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ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

書籍、映画、旅、最新技術から選んだ心に残るもの。速読者向けは、青文字表示。内容は小学生でも理解できる表現使用

語彙力と伝え方『こうやって頭の中を言語化する』

2025-04-16 07:34:38 | 人生を「生かす」には
うまく話せるようになるには、日々の出来事などをノートにアウトプットしていく習慣で語彙力を高め、表現力も豊にしていく方法「言語化」である。伝え方とは「何を+どう言うかであり」できれば結論を最初に述べることが肝心なのだ。複雑な日本語よりも英文構図(結論を最初に)を描きながら、平易な日本語語彙を用い、簡潔に伝えることが、現代において必須のコミュニケーション術となる。欧米諸国では法的も平易な英語(プレインイングリッシュ)を使う政府(20カ国以上が政界標準ISO準拠)が増えてきたが、日本はこの分野でも遅れをとっている国なのだ。コミュニケーションの真髄は「相手に伝わらない文・語彙は意味が無い」とまで言われている所以である。
『こうやって頭の中を言語化する』荒木俊哉
「概要」『瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。』の著者が1000人以上のメソッド体験者の生の声を活かしながら約1年という時間をかけて新しい言語化メソッドを開発!それが本書の「言語化ノート術」である。「言語化を習慣にすること」
ー言語化力の高い人がやっていること
・相手の話を聞くこと「聞く力」・自分が最高の聞き手になること
・相手の言葉を引き出していく
ーこうやって自分の話を聞いていく
・自分の軸をしっかり言語化する
・言葉の意味を深める問いかけをしていくこと
ー一瞬で思考がまとまる超効率メソッド(what+Why+How)
・ステップ1「ためる」「できごと+感じたこと」をメモする
・ステップ2「きく」頭に浮かんだ言葉をノートに書きだす
・ステップ3「まとめる」現時点での「結論」を1行で書く


世代・年齢層別の市場が崩れ始めた新たな市場『消齢化社会』

2025-04-14 07:36:00 | 経営・リーダーシップに必要な事
新たな社会変化「消齢化」、それはあらゆる側面で価値観や嗜好の年齢による差が小さくなっている現象で新たなマーケティングの変化を模索する本書。市場における属性別マーケティング(世代効果・年齢効果・時代効果)に変化が現れ、若い層から高齢の層までの社会生活環境が共通感覚になり始め、若いから、高齢だからという消費ニーズが失くなりつつあると言う。過去、マーケティング的に大衆から分衆へ、さらに個へと変化してきた現代は新たな調査概念の属性が必須であり、新たな市場が生まれてきたとしている。 良き、古き時代に好まれた製品・サービス等(無形文化:歌・文芸・文化なども)が今若者に受け始めている現象も期待したい。


「コメ価格操作」は農林水産大臣とJA幹部の悪巧み

2025-04-13 07:33:25 |  社会の歪みと偏見
『「コメ不足」ではなく「政策不足」…責任を「転売ヤー・流通目詰まり」に押し付ける農水省に国民絶望』MINKABU記事。「やっぱりそうか」と誰もが疑問を呈した「米価格操作」は政府とJA農協の悪巧みを農民と転売ヤーへ押し付けていた、と言う内容備蓄米入札もJAが殆ど買い占め、米の低価格は期待できそうにない、また農水省はこれまで自分たちの失策(減反・農業人口減)を認めておらず、輸入米に関しても一切動かずであり、これではいつまで経っても米の価格は下がらないはずで、JAの赤字負担を軽減するための策しか取っていない。大臣の更迭と輸入米の一時的オープン化を期待したい。
2月14日、4月6日のブログも併せて読んでほしい。


