やぶまお／藪麻苧

　　やぶまお／藪麻苧 　イラクサ科

ヤブマオの涼しげな花を紹介いたします。

水路の傍に咲いていました。

まだまだ残暑厳しい日が続いていますが、

秋を感ずる花たちが、見られますね。

落葉を始めた山桜の枯葉に交じって、

うす紫色をしたクズの花が落ちていましたし、

使われなくなった田舎道の傍らに、

カワラナデシコの花を見ました…

ススキの穂も出始めましたね。

ほんの少し、秋を感ずると、

気持ち涼やかになるものです。

デジブック 『『本部建物風景』』

デジブック 『『本部建物風景』』

からすうり／烏瓜

　　からすうり／烏瓜

カラスウリの花をようやく捉えました。

朝７時、やや萎れ始めていますが、

踊っているような花弁のひげが印象的でした。

ユウガオと同じように、夜開いている花の花芯には、

蜜の露が溜っていて、

夜、飛び回る昆虫を誘っているのでしょう。

真夜中の、月明りで見るカラスウリの花を、

想像してみるのです。

あおはだ／青肌

　　あおはだ／青肌　　モチノキ科

お昼過ぎ、猛暑の中、外へ出てみました。
すぐに目につくのは、アオハダの樹です。

今までも、赤い実を幾度も写真に納めましたが、
納得のいくものがなかなか撮れませんでした。

今回ようやく投稿出来るものが撮れたように感じます。

上方から撮影した、葉影に見える赤い実も可愛いのですが、
枝の先に乗っている実の写真を選んだのは、
アオハダの樹の特徴の一つである、
短枝の葉痕の集まりがよくわかるからです。

少しずつ少しずつ年を経ている姿を刻んでいます。
まるで、年老いた祖父の、
規則正しく並んだ、深い皺のように見えます。

「アオハダ」の名は、樹皮の薄皮を剥くと、
鮮明な緑色の肌が現れるからです。

アップルグリーンの葉の涼やかさと、
整った樹形から、庭木として利用したい樹木です。

秋の黄葉も美しいのです！