリーナの横の方という感じ。
2列前くらいから段差がついてちょっと高くなっているので、見やすい位置。
PA席の横の方の位置。
メンバーの表情までしっかりとはいかないが、ステージ上の動きはよく見える、いい席だったと思う。
オーケストラやダンサーもいて、ライブというよりはショーという感じだった。
個人的な好みでいえば、昨年のディスカバリーツアーの方が5人でやるライブという感じで私の好み。
ごちゃごちゃしてしまうのはあまり好みではない。
あの5人であれば、他の音なしでも十分に楽しめる演奏をしてくれるし、ダンサーなしでも十分に魅せるステージを演出できるんじゃないかなと思ってしまう。
まあこれに関して意見は人それぞれだろう。
難点がひとつ。
演奏しているメンバーをステージ後方のスクリーンに映すことがたまぁにあるのだが、実際の演奏と映像がずれている。
映像がほんの少し遅れる。
どこかを経由してくるから遅れるのだろうか。
まるで地デジがアナログよりも0.2秒だか遅れるというのに似ている。
畑の真上に畑の映像が映ったのだが、明らかに直に見える動きとスクリーンの動きにずれがある。
ハットを刻んでいるときに振り上げているという、正反対の動き。
そこがものすごい違和感、気持ち悪いところ。
畑のタイコはいくらでも観たいところだが、無理に武道館も狙うことはしなくてもいいかなぁと思っている。
「これが最後だよ」という演出に凝ってくれているので、今日のステージを観たことでもう終わりだという気持ちになっている。
もう1回観るのはなんか変かなって気になっている。
このラストツアーは1回観れば十分だ。