やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

人並み?の羞恥心を・・

2015-12-16 07:30:30 | 今日のやれこら
「おーい,話が有るからこっちへ来てくれ!!」

いつもの椅子に座って,コーヒーを飲んでいます。
『カアー,カアー,カア』
お隣の鬼瓦に止まって,こちらを見下ろしているカラスを呼びます。

『何の用だ!!カアー,カア―』
「大きな声では出来ない,君たちの恥ずかしい話だ 
              いいからもう少しこっちへ来い!!」

『仕方ない,行ってやるかアー  バサバサバサ』

いつも聞き分けのないカラスですが,今日は機嫌が良いようです。
屋根瓦から,駐車場の電柱に飛んできます。

『忙しいんだかアーら,話なら早く言わんかアー』
カラスは電柱のてっぺんで,横を向いて,耳をこちらに向けます。

「あのなぁー 聞いた話だがなぁー」
「徒党を組んで 街中でゴミ漁りをしているらしいなぁー」
「お前と“連れ”だと思われている爺さんは,恥ずかしいぞ」
「鬼瓦の上で威張っていないで,やつらの所に行って言ってやれ!!」
「恥ずかしいゴミ漁りは,もう止めよう! 人並み?の羞恥心を持とう・・とな」

『・・・・』
今度は,返事をしません。

「なに!! 嫌だと!!」
大人しく私の説教を聞いていたカラスですが・・・
嘴を電柱のてっぺんに擦りつけ,何度も首を横に振ります。
拒否の様です。


「待て,待て,まだ話が有る もう少しそこに居てくれ」

態度で拒否したカラスは,捨て台詞を残して飛んで行ったんです。

『要らぬ世話だ!!お前のいう事なんかアー,きけるかアー』
『ゴミは,俺たちの生きる糧だ!!』
『コーヒータイムに付き合ってやったんだから 有り難く思わんかアー!!』


やれやれです。
今日の1日は,始まったばかりです。

“次は,野バトでもこないかなぁー”