くり~毬栗
毬栗が落ちる季節になりました。
この毬栗を見て、いつも思うのですが、
実を守っているように見えるイガは、
何のためにあるのでしょうか?
人や動物に食べられないようにするため?
イノシシなんかは、イガはものともせずに、
上手に食べます。
人も金ばさみを使い、上手に採って食べてしまいます。
かなり痛いイガも、イノシシや人には通用しません。
それでもひょっとすると、
イガの苦手なイノシシがいるかもしれませんね。
そうすれば、何とかクリも子孫を残すことができます。
三つ入っているクリの、真ん中の一番大きな実をイノシシに与えておいて、
残った脇の小さなクリで、繁殖しているのかも。
…落ちた毬栗をながめながら、つれづれに思って見るのでした。
毬栗が落ちる季節になりました。
この毬栗を見て、いつも思うのですが、
実を守っているように見えるイガは、
何のためにあるのでしょうか?
人や動物に食べられないようにするため?
イノシシなんかは、イガはものともせずに、
上手に食べます。
人も金ばさみを使い、上手に採って食べてしまいます。
かなり痛いイガも、イノシシや人には通用しません。
それでもひょっとすると、
イガの苦手なイノシシがいるかもしれませんね。
そうすれば、何とかクリも子孫を残すことができます。
三つ入っているクリの、真ん中の一番大きな実をイノシシに与えておいて、
残った脇の小さなクリで、繁殖しているのかも。
…落ちた毬栗をながめながら、つれづれに思って見るのでした。
さつきつつじ~咲き分け
サツキツツジの花が満開ですね!
旧暦の皐月の頃に咲くツツジの一種です。
園芸品種も多く、盆栽仕立てのサツキもいいものです。
この樹は、赤と白と、そして紅白に咲き分けて咲いています。
一本の木でこのような現象が起こるのは、
染色体の中を動く遺伝子が影響しているということです。
ある時は、赤い花へ。
ある時は白い花へ。
またある時は、気まぐれ的に、紅白の絞りの花へ!
その変化を私達は楽しんでいます。
梅雨入りしそうな空の下で、
なごみを与えてくれる花たちです。
サツキツツジの花が満開ですね!
旧暦の皐月の頃に咲くツツジの一種です。
園芸品種も多く、盆栽仕立てのサツキもいいものです。
この樹は、赤と白と、そして紅白に咲き分けて咲いています。
一本の木でこのような現象が起こるのは、
染色体の中を動く遺伝子が影響しているということです。
ある時は、赤い花へ。
ある時は白い花へ。
またある時は、気まぐれ的に、紅白の絞りの花へ!
その変化を私達は楽しんでいます。
梅雨入りしそうな空の下で、
なごみを与えてくれる花たちです。
やまぼうし/山法師
泉山のお堂の前のヤマボウシが、
今年も花を咲かせました。
花数はそんなに多くはないのですが、
ゆったりとして、
静けさのある咲き方は、
人を惹きつけますね。
四枚の苞を飾る真ん中の緑色の部分が、
花の塊です。
すでに受粉も終わり、
果実へ向けて、準備中です。
雨の後のひと時でした…
泉山のお堂の前のヤマボウシが、
今年も花を咲かせました。
花数はそんなに多くはないのですが、
ゆったりとして、
静けさのある咲き方は、
人を惹きつけますね。
四枚の苞を飾る真ん中の緑色の部分が、
花の塊です。
すでに受粉も終わり、
果実へ向けて、準備中です。
雨の後のひと時でした…
あおぎり~梧桐
アオギリの葉が気持ちよさそうに、
展開しています。
街路樹や庭園樹としてよく植栽されていますね。
秋の黄葉と、船の形の果実をたわわに実らせた姿は、
よく見かけますが、
花は意外と観察から漏れてしまいます。
以前アオギリの花を写真に納めました。

(開花しているのは雄花です。同じ花穂に雌花も付けます)
一度見たら忘れられない形です。
これから花の時期を迎えます。
ぜひもう一度観察し、雄花、雌花の区別を見極めてみたいものです。
4月23日のアオギリの新葉です。

今年、1月6日のアオギリの冬芽です。
アオギリの葉が気持ちよさそうに、
展開しています。
街路樹や庭園樹としてよく植栽されていますね。
秋の黄葉と、船の形の果実をたわわに実らせた姿は、
よく見かけますが、
花は意外と観察から漏れてしまいます。
以前アオギリの花を写真に納めました。

(開花しているのは雄花です。同じ花穂に雌花も付けます)
一度見たら忘れられない形です。
これから花の時期を迎えます。
ぜひもう一度観察し、雄花、雌花の区別を見極めてみたいものです。
4月23日のアオギリの新葉です。