防衛費・地位協定・米軍駐留費の見直し時期にきた

2025-04-12 13:03:59 | 世界の不思議・出来事
『トランプ氏、日本防衛「米国が全額負担」 貿易関係への不満に重ね』時事通信記事。歴史も日米の地位協定も知らない無知な米国大統領は、もはや単なる低俗なビジネスマンだ。トランプの言葉に「日本は米軍に一才負担していない」を逆手にとって「ゼロサム」ベースで防衛、軍備、保安協定を作り直す機会でもある、と思う。今まで日本側が不利な地位協定の改定は必須で、まさに米軍駐留費用、防衛軍需予算も大きく縮小できる、その分自国防衛費として他国との共同開発にも分散できる。このまま進行すると「有事の時に米軍に期待が持てない」となることは間違いない。
様々なトランプの「狂言」はどこから吹き込まれているのだろうか。世界を振り回し自国だけを有利にしたいだけなのか。


就職難は高学歴者に限らず蔓延している世界『高学歴難民』

2025-04-12 07:32:18 | 世界の常識(平均値など)
中国では多くの高学歴者の就職先が見つからず、浪人、もしくは低所得者労働者になっていると言う。今後日本でも高学歴の大学卒でも思った就職先が見つからない、就職できないなど出てくることは間違いない。それは日本経済の低迷で追加人材を採用できない環境であり、高齢者の継続的労働と同じ仕事でも低賃金で働く環境となっているからである。ここにある、若手の必要性感じる職とは「専門職」「特殊技術職」「新たな職」となる、さもなければ他国への移住し探す方が早いと感じる。別の見方をすると、希望する職を得たとしても、思った企業・職ではないと感じ(がまん、辛抱する精神的ストレスに弱い)、すぐ転職する層が増える中で、今後は若い層の就職難が続くと見る。そうなると結婚も、子供も、家も持たない低所得層へとプライドとの葛藤も含め選択肢を失くし、究極「難民」になる過去の「高学歴者の高待遇、最高の就職先」など、世間ではすでに崩壊、それよりも人間性などを重視した人材登用にシフトしている。
解決策の一つは、政府の起業家・中小企業への大胆な支援だと思う。新規ビジネスを活性化させることだ。特に「農業分野」、「エネルギー対策」(海底資源含む)、「ソフト開発」での活性化は日本にとって経済復興への必須の分野となる。
『高学歴難民』阿部恭子
「概要」学歴があれば「勝ち組」なのか?月10万円の困窮生活、振り込め詐欺や万引きに手を染める、博士課程中退で借金1000万円、ロースクールを経て「ヒモ」に、日本に馴染めない帰国子女、教育費2000万円かけたのに無職……「こんなはずではなかった」誰にも言えない悲惨な実態! 犯罪者になった高学歴難民、博士課程難民、法曹難民、海外留学帰国難民、難民生活を支える「家族の告白」、高学歴難民が孤立する構造を解く。
ー就職難の果てに生活の為に選ぶのは「万引き・詐欺」「キャバクラ」などの事例、更に被害妄想、人間関係のもつれ、更には家族に内緒で借金まみれとなり行き場を失い自殺、閉じ籠もりなどの事例など
ー現実と理想に苦しむ高学歴コンプレックスから肉体労働へと余儀なくされる若者が増えている


人生を如何に楽しく生き抜くか『Think Clearly』

2025-04-11 07:32:35 | 人生を「生かす」には
人生への教訓書ともういうべき本書は不安、苦痛、悩んだ時に読む本でもあると感じた。印象に残るのは52項目ある中で次の7つ:
1、「考えるより、行動しよう」:「思考の飽和点」に達する前に始める・何かを求めているかを知るには始めて見るのが一番 
2、「なんでも柔軟に修正しよう」:完璧な条件設定が存在しないわけ・早いうちに軌道修正した人こそ上手くいく 
3、「大事な決断をするときは、十分な選択肢を検討しよう」:最初に「全体図」を把握する・数少ないサンプルで性急に決断を下さない
4、「自分と波長の合う相手を選ぼう」:自分は変えられても、他人は変えられない
    自分以外の人間の性格は決して変えられない
5、「現在を楽しもう」:「経験」は「記憶」よりも価値がある
    夕日の写真を撮るよりも夕日そのものを楽しもう
6、「性急に意見を述べるのはやめよう」:意見がないほうが人生がよくなる理由
    軽率に意見を述べる頻度を少なくすることで考えを整理できる
7、「内なる成功を目指そう」:物質的な成功より内面の充実のほうが大事なわけ
    内なる成功とは平静な心を手に入れること
『Think Clearly』ロルフ・ドベリ
「概要」複雑な世界を生き抜くための、鮮明なる指針! この複雑な世界を生き抜くために、私たちは、何を指針にすればいいのか?「よい人生」とはいったいどういうものなのか? 古代の伝統的なモデルから最新の心理学研究の結果、ストア派をはじめとする哲学や、バリュー投資家の思考まで、膨大な研究結果のひもをとく。
ー「よい人生」を送るための52の思考法「思考の道具箱」(Think Clearly)


