在りもしない残像で
懐古趣味に近ずこうとする光景は
飛躍しすぎたゴシップにすぎないのだろうか?
コップに入った水を
一息で飲み干したのだ
君を置いていくわけにはいかない
たとえ記憶の残像が
机の引き出しの中の
セピアの写真であったにせよ
君にさよならと云うわけにはいかない
金魚蜂の金魚が優雅に舞う
夏の日差しが近ずく頃合
そうして
青い月夜の晩に
猫がないていたから
青い意識は
情報過多に消化不良気味
出切るなら
今はいない君に手紙を書きたい
雨脚が容赦なく降り注ぐ前に
赤い月
僕は孤独に怯え
帰らない物達を想い微かに泣いた
青い月
緩やかな飛行が訪れる
天体望遠鏡で星を眺めた理科の屋外活動
震える心が切なくてやり切れなかった
ね 君に会いたい
青い月と赤い月
どちらが良いのか知らないけれど
野良猫が空き地で集会を始めたから
君に会いたい
物言わぬ肖像よりも
ヒステリックに喋り続ける君は
確かに血が通った生き物だ
聖者が行進する
十字架のアンテナに
星達と会話する
ぴ ぴ ぴ
ノイズが走り連絡網は閉ざされた
拘束される意識で
残像の薄い音色の声を想い出し
君に会いたい
永遠は真実じゃないよ
瞬間が永遠なのよ
君は笑った
まるで金魚蜂の金魚の如くに
優雅にはしゃいで見せた
僕は哀しくて
君を抱きしめるだろう
消えないで
僕を去ったあらゆる人々よりも
消えないで
電波信号をさがす天体望遠鏡
青い月と赤い月
連続した風景
君に会いたい
懐古趣味に近ずこうとする光景は
飛躍しすぎたゴシップにすぎないのだろうか?
コップに入った水を
一息で飲み干したのだ
君を置いていくわけにはいかない
たとえ記憶の残像が
机の引き出しの中の
セピアの写真であったにせよ
君にさよならと云うわけにはいかない
金魚蜂の金魚が優雅に舞う
夏の日差しが近ずく頃合
そうして
青い月夜の晩に
猫がないていたから
青い意識は
情報過多に消化不良気味
出切るなら
今はいない君に手紙を書きたい
雨脚が容赦なく降り注ぐ前に
赤い月
僕は孤独に怯え
帰らない物達を想い微かに泣いた
青い月
緩やかな飛行が訪れる
天体望遠鏡で星を眺めた理科の屋外活動
震える心が切なくてやり切れなかった
ね 君に会いたい
青い月と赤い月
どちらが良いのか知らないけれど
野良猫が空き地で集会を始めたから
君に会いたい
物言わぬ肖像よりも
ヒステリックに喋り続ける君は
確かに血が通った生き物だ
聖者が行進する
十字架のアンテナに
星達と会話する
ぴ ぴ ぴ
ノイズが走り連絡網は閉ざされた
拘束される意識で
残像の薄い音色の声を想い出し
君に会いたい
永遠は真実じゃないよ
瞬間が永遠なのよ
君は笑った
まるで金魚蜂の金魚の如くに
優雅にはしゃいで見せた
僕は哀しくて
君を抱きしめるだろう
消えないで
僕を去ったあらゆる人々よりも
消えないで
電波信号をさがす天体望遠鏡
青い月と赤い月
連続した風景
君に会いたい