月のたび

日々の日記

政治感覚の「新しい」と「古い」の逆転

2007-08-22 21:43:21 | 政治(・・・?)

「新しい」はよく、「古い」は悪い。こういう非常に単純な理解の仕方は好きではないが、政治に関する限り、こういう見方が最近わかりやすくなってきていると思う。

 「○○党が新しくなりました。」「○○維新」等、言葉では誰もが新しい政治のほうがいいと考えているらしい。

ところが、政治の仕方まで新しいかどうか。 既存の団体や組織の力で政治をもりたてていくのはどうなのか。小沢民主党は参院選では勝ったが、民主主義の力学の結果、相応の責任が求められるようになると、たちまち馬脚をあらわす。旧社会党の失敗から何も学んでない愚行を繰り返しそうである。こういうのを旧態依然という。メディア、平和団体、労組といったイヤすぎる組織が幅を利かせてくる。「政治が新しくなった!」 じゃなく、政治がわかりやすくなりすぎている。

思えば、前回の衆院選のときもわかりやすすぎた。郵政民営化の是非を問うためだけの選挙。

安倍さんの政策は基本的に国家の再建であり、新憲法の制定というと、野党の協力なくして実現不可能。ハードルは高い。自民党の総裁が、なんとかして、小沢民主党を、ぶっ壊す。まさしく、政治家らしい仕事!『坂の上の雲』の戦後政治バージョンをしなくちゃならん。これからどういう苦難が待ちうけてるのかわからないけど、苦難に生きる日本人の一人として、かんばって欲しいですね。



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