やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

商品点数 2

2015-12-09 07:30:26 | 今日のやれこら
「準備が出来たら,出かけるぞ」
今日は,二人で内科医院に行きます。
インフルエンザ予防接種,のためです。

“もう30年,になるなあ”
30年になるのは,この医院で初めての診察を受けてからです。

“微熱も有るようだし・・・お腹の調子も・・・”
“どこでも良いから,早めに診てもらおう”
仕事中から体調不良でした。
偶々,帰宅途中の車中から「胃腸科内科」を見つけ,寄った医院です。

「ポンポン,サワサワ」
聴診器を当て,お腹を触って,先生は言いました。

 ・お腹は,風邪から来ているんだと思います
 ・お出しする薬を3日飲んで様子を見て下さい
そして続けました。

 ・『うち』で出す薬で治れば,大した事は有りません

“何それ,もっと検査して,丁寧に見てよ”
とは,思ったんですがよく考えて意味が分かります。

 ・ここは個人病院 手に負えなければ大きな病院を『紹介』します
 ・無駄な検査はしません
 ・私は 自信が有るんです
という事だったんです。

以来,30年,不調があれば通院しているんです。

“そうかぁ,高齢者になったからかぁ”

『チクッとしますよ』の『チク』も無く,予防接種は終了です。
4800円の二人分の領収書を見て,“複雑”なんです。
「その気は無いのに」高齢者になった私は,1000円でいいんだそうです。

トクしたような・・・
もう2800円払っても,「高齢者」に分類されたくないような・・・


“えっ,そんなものまで”

複雑な気持ちに,看護師が追い打ちをかけます。
「高齢者・・接種済み証明書」まで,発行してくれるんだそうです。


“せんせーい 無駄な事はしなかった せんせーい
        「高齢者」は,精神年齢で判断してー”

“それともう一つ,お願い
      インフルエンザ領収書に「商品点数 2」と書かないで下さーい”