泉山の草木花

ひそやかに咲く花々や、やさしさに溢れた植物を皆さんに紹介したいと思います。

すすきの綾

2013-12-27 | アルバム
  すすきの綾
ある朝のこと、泉山のふもとの水路をふと見ると、
ススキの葉の綾があまりにも綺麗で、
思わず写真に納めました。

冬野の楽しみは、
枯れ色や、枯れ枝の形。
それぞれの色と、それぞれの樹形が、
美しいのです。

草々の綾もまた、
静けさに包まれて、
心惹かれますね。

見ようとすると、
色々の物が、色が、形が、
見えてくるものです。


むかご

2013-12-21 | 草花
  むかご/零余子

ヤマノイモのむかごが、オーナメント(飾りもの)となって、
冬野を飾っています。

光と、風と、リズムと…

冬枯れの野は、意外と発見も多く、
色合いもさまざまで、美しいのです。

雨、雪、陽…

さまざまな衣装をまといながら、
新しい春を待ち遠しく、待っています。



冬籠り

2013-12-16 | 雑感
  冬籠り~蘇鉄(そてつ)
蘇鉄の冬籠りは、季節感あって、いいものです。
以前は、藁のコートをまとって、冬に備えたものですが、
今では、最新ヘアーファッションのようですね。
温暖化の影響でしょうか。

蘇鉄は、鹿児島から南の植物、寒さにやや弱いのですが、
けっこう北国でも防寒すれば、冬越しをします。

蘇鉄の名前は、鉄くずや鉄釘を刺せば、
弱った株も蘇るという言い伝えからです。

可愛い姿の蘇鉄さん。
寒さに負けずに、また来春に、美しい芽吹きを期待しています。

やまがき

2013-12-07 | 樹木
  やまがき/山柿  カキノキ科
このヤマガキの木は、泉山に登る道の途中、
墓地のなかに他の木とともにある老木です。

枝は風雅に垂れ下がり、夕暮れの大気のなかで、存在感を高めていました。

今年は実が豊作で、いまだにたくさん枝に残っています。

数日後のすでに日も暮れた夕刻、フラッシュ撮影をしました↓


物語のようなカキノキの老木に、いつも魅せられながら、
坂を上っています。