眠りたい

疲れやすい僕にとって、清潔な眠りは必要不可欠なのです。

幻想曲

2008-03-16 | 
連日の狂騒に
 今日が何曜日かも忘れた
  時間軸はその位置を見失い
   空間が
  やがて膨張する

  夕暮れ時の時間
   来るべき真夏のパレードに
    皆興味しんしんだ
     やがて
      音楽隊を先頭に
       彼らがやって来る

   辛辣なる現実に
    パレードは冷笑を醸し出す
     豊潤に寝かせておいたワインの樽が
      夢の入り口を示唆し誘導す

     薄暗くなってゆくよ
      足元に気をつけなければ

      笛の音がそうっと近ずく
       人々は洒落た服装に余念が無い
        非日常がやって来る

     通りすがりのガス灯に明かりが灯る
    未完成の一馬力の自動車が
   羨望のまなざしで迎えられるのだ

  暗雲はやがて来るであろう夜明けの序曲
 不意に
容易ならざる夜のとばりが訪れた

  見落としてはならない
   このすっとんきょうなパレードを
    世界は
     その装いを変えるのだ
      幻想の夜が訪れる
    それはまるで初めて訪れたプラネタリウムの星の行方
   静かに開始のブザーが鳴り響き
  街の何処かで異世界が注出される

    すべては夜の出来事
   酔いの戯れの時間
  僕らは
 世界の無限を眺める
  願わくば
   日常に紛れ込ませる為の
    赤いワインの一滴を
     恵んでおくれ

      パレードに


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