ネット情報をどおまで信頼するか『ネット世論の社会学』

2025-04-10 07:38:00 | 人生を「生かす」には
@「ネット世論」本書は無記名で誰もが利用できる「X」の調査資料・分析である。そこから見えるのは利用頻度と信頼度において、若い層は圧倒的に動画を含むネット情報を多く利用、だが信頼性は全層において未だマスメディアになる。ただ若い層で増えているのがメッセージアプリである点が今後「選挙」などにも影響力が出ると予測できる。但し、課題は発信元は基本的に「無記名」であり関心のある人だけが勝手に言い振り撒くという現象を如何に捉えるのかだ。さらに誹謗中傷など敵対視した異論が飛び交う(炎上)事も今後要注意だ。最近富にマスメディアがネット情報を転送、コピーして利用する頻度が増えており、フェイクニューズがマスメディアにも拡散されることへの不安もある。もう一点、気になるのがトランプ大統領のような「自己都合主義」がネットで世界に拡散されることへの懸念だ。
『「ネット世論」の社会学』谷原つかさ
「概要」「民意」を作るのは、わずか0.2%のユーザだった! ネット上で多数派に見える意見は、必ずしも実際の支持率や選挙結果とは相関しない。SNS時代の「常識」にも思えるこの乖離は、なぜ、どのように生まれるのか? 思い込みや偏見を排した定量的なデータ分析に基づき、日本における「ネット世論」の構造や実態を明らかにする。国政選挙・首長選挙から、旧ジャニーズ事務所性加害問題までを徹底解剖した快著!
ーネット世論vs選挙への影響
・必ずしも相関関係は見えない(ネット上の意見と選挙結果は一致しない傾向)
・「世論」には社会を代表する普遍的な民意という側面と、個人個人の勝手な信条表明がある
・ネット世論は能動的「聞かれてもいないものに言いたい人だけの意見」
・自分の気に入らない情報を「フェイクニュース」と呼んで非難する(輿論vs世論)
・ソーシャルメディアは感情を伝染させる(社会運動の時代へと動き始める)
・ネット上でのデータはアルゴリズムで情報を収集・編集(アルゴリズム次第で現実との相違)
・ネット世論は読みやすく拡散されるが信頼性に欠ける(ファクトチェック無視)
ー現実の利用者層
・10代から20代の若い層は動画共有を多く利用、次にSNS
・50代から60代の壮年・老齢者はマスメディを利用
・信頼度に関しては幅広い層でのマスメディア・ネットニュースを利用
・10代から20代の信頼するメディアはメッセージアプリが増加傾向