今年、1月6日のアオギリの冬芽です。

花に死す…
泉山の南斜面に植栽された石楠花に、
顔をうずめて動かない、熊蜂…
そっとお尻を触ってみても、
動く様子はありません。
眠っているのかもしれません。
あるいは石楠花の棺に死しているのか…
いずれにしても、世代をつなぐため、
花を飛び回り、懸命に蜜と花粉を集め、
その命を石楠花に委ねていて…
花と昆虫は共生の関係にあります。
与え、与えられ、
助け、助けられて、
共にこの地球に生きています。
人間の欲望渦巻く遥か以前より、
絆を深めてきたのです。
徒然に想うひと時、
そっとしておきましょう…
泉山の南斜面に植栽された石楠花に、
顔をうずめて動かない、熊蜂…
そっとお尻を触ってみても、
動く様子はありません。
眠っているのかもしれません。
あるいは石楠花の棺に死しているのか…
いずれにしても、世代をつなぐため、
花を飛び回り、懸命に蜜と花粉を集め、
その命を石楠花に委ねていて…
花と昆虫は共生の関係にあります。
与え、与えられ、
助け、助けられて、
共にこの地球に生きています。
人間の欲望渦巻く遥か以前より、
絆を深めてきたのです。
徒然に想うひと時、
そっとしておきましょう…
すみれとパイプ
配管パイプを背景に、
ナガバノタチツボスミレが、
春色も涼やかに咲いています。
パイプは人が敷いたもの。
スミレはわが場所を得て咲いたもの。
調和とは、それぞれの居場所をあたえられて、
それぞれを尊重し、
それぞれの役割を果たすこと…
スミレとパイプをみて、
徒然と、思うのでした。
配管パイプを背景に、
ナガバノタチツボスミレが、
春色も涼やかに咲いています。
パイプは人が敷いたもの。
スミレはわが場所を得て咲いたもの。
調和とは、それぞれの居場所をあたえられて、
それぞれを尊重し、
それぞれの役割を果たすこと…
スミレとパイプをみて、
徒然と、思うのでした。
きくらげ~木耳
春の泉山を散策中、
キクラゲを発見!
枯れた木の上から下まで、
連なって生えています。
キクラゲをよく見ると、
生え方が上下反対のように見えます。
上に胞子を作る白っぽい背面が見え、
下になめらかな褐色の表が見えます。
色々ネットで調べてみますが、
そのことを記した記事は見つかりません。
たぶんいろいろな生え方をするのでしょうか…
それにしても、陽を受けて美しい!
キクラゲなどの菌類は、森の再生工場の重要な一員ですね。
春の泉山を散策中、
キクラゲを発見!
枯れた木の上から下まで、
連なって生えています。
キクラゲをよく見ると、
生え方が上下反対のように見えます。
上に胞子を作る白っぽい背面が見え、
下になめらかな褐色の表が見えます。
色々ネットで調べてみますが、
そのことを記した記事は見つかりません。
たぶんいろいろな生え方をするのでしょうか…
それにしても、陽を受けて美しい!
キクラゲなどの菌類は、森の再生工場の重要な一員ですね。
椿~照り映えて…
名残りのヤブツバキが、
仲春の陽の光に照り映えて、
あたたかな花ごころを、
届けてくれます。
花に寄り添う葉も赤く染め、
自らの温かみを、
傍らにも伝える…
温めた片手を、
もう一方の手に沿えて、
ぬくもりを伝えるように…
人とのつながりも、
そうありたいものです。
名残りのヤブツバキが、
仲春の陽の光に照り映えて、
あたたかな花ごころを、
届けてくれます。
花に寄り添う葉も赤く染め、
自らの温かみを、
傍らにも伝える…
温めた片手を、
もう一方の手に沿えて、
ぬくもりを伝えるように…
人とのつながりも、
そうありたいものです。
朝の模様…
霜に彩られた草々が、
水の流れと、水に洗われる石となり、
枯山水の模様に見えました。
人の手によって植えられた草々が、
それぞれに成長し、年を経て、
その関係性を自然に見せています。
管理された領域を越えて、
想定外の侵入草とも共存し、
個性を伸ばしています。
草々の模様は、
朝の霜によって、
さらに、意匠を凝らして、
黙していました。
霜に彩られた草々が、
水の流れと、水に洗われる石となり、
枯山水の模様に見えました。
人の手によって植えられた草々が、
それぞれに成長し、年を経て、
その関係性を自然に見せています。
管理された領域を越えて、
想定外の侵入草とも共存し、
個性を伸ばしています。
草々の模様は、
朝の霜によって、
さらに、意匠を凝らして、
黙していました。