泉山の草木花

ひそやかに咲く花々や、やさしさに溢れた植物を皆さんに紹介したいと思います。

そてつ/蘇鉄

2020-07-15 | アルバム
  そてつ/蘇鉄

今年も鐘堂の前のソテツが、見事に新葉を開きました。

梅雨空の下でも、そのすがすがしさは最高の印象を与えてくれます。

ソテツの仲間は、世界中の熱帯、亜熱帯に様々な種類が自生しています。

裸子植物の一種ですが、すでに古生代末期から中生代にかけて、

地球上に繁茂した植物群です。

下の画像は、反対側を撮影したものです。
霧に覆われた山を背景に、太古の雰囲気があると思いましたので…

さつきつつじ~皐月躑躅

2020-05-26 | アルバム
  さつきつつじ~皐月躑躅
サツキツツジには雨がよく似合います。
泉山本部のつつじ園では、今、サツキツツジが咲き始めました。
ヤマツツジや、ヒラドツツジに比べると、花期は遅く、6月の花ですね。
たくさんの、花の色や形を楽しんでください。









































すいかずら~忍冬

2020-05-22 | アルバム
  スイカズラ~忍冬

立夏を過ぎて3週間、ようやく夏らしい大気に包まれるようになりました。

ホトトギスの声も皆さんは聞かれましたか。

田んぼがすでに鏡となっているところもありますね。

田植えもすでに終わっている田や、これから始まるところや、

稲作は、緊急事態のなかでも、着々と進めねばなりません。

スイカズラの花が咲き、五月の風が香ってきます。

泉山の白い花木

2020-05-18 | アルバム
  泉山の白い花木
皆さん、お元気ですか。
泉山の純白の花をお届けいたします。
なんだか自分でも、
濁った色に染まってきているように感じています。
その気持ちを払拭するがごとく、
今朝の泉山本部で咲いていた、真白い花たちを紹介します。
上の画像は「ヤマボウシ」です。
白い部分は花びらではなくて、苞と呼ばれます。
その姿はお坊さんが法衣をまとったように見えるでしょうか。

「ヤマボウシ」はお堂の前に毎年花を咲かせます。


紫陽花のように見えるこれは「コガクウツギ」です。野生的な紫陽花の一種ですね。


これは「エゴノキ」です。枝の下に鈴のようなかわいらしい花をいっぱい咲かせます。
そして、そのまま散るので、樹の下には白い絨毯が敷かれます。


最後はおまけです。「サルトリイバラ」の若い実です。
このツルの葉っぱは、西日本では柏餅の葉の代用として一般的ですね。柏は本来涼しいところの植物なので、西日本には少ないという事情がありますが、じつはもともとサルトリイバラの葉が主流であったのに、江戸でカシワの葉を使用したところから、主流と傍流が入れ替わったという説もあります。いずれにしても、お餅を包んで蒸すと、よい香りがしますね。祖母が作ってくれた柏餅の懐かしい香りと味を思い出します。

上を向いて~泉山本部

2020-05-13 | アルバム
  上を向いて~泉山本部
今日は、晴天となりました。
こんな時だからこそ、上を向き、天を望み、
明日に希望をもってまいりましょう。
同行二人、神佛と共にあることを忘れず、参りましょう!
泉山本部境内の上を向いて撮影した画像をご覧ください。













ちょっと一休み…キエビネが林床で咲いていました。よい香りがします。





































5月8日~泉山風景

2020-05-08 | アルバム
  5月8日~泉山風景
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
移動制限や、自粛がある中、さぞや活動への渇望が積み重なってきていると、お察しいたします。
今しばらく、自らを律することで、その活動への道が早く近づくと信じています。
ともに、次への力を溜めてまいりましょう!
しばし、泉山本部の新緑風景をご覧ください。











































泉山風景

2020-04-27 | アルバム
  泉山風景
穀雨から一週間たち、立夏まで一週間という、泉山の風景をお届けします。
トップ画像は、新館南側斜面のシャクナゲです。たぶんツクシシャクナゲでしょうか。
日本産シャクナゲは、葉の裏にびっしりと茶系のビロードが生えています。

新緑がまぶしい!


コツクバネウツギです。西日本の至る所で見られる可愛い花です。


こちらは、コバノガマズミです。里山に多く自生しています。林の中で、白花が目立ちますね。


ミツバアケビの花です。ワイン色よりも濃く、なかなか渋い花です。大きい方が雌花で、
垂れ下がっている小さな花の集まりが、雄花です。


つつじ園から望んだ、本殿です。


カエデの新緑が爽やかです!


ユズリハが新芽を吹いて、世代を譲っているところです。えんじ色の花は雄花の房です。


モッコウバラと鐘堂と。


ヒラドツツジとお堂と。


ドウダンツツジです。小さな釣鐘が可愛いですね。


最後は、お堂と鐘堂です。こういう時こそ、花の、植物の、脈々と受け継いでいく生きざまに感動します。

すみれ花~泉山

2020-04-20 | アルバム
  すみれ花~泉山
泉山のスミレの花を紹介します。
トップの画像は「コスミレ/小菫」です~「スミレ」と比べてそんなに小さいわけでもないのに、
何故かこの名前で呼ばれています。花の側弁の内側は無毛です。栽培の容易な丈夫なスミレです。

これは「ニョイスミレ/如意菫」~「ツボスミレ」とも言います。花茎と花の姿が仏具の如意棒に
似ています。


「シハイスミレ/紫背スミレ」~葉の裏の紫色からの名前です。花は赤紫色ですので、
分かりやすいスミレです。


「ナガバノタチツボスミレ/長葉之立坪菫」~この画像は咲き始めでまだ上品さが残っていますが、
しだいに草丈が伸びて、匍匐枝を出しながら大きな株となります。「ナガバノタチツボスミレ」は
西日本に多く見られます。


「コスミレ」?~今年初めてつつじ園にて発見したスミレです。コスミレのように側弁は無毛です。
花の色も薄く、別のスミレにも見えますね。


「アリアケスミレ/有明菫」~全体が「スミレ」に似た姿ですが、白い花で紫色の筋が入っています。
筋の入り具合で、薄紫にも見え、そこから「有明」の名前で呼ばれます。丈夫なスミレのひとつです。


「ヒメスミレ/姫菫」~「スミレ」を二回り小さくしたスミレです。小さな花ですが、
色が濃くて可愛いスミレです。路傍を好む菫のひとつです。

海棠の花

2020-03-18 | アルバム
  海棠の花

速報2です!

鐘堂前の海棠が咲きました。

品種はハナカイドウです。

花は桃色の半八重咲きで、

ぱっと周りを明るく、

あたたかくしてくれます。

ヤマザクラも海棠も、

2週間早く咲きだしています。

もちろん暖冬の影響もありますが、

早め早めの対応を取り、

花咲くように勤めなさいとの、

天からのご指導と受け止め、

花の明るさに負けないように、

進んでまいりましょう。