新たな建築仕法で人口増変化『人口減少時代の再開発』

2025-04-09 07:41:10 | 人生を「生かす」には
様変わりし始めた都市開発、特に人口減少に伴う各都市の利便性を生かした工夫が生まれ始めた。大都市では地権者の持ち出しなしで補助金に頼らない建築から、地方都市ではタワマンの規制と住居環境を重視した環境整備などさまざまだ。人口減少は今後さらに深刻となり数年前にブームとなった郊外ニュータウンなども老朽化と共に住人の老齢化でリノベーションが難しくなっている。そこで新たな動きは住人の環境を工夫し充実した施設を優先し、公共施設+商業施設+分譲へと順番に付加価値建築へと変化している。
『人口減少時代の再開発』NHK取材
「概要」明治神宮外苑の再開発について反対の声が相次ぎ、議論を呼んでいることは多くの人の知るところとなった。3棟の高層ビルが建てられる計画など、その開発スキームは高層化によって「保留床」を生み出し、得られた収益などで神宮球場を含む一帯の再開発にかかる事業費を補填するというものだ。ほかにも福岡、秋葉原、中野、福井など、今まさに変わろうとしている都市を現地で徹底取材することで、再開発の裏側に迫ってゆく。高層化ありきのスキームとなっていないか、街の個性や住民目線を置き去りにしてはいないか、そして、次世代に引き渡せるものとなっているのか――多面的な側面から検証する。
ー「なぜ全国の都市で高層ビルによる再開発事業が進むのか」
・東京は日本全体が人口減少傾向にあっても増加し続けている例外的な都市「選ばれる都市」
「変化し続けないと街として生き残れない」危機感がある東京ー地上げ屋による値上げが続く
・老朽化した建物の更新から、地権者の持ちなしで建設可能「権利床・権利交換」=「魔法の杖」
・地権者の3分の2のトリック(土地を分割し地権者数を意図的に増やす)で建設に着手
・想定外が噴出(物価高騰で工事費・労賃等が増加による)延期・減築・組換え問題
ー高層ビル物件・集客ビル
・千代田区秋葉原(電気街からアニメ街)高層ビルで変貌・貸店舗に入居数が激減
・福岡「天神ビックバン」高さ制限(空港近く)+福岡大名ガーデンシティ(集客力)
・福井(新幹線開通に伴う街開発)建設費高騰・持ち出しなしで計画された物件に難題
課題
・補助金依存を強めた計画が不安定
・資材建材、工事費等の高騰化による工事の延期、施設変更
・都市での施設変更はオフィスや分譲マンションになるが地方では難しい
・資金調達をPFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)で公募、賄う方法
ーさいたま市(人口増)
・転入者数2023年には7631人(転出を引いた数)全国で六番目に増加都市
・0歳から14歳以下の子供の転入超過数は988人(9年連続一位)市民税は500億増
・学校施設不足・教室不足(ある小学校は生徒数1200人、12から24クラス増)
・医療不足・緊急医療説不足
ー東京・湾岸エリア
・高層ビルでの空室率上昇(オフィスビル)
    渋谷1.36%、丸の内大手町2.25%、新橋虎ノ門7.09%、北品川東品川11.91%
・都内の100mを超える超高層ビルは525棟、20年で3倍に膨れた
ーユニークなまちづくり
・世田谷区下北沢(文化や歴史を継承)小田急線地下の分割利用・起業家支援
岩手県紫波町(補助金に依存しない施設)住居環境を整える(歩いて10分以内施設完備)
    公民連携で土地・建設費等を分担、住民に住んでもらう工夫
・神戸市でのタワマン規制(高さ制限を街に設け乱立させない・災害時避難対策も考慮)
・「郊外のオールド・ニュータウン」の再構築・リノベーション「面」整備
・利便性重視(交通機関・格安運賃・公共性を持った街機能)・条例緩和・強化策
開発のポイント(生きるための施設重視)
・普遍的集客装置を作る(商業施設・図書館・運動場など住民の集客施設)
・テナント賃料を蹴ってしてから施設を建築(テナント重視・優先させた逆算)
・エリアの機能が充実してから分譲地の販売(補助金を頼りにしない施設を確保)


