「ＫＹ」の様なんです

「わしの男気盛り」９８０円，「あたしの女気盛り」７８０円。

スーパーのフルーツ売り場で，目に留まったんです。
どちらもカップに入った，フルーツの盛り合わせです。
「男気盛り」は大きめカップ，「女気盛り」は小さめカップに入っています。

今年の「男気」は，なんと言ってもカープ黒田です。
商売に利用しない手は有りませんが・・・「女気」は・・・？

その「男気，女気」に「わし」と「あたし」が「盛り」です。

“何がどう，入っているんかなぁ？”

棚に近づき，先ずは「男気」から眺めてみます。
カップの中には，スイカ・メロン・桃・パイナップル・ブドウ，の様です。

“キチンと律儀にならんでいるのが・・強いて言えば「男気」なんかなぁ？”


”なんだ，期待を持たせて“
“中身は，同じだぁ”
「男気盛り」「女気盛り」，カットした果物の大きさが違うだけの様です。


『すみません，ちょっと後ろ，よろしいでしょうか？』
カートに商品を積んだ店員が，私の後ろを通ります。
「あっ，申し訳ない」
カップの中身の判別に夢中で，気が付きませんでした。
ついつい，身体は前のめり，お尻が突き出て，邪魔をしていたようです。


お盆は，もう直ぐです。


客も店員も，気ぜわしそうに混雑している店内です。


腕組みして，商品棚を眺めている“客”です。
どうも，そんな私は，空気の読めない「ＫＹ」な“人”だったようです。