泉山の草木花

ひそやかに咲く花々や、やさしさに溢れた植物を皆さんに紹介したいと思います。

おとしもの~烏山椒

2017-12-24 | 雑感
  おとしもの~烏山椒

誰が落としたのか、

入口付近に落ちていたカラスザンショウ。

その名の、カラス君がくわえてきて、

種子を食べようとしたのでしょうか?

その黒い種子はほとんど残っていませんね。

でも、蒴果の3裂した形が素敵で、

写真をパチリ!

黒い種子を、指先でこすると、

果肉は無いのですが、

なんだかずいぶんと油っぽい。

山椒と同様に刺激があるのでしょうか?

カラス君も、ピリッと、たまにはしたいのでしょう!




芒満月~すすきまんげつ

2017-12-18 | 雑感
  芒満月~すすきまんげつ

すすきの穂が、満月のようです。

月の光に照らされた、すすきの穂にも見えますね。

すすきと月の相性は、

十五夜にお供えするお団子とすすきからしても、

深いものがあります。

すすきを魔よけとしたり、

稲穂の代用として飾ったり、

すすきの穂の風情は、

古来より私たちの心を、

揺り動かすものがありますね。


やまのいも/果実

2017-12-11 | 草花
  やまのいも/果実

ヤマノイモの果実を紹介します。

「果実」というと、

リンゴやミカンやブドウを思いうかべますね?

植物学の世界では、もっと広く使用します。

「果実」には「堅果」「液果」「痩果」「核果」など、

さまざまな姿をしたものがあります。

その中でヤマノイモの果実は、

「蒴果/さくか」と呼ばれ、

三つの扁平な部屋に分かれて、

中に翼を持った種子が二枚ずつ入っています。

その造形の面白さに、見とれてしまいますね。

どうだんつつじ/満天星躑躅

2017-12-04 | 雑感
  どうだんつつじ/満天星躑躅

ドウダンツツジの紅葉には毎年感動します。

朝陽を受けてより色鮮やかになります。

となりのサザンカの真緑の葉との対比も美しい!


「ドウダン」は「灯台」がなまったと言われています。

昔使われた結び灯台の足に枝振りが似ているからです。

三つの棒を交差させて、上部にお皿を乗せた灯りを思いうかべてください。

その三つ足の灯台に、ドウダンツツジの枝の出方から連想した名前です。


また「満天星」と書くのは、漢名からですが、

小さな花の群れを、満天の星になぞらえた素敵な名ですね。


泉山本部のドウダンツツジは、ベニドウダンです。

山口県には、ベニドウダンが県の天然記念物になっている「一位ヶ岳」があります。

一度登ってみたい山です。