「詩」をじっくり読む『言葉の力を送りたい』

2025-04-08 07:39:11 | 人生を「生かす」には
本書にある詩集は昭和初期からの時代を物語るものが多く、現代人にはその著作者の環境が想像できず難しい。ここにある「詩を作る楽しさ」は身近にあるモノ、事、人などを凝視し、自分に引っ掛かる思いを詩にすることだ。「力まず、言葉遊びで」という感覚は著名な詩は何度か読むと味が出てくる。本書にある2つの詩:まど・みちお氏の「ぞうさんの詩人」(ぞうさん ぞうさん おはながないのね そうよ かあさんも ながいのよ)、阪田寛夫氏の「かぜのなかの おかあさん」(おかあさん としをとらないで かみがしろく ならないで いつでもいまの ままでいて わらっているかお はなみたい)
「詩」の感受性は人それぞれである、好きな詩を選ぶことで、自分の心を温かくすることだ。
『言葉の力を送りたい』ねじめ正一
「概要」1 言葉の力、詩の力(力まないコトバ―井伏鱒二と辻征夫;目の詩人・耳の詩人―山之口貘と金子光晴;世間を渡る詩―谷川俊太郎;さわると血の出るコトバ―石垣りんと永瀬清子;詩の後ろにある人生―北村太郎;コトバの至福―まど・みちお;捨て身のコトバ―正津勉と甲本ヒロト;宙に浮くコトバ、宙から取り出すコトバ―藤井貞和と吉岡実;詩はどこにあるか―椎名林檎と宮沢和史)
2 詩の現在(対談1・石垣りん―実用的な詩について;対談2・町田康―コトバのリアリティー;対談3・辻征夫―他愛のないものを書く視線;対談4・谷川俊太郎―詩に侵食された詩人のコトバ)
3 野蛮ギャルド的詩人論(井伏鱒二の名言;胸の中の声、金子みすゞ;殺し文句のコトバ、田村隆一;詞のコトバ詩のコトバ―中島みゆき;童謡のコトバ―阪田寛夫;野蛮なコトバ―中原中也;コトバの強度―宮沢賢治;戦うコトバ―富岡多恵子;谷川俊太郎になる日;『世間知ラズ』を読む)
ー詩の作る楽しさ
・引っ掛かる言葉を探せ
・分かろうとしない。とにかく眺める
・力まない言葉を使う
・見た目、聞いたまま
・一歩先を歩く
・言葉あそび(言葉の至福)
・身の回りにあるものを何でも詩にする(身近な事、物、人を材料)
ー「ただの人間」(詩人は特殊な人間ではない。その辺を歩いている普通の人なんだ)
「現代詩だって世間に受けなければダメだ」
ー「現代詩で取り上げられるテーマは時代であり、人間の内面であり、普遍的な真理であり、そのテーマを表現するための言葉は前衛的で、抽象的で、観念的、要するに一般の人には「さっぱりわからん」ということになっているように思う」


関東一円に勢力を伸ばし800年続く一族家系を築く『佐竹一族』

2025-04-07 07:40:45 | 歴史から学ぶ
茨城を中心に関東一円、更に全国に勢力(分散)を伸ばした「佐竹一族」は1055(平安時代)年から1871年(明治初期・廃藩置県)まで800年続く大規模で長い家系一族(佐竹宗家:36代)である。因みに1086年に白河上皇の院政が始まり1159年には平治の乱(平清盛vs源頼朝)、1189年には奥州合戦(藤原氏滅亡)、1192年源頼朝の鎌倉幕府、1221年承久の乱(後鳥羽上皇公家と北條幕府)などが続くが、佐竹一族は同族の戦いが100年毎に繰り返され、特に南北朝内乱では後醍醐天皇公家側と足利尊氏の幕府側に兄弟が相見える争い、足利幕府内での観応の乱では尊氏と義栓との間での争いも佐竹一族は互いに戦った。佐竹義宣の時代には上杉家からの後継者(竹に杉は継なげない)でも一族での内乱を起こした。佐竹一族では仏僧系になるもの絵師になるもの現れ、その後北条家、伊達家、豊臣家、徳川家などに仕えた。佐竹一族は上杉、伊達に次いで金山の運上が多く、製塩なども構築、1590年本拠を太田から水戸(豊臣時代:54万石)へと移る。1600年には秋田藩主20万石(12代と続く)となり明治を迎える。また、佐竹一族は日本各地に多くの支流・分家一族で京都・美濃・和泉・土佐に拠点を構えた一大家系である。一族を支えたものは互いに争いしたが、主張を尊重したことなのか。


