● あなたの職場にはありませんか?
優秀な従業員が採用され、配属されるけれども3か月も経たないうちに退職してしまう。そのようなことが繰り返されていませんか? 繰り返される頻度が多いほど職場にハラスメントやいじめが発生している可能性は大です。それは自社の正規従業員であっても、パートタイマーや派遣社員であっても同様です。
● ハラスメントやいじめを知るバロメーター
定着率の悪さは、職場のハラスメントやいじめを知る一つのバロメーターです。入社間もないときは、先輩達の仕返しが怖いため、被害を声に出しにくいものです。また、会社に長期にわたって勤めようという意識が低くなってきていますから、早々に離職という選択をしてしまいがちです。
● 人事課などの活用
部下が退職を申し出てきたときには、本当の理由を上司は聞き出すことが大事です。(もちろん、退職に至る前に介入することはもっと大事ですが。) しかし、本当の理由はなかなか直接の上司には言ってもらえませんから、別のセクション、例えば退職手続きをする人事課で本音を聞き出す工夫や雰囲気づくりをしてください。その姿勢や行動がハラスメントやいじめをなくすことにつながります。