もっこく／木斛

　　もっこく／木斛
モッコクの実がはじけました。
中に赤い種子が見えます。

モッコクは庭木の代表格ですね。
花は小さいのですが、常緑の葉が美しく、
樹形も整っており、よく植栽されています。

自生では西日本の海浜部に多く見られます。
野生のモッコクは伸び伸びと育ち、
庭木とはまた違った雰囲気があります。

照葉樹林の構成樹のひとつで、
つややかな葉と、すべすべした樹皮は、
思わず触りたくなる表情をしていますね。

あれちぬすびとはぎ

　　あれちぬすびとはぎ／荒地盗人萩
北米から来た、ヌスビトハギです！

日本産のヌスビトハギよりも、花が大きく、
実も面白い形をしています。



泉山へ登る坂道の墓地に、毎年咲きます。
その舶来の可憐さに、撫でてあげたいくらいです。

でも！
撫でるとすごいことになるのです。

実には、鉤状の細かい毛がびっしりと生え、
特に服の繊維に絡むと、
もう大変です。

日本産のヌスビトハギもくっつくと、
取り除くのが大変ですが、
舶来のヌスビトハギも負けてはいません。



こんな遊びも！

のだけ／野竹

　　のだけ／野竹　　セリ科
泉山の山すそに、ノダケの花を見つけました。

セリ科では珍しい紫色の花が、

とても印象的です。


林の縁などで、ときおり見かける植物ですが、

花の時期以外は他の草に紛れて、

見つけることは難しいですね。


でも、この時期は、その個性ある色合いの花に、

見入ってしまいます。


一時の可憐な、

自己主張を見守りたいと、

思います。