相互関税で「米国コメをゼロ」で交渉、国民も賞賛するはず

2025-04-06 10:22:40 |  社会の歪みと偏見
『「売るコメがない」米屋が苦境、廃業が2年連続で増加』見えてきた農水省+JA農協の悪巧み政府は農家に減反に次ぐ減反要求で、農業人口減少に老齢化、米の生産が増えるはずもなく(闇横流し疑惑をでっち上げ)今後も続くであろう米生産量の減少でJA農協が米価格統制(高騰化で赤字を埋め合わせ)、国民は高い米を買わざるを得ない。だが、ここに来てトランプの相互関税で米国の米を関税ゼロにする提案から交渉する手立てもある。国民にとっては減反で減った米を米国米で補うこともできる。果たしてJA農協への非協力を実行できるかどうか。



『日本は少子化問題で崩壊する』予言『人口は未来を語る』

2025-04-05 07:34:57 | 世界の常識(平均値など)
「日本は少子化問題で崩壊する」と予言している事に驚愕するが頷ける。それは本書にある人口動態での重要ポイント「経済力」「民族性」「社会的エゴイズム」があり、日本の現状は経済の低迷路線の選択と単独民族(単独民族の継承・移民不可)を継続していることだ。「崩壊」の主の理由である少子化問題は既に危険レベルにあり、幾ら労働者不足を科学技術で補おうと、また女性の地位と待遇改善を図ろうと手遅れに近いという。政治政策がこのままでは、日本の経済は成長が不可能で、若い夫婦が労働しても賃金的にも時間的にも子供を育てる環境がさらに失くなっていくと言うことだ。それは国家が増税と新税を繰り返しても、高齢者負担(医療・年金・保険)は若い層とは既に大差があり追いつけない、と言うことだ。日本の若い層は真剣に無策で自己主義的な国政を改善していかない限り日本の将来は明るくならないどころか、真っ暗闇に突然覆われるかもしれない。あるいは、外国移住した方が災難(極重税)に遭わずに済むかもしれない。更に気になるのは、国内の「米」の現状。政府の減反に次ぐ減反政策で農業人口の減少と老齢化など「米」不足と高騰化は政府とJAの思惑通りだが、国民にとって愚策でしかない。
『人口は未来を語る』ポール・モーランド
「概要」40億、121、79000―国家の命運は人口が握る! 気鋭の人口学者による大胆な未来予測。超大国になるか発展途上のままか、経済的に豊かになるか貧困にあえぐか。
ー都市で暮らす人々は小家族を選択し、出生率が低下、社会が高齢化し、人口が減少、移民流入と民族構成の変化となる
ー3つの色の変化
・増加するグリーン:人口増加の減速による環境回復の可能性=より効率的により少ない資源で食料を確保できる可能性
・増加するグレー:世界人口全体の高齢化と、多くの国の超高齢化の可能性
・減少するホワイト:民族的変化、すなわちアフリカの人口増とヨーロッパ系人口の減少
ー人口変化
・世界人口に占めるアフリカの割合は1950年に14人に1人だったが、2100年には3人に1人
・今世紀末の世界人口は150億人を超えるのかアフリカの出生率次第
・2064年に100億人弱を迎え2100年には90億人を切ると研究機関ランセットは予測
・平均出生率は1950年デンマークの2倍、現在は1.1倍、平均寿命も3分の2が僅か10%未満
ー急速な都市化
第一次世界大戦前やには百万人都市は10数箇所、現在中国だけでも121箇所もある
・農耕民の3分の1が都市住民になり世界人口の半分を超えた(2100年には7割超)
・都市化の後退はパンデミック、財政破綻で起こ理、災害では食料水不足を招く
・イノベーションにより都市は消費エネルギーが減り、大気汚染も減り、交通渋滞も減る
・国策にもよるが都市と農村との格差は小さくなる(教育・暮らし)
・都市での少子化は進みキャリアアップと少ない投資で少子化が実現
結婚・出産が減退、性生活も減退(日本の40歳未満は4人に1人は異性交渉がない)
    日本は先進国の中でも最も幸福度が低く、子供を育てる時間と金銭的余裕がない
ー高齢化社会
・若い人口国は革命を起こしやすい(ロシア・ソ連時代)
・日本は100歳以上が7万9千人(90%が女性で、65歳以上が28%)
・日本に次いで高齢化社会国になるのはイタリヤ、ドイツ、中国、米国となる
・高齢化社会は長期停滞経済、低金利(過去30年で成長率が2%を超えなかったのは2回だけ)
高齢化で高騰する医療費、年金へはゼロ金利、赤字国債発行、増税となる(自転車操業となる)
・公的年金を増やす工夫は移民労働者を増やす、年金支給年齢を上げる
犠牲となる選択(経済力・民族性・社会的エゴイズム)
・日本は経済力(経済低迷)を犠牲に民族性(移民を認めない)、家事と介護を女性に押し付け、結婚や子育てより自立(仕事で賃金を得る)を優先させる
・英国は移民を受け入れ、労働力を上げ、経済(税収を増やし)を活性化させるが、民族構成に変化し始めた(外国籍生まれが20%以上)
・イスラエルは経済と民族を優先し、出産率も伸ばしている だが移住も増えている
ー人口動態が重要
・気候変動、パンデミック、AI、地政学など以上に人口動態が重要な位置を占めていく
日本の現状:少子化による崩壊が起きる最も早い国
    母親としても働き手としても満たされない女性が多くいる
    科学技術で補おうとしているがそれだけでは解決しない(出生率1.3低下が早い)


