そういう時代も

“見るんじゃなかった，余計汗が出るがな”
ＰＣのお天気情報です。


「体感温度，４２度」の表示です。
とにかく「アツ，アツ，アツ，暑ッ」以外に言い様が有りません。

『○○中学▽▽さーん，５番コートに・・・』
運動公園から，風に乗って聞こえてきます。
中学生のテニス大会が，行われているようです。

“炎天下だからなぁ”
“選手もだが，椅子に座ったままの審判は，　　暑いだろうなぁ”
“小まめな水分，塩分補給，倒れるなよ”
“中学生だからなぁ，引率の先生の気遣いも大変だ”


“そう言えば，毎年同じだったなぁ”
５０年以上前，小学生だった頃の校長「訓示」を思い出しました。
夏休み前の終業式です。

『川では決まりを守って泳げ，溺れるな，
　　　　３０度を超える日も有るぞ，外に出る時は帽子を被れ，
　　　　　　　　　　　　　　　　熱（日）射病には気を付けるんだぞ』

当時，道路はほとんど未舗装で，エアコンも有りません。
今のような「３５度超」など，考えられない時代でした。
確かに，３０度を超えれば，「アツ，アツ，アツ，暑ッ」でした。
ですが，そんな日が　「何日も」　ではなかった気がします。


そして，校長先生の話には，必ず次のような続きが有りました。

『水を飲むのは，出来るだけ我慢しろ，
　　　　　水を飲んでも，汗になるばっかりで，余計疲れるぞ』

そういう時代も有ったんです。