雨は,強くなったり弱くなったり,時に止んだり。
空は厚い雲に覆われ,部屋の中では明かりが要ります。
湿度は65%,気温は26度以上には上がりません。
梅雨のような,一日です。
今が盛りの百日紅です。
雨の重さで,満開の花弁を付けた枝がしなっています。
“あっ,びっくりした”
雨の止んだ庭に出て,垂れ下がった百日紅の花を,「カシャ」っとした直後です。
「ミーン,ミーン,ミーン」
百日紅の高い枝から,いきなりミンミンゼミの鳴き声が響きます。
“君は,珍しいからなぁ”
「シャンシャンシャン」,「ツクツホーシ,ツクツクホーシ」,「ジィージィージィー」
雨の中でも鳴き続ける,「ウルサイ!!喧しい!!」鳴き声には,慣れています。
ですが,たまにしか聞かない「ミーン,ミーン,ミーン」は,当地では珍しいんです。
“そう言えばなぁ”
同級生と幼虫探しに出かけた,60年近く前を思い出しました。
「あっ,おった!」『あっ,おった!』
二人同時に見つけたのは,ビワの幹を登るミンミンゼミの幼虫です。
ミンミンゼミの幼虫は,クマゼミよりも少し小さめ,色も青緑がかっています。
ミンミンゼミが希少だったのは,60年前も同じでした。
「わしが先に見つけたんどぅ,わしんよう」『わしが先よぅ,わしんよう』
つかみ合いこそしませんでしたが,相当な言い合いだったのは覚えています。
そこまでは覚えていますが,その決着を・・・
幼虫の「最終的所有者」が,どちらになったのか・・・
極度の興奮状態だったに,違い有りません。
肝心な部分の記憶が,無いんです。
“ミンミンゼミは撮り損ねたが,今日の雨は良い休養になった”
昨日は予定時間を繰り下げて,炎天下,畑の草取りをしたんです。
痛む足腰,疲れた全身には,今日のお天気は,好都合だったんです。
空は厚い雲に覆われ,部屋の中では明かりが要ります。
湿度は65%,気温は26度以上には上がりません。
梅雨のような,一日です。
今が盛りの百日紅です。
雨の重さで,満開の花弁を付けた枝がしなっています。
“あっ,びっくりした”
雨の止んだ庭に出て,垂れ下がった百日紅の花を,「カシャ」っとした直後です。
「ミーン,ミーン,ミーン」
百日紅の高い枝から,いきなりミンミンゼミの鳴き声が響きます。
“君は,珍しいからなぁ”
「シャンシャンシャン」,「ツクツホーシ,ツクツクホーシ」,「ジィージィージィー」
雨の中でも鳴き続ける,「ウルサイ!!喧しい!!」鳴き声には,慣れています。
ですが,たまにしか聞かない「ミーン,ミーン,ミーン」は,当地では珍しいんです。
“そう言えばなぁ”
同級生と幼虫探しに出かけた,60年近く前を思い出しました。
「あっ,おった!」『あっ,おった!』
二人同時に見つけたのは,ビワの幹を登るミンミンゼミの幼虫です。
ミンミンゼミの幼虫は,クマゼミよりも少し小さめ,色も青緑がかっています。
ミンミンゼミが希少だったのは,60年前も同じでした。
「わしが先に見つけたんどぅ,わしんよう」『わしが先よぅ,わしんよう』
つかみ合いこそしませんでしたが,相当な言い合いだったのは覚えています。
そこまでは覚えていますが,その決着を・・・
幼虫の「最終的所有者」が,どちらになったのか・・・
極度の興奮状態だったに,違い有りません。
肝心な部分の記憶が,無いんです。
“ミンミンゼミは撮り損ねたが,今日の雨は良い休養になった”
昨日は予定時間を繰り下げて,炎天下,畑の草取りをしたんです。
痛む足腰,疲れた全身には,今日のお天気は,好都合だったんです。