「気付き」を如何にビジネスに繋げるか『仕事は楽しいかね?』

2025-04-04 07:38:00 | 起業家への知恵
仕事に、人生に誰もが「行き詰まり」を感じることがある。そこに必要なことは「明日は今日と違う自分になる」「遊び感覚で色々やって、成り行きを見守る」「成功とは右に倣えをしないこと」、成功はチャンスを如何に「気付く」、と言うこと。コカコーラ、リーバイスなど成功はきっかけを如何に捉え、ビジネスチャンスに変えるかなのだ。「失敗」と認める前に3つのポイント(ミスした点・問題点・今の現状)を書き出すだけでも「反省」から新たな「挑戦」へのチャンスを掴むことができるという。成功した人の真似ではいつまで経っても成功しないと言うことだ。
『仕事は楽しいかね?』ディル・ドーテン
「概要」出張の帰りに、大雪のため一昼夜空港のロビーに足止めされた「私」。そこで出会ったある老人に、つい仕事で鬱積(うっせき)した感情をぶつけてしまう。老人は実は、企業トップがアドバイスをほしがるほどの高名な実業家。その含蓄ある言葉に「私」はしだいに仕事観を揺さぶられていく。
ーくだらないことが繰り返されている
・目標の設定=自分の人生をきちんと管理することができる
生きる姿勢を変える=新しい自分を築く=毎日毎日違う自分になること=「試すこと」
・わかりきっていることを手間かけてやり直すことはない=良くなろうとすること
試すこと、日々変化が必要であること、偶然を見落としていること…
・適切な時とか完璧な機会なんてものはない=遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る
失敗した理由はあらゆる試すことをしなかった=アイデアは偶然・ラッキー・幸運
・世の中は変わったことで興味を持つお客が増えた=真似では人は興味を持たない
・うまくいっていないのはどうしてなのか=試すことは簡単だが、変えるのは難しい
・アイデアの為の3つのリスト:ミスした点・問題点・今やっている点
    そこから「試すこと」を見出すこと
「コカコーラの由来:薬屋の頭痛薬を水で割って飲んでいたことから発想、ソーダで割ったこと
「リーバイス・ジーンズの由来:帆船の帆販売からズボンがないかと言われ帆をズボンに」