先日の記事で、最後にちょっと書いた叡山電鉄。 引用してきた画像では物足りないので、本日撮影してきた。
叡山本線が出町柳駅-宝ヶ池駅-八瀬比叡山口駅、8駅5.6km。(起点・終点駅を含む)
鞍馬線が宝ヶ池駅から分岐、鞍馬駅まで10駅8.8km。 駅間が非常に短い。 最高速度は50km/h。
見出し画像は宝ヶ池駅。 右手が叡山本線八瀬比叡山口方面、左手が鞍馬線。 鞍馬線の電車も叡山本線の出町柳駅発着。
700系と、700系732号観光電車「ひえい」。 八瀬方面を運行。
900系展望電車「きらら」。 鞍馬方面を運行。 2編成が宝ヶ池駅で列車交換。
「きらら」は901-902号編成がメイプルレッド、903-904号編成がメイプルオレンジ。
ここから鞍馬駅までは単線区間となる。 この駅で折り返し運転する列車もある。
二ノ瀬駅。
麓の集落から、狭くて長い階段を登る。 ログハウス風の待合室。
山腹にへばりついたようなところにある、いい雰囲気の駅。
単線区間で、この駅だけ交換設備があり、すべての列車がこの駅で列車交換をする。
50‰の急勾配をフランジ音を響かせ、あえぎながら登って来る800系。
同時刻の交換風景を撮影したものではないので、入線してる車両や線路が違うのはご容赦いただきたい。
上の画像で900系の乗客が横を向いてるのがおわかりかと思うが、車両中央部の8席が窓側を向いて設置されている。
ちなみに「きらら」も「ひえい」も、乗車するのに特別料金は必要としない。 普通運賃のみで乗車可能。
ついでながら、線路脇にある曲線標。 曲線半径160mは、鉄道ではかなりの急カーブ。 赤字は制限速度。
裏側の表示。 C-27はカント。 カーブで遠心力に対抗するため、レールの外側が27mm高く傾けてある。
S-10はスラック。 カーブ通過を容易にするため、線路の軌間を10mm拡げてある。 ここは標準軌なので、1435mm+10mm。
TCLは緩和曲線の長さ。(Transition Curve Length) 直線からいきなり半径160mのカーブになるのではなく、徐々にカーブをきつくしている区間。
宝ヶ池を含む途中駅は全て無人駅。 各種交通カード使用可能なタッチ端末が設置。 車内にも設置してあり、決済をするシステム。
現金の場合は右側の機器で乗車駅証明書を発行し、下車時に車内または有人駅で支払う。
市原-二ノ瀬間の、先日も撮影した橋梁で900系を狙う。 少しアウトフォーカスになったのが残念。
この時期、「紅葉のトンネル」となる区間。 まだ紅葉のピークには少し早いようだった。
貴船口駅。
F38からF361への、貴船方面に分岐した道路上にある。
鞍馬駅へ向かう列車。
台風21号による災害で、ようやく10月27日に復旧した。 倒木が残る中を走行。 バラストが真新しいのがわかる。
F361方面は倒木がまだまだある。
芹生峠まで行こうと思ったが、倒木で未だに通行止。 察するに、倒木の量が半端ではないのであろう。
付近の紅葉はまだ色づきはじめ。 曇天でもあったので、ぼやけた画像ばかり。
いつもは走り去るところを駅を探しつつ、YBR号でうろうろしてきた。
しかしながら、カメラを持ってバイクに乗って鉄ちゃんをするという、考えてみれば贅沢な趣味三昧ではある。