故郷≪新潟≫の日々

満65歳で中国・黒龍江大学を定年退職した後、生まれ故郷の新潟に戻り、日々の生活を写真とともに日記風に綴っていくもの。

No.459 「パネル巡回展」のお話。

2015年04月04日 | 日記

先日、新潟市中央区西堀にある「NEXT21ビル」の1階のアトリウムで新潟県が主催する珍しい≪パネル巡回展≫が開催されていた。パネル展には「阿賀野川と銅山、ダム、そして高度成長の果てに~大河と近代産業が織りなした光と影~」という題がつけられていた。

 

≪パネル巡回展≫というだけあって、これまで新潟市のほか阿賀野市、五泉市などで既に7回開催され、今回が最終展示会場になっていた。新潟水俣病の公式確認から約50年を迎える現在、これまでの経過などを阿賀野川流域全体を舞台に見詰め直すパネル展示となっている。

 

新潟水俣病の原因・症状などのほか、阿賀野川の上流から下流地域に至る被害の状況や昭和電工鹿瀬工場、鹿瀬ダムなどのパネルが古い写真とともに解説付きで展示されていた。私は工場が設立されてから公害が発生するまでの経緯や、この地域の未来づくりのパネルを特に興味を持って拝見させてもらった。