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ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

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若い時の悩みは皆んなが通る道、協調性社会から多様性社会『君はどう生きるか』

2025-04-03 07:38:59 |  社会の歪みと偏見
人生には悩みは付き物、特に10代から20代は学友との共同生活から始まり、社会人の仲間入りと全く違った世界へ踏み出す時など必ずや出てくる。その悩みは人それぞれだが、決して一人で悩まず、友人、家族、同僚、先輩、それに上司と相談する事だ。素直に率直に申し出る(質問)事から自分の悩み、思い、対処方法など「自分で考えた事」を思い切って行ってみる事で、思わぬ「解答、少なくとも助言」が貰え、気持ちも楽になる。ここにあるように「無口で籠ってしまう」と誤解が生じたり、思った方向へ進まない事にもなりかねない。悔やむとしたら「あの時話ししなかった」とか「あの時自分が何もしなかった」ことを後から悔やむのだ。現代は自分の「好き」なことを追求していく事が「なんのために生きているのか」を発見でき、過去の「皆んなと一緒」(協調性社会)から自分はこう生きたいという独自行動(多様性)があることを知っておくべきだ。
『君はどう生きるか』鴻池尚史
「概要」いままで、「大切な人と深くつながるために」「いじめられている君へ」「親の期待に応えなくていい」など、折にふれ10代に向けて多くのメッセージを発信してきた著者が贈る「今の10代に向けた生きるヒント」。現代は「君たち」ではなく、一人ひとりがそれぞれ違う「君」の時代。この楽しくもしんどい多様性の時代に必要なのは、違う人と協働するための技術、そして自分の頭で考えるということ。そのためのアドバイスが満載。
「君はどう生きるか」という過去の「君たちはどう生きるか」の協調性から多様性に移った
・大切な人と繋がるためにコミュニケーションを大切に
・皆んなと仲良くではなく好きな人だけでも良い、嫌いな人は無視してお良い
・「サンドバック状態」無口で頷くだけ、よっていろいろなことを押し付けられる状態
一番大切な事は何かを考えること(悩む事vs考える事)
    シンパティー:同情や思いやり、エンパティー:相手の立場に立つ能力
    ベター:ベストではないけどより良い、ワース:より悪いが最悪ではない
    めんどくさい:好奇心を失くす
    自我vs集団我
    「たった一つの正解」がない問題を考える(答えは1つとは限らない)
    スマホはあらゆる情報が手元にある「面白い時代」、だが如何に使うか
いじめ
・過去「逃げてはダメ」というが今は「逃げる・避ける」を選ぶ
・いじめの解決に大人(先生)は見て見ぬ振りをする(大人の真剣さ不足)
ーなんのために生きるか
・たくさんの言葉・知識を覚える(興味ある本などで読書)
・たくさんの場所に出かけてみる(スポーツ、演劇、コンサート、海外旅行など)
自分の「好き」を追求してみる(将来何になりたいか)


コミュニケーションは「伝え方」で決まる『伝え方しだいで人生は思い通り神トーク』

2025-04-02 07:35:10 | 人生を「生かす」には
相手との程よいコミュニケーションは伝え方次第。特に相手にして欲しい時、事は、「情熱を込めた言い方」を学ぶことだ。「熱意」は人の心も動かす、だが相手次第であり興味のない人には通じない。一番は相手の意見に頭ごなしに否定しないこと、姿勢正しく、笑顔で接し、相手の意見に共感しながら、質問、意見を求めること。本文で気になる言葉は「人の魅力は人間的な弱さを隠さないこと」「小さなゴール・目標をたくさん作り、共感を増やす」「意見が言える場(発表する場)を増やしてあげる」「意見を聞かれたら反復し、意見を聞いてみる」などだ。
『伝え方しだいで人生は思い通り神トーク』星歩
「概要」心理学・脳科学に裏付けされた「科学的に人の心を動かす」伝え方を誰でも実践できる形でわかりやすく紹介しています。人間関係、仕事、お金、恋愛、会話・雑談、SNS、子育て、コミュニケーション、リーダーシップ、人見知りなどすべてに効果抜群
ー「相手が思い通りに動いてくれる」その為にも「伝え方」を考えれば人は動く、と言う。「言葉」にして全てが伝わる」と言う意識を持つこと。
「人の心を動かす3つの絶対条件」
・話を聞くに値する人と思われる日常での振る舞い(相手を選ぶ)
・相手に安心感を与える(安心感を持たせる・褒める)
・相手の自己重要感(承認要求)を満たす(価値があると満足感を持たせる)
ー人間関係
頭ごなしに否定しない、まずは聞き、質問してみること
・笑顔で対応、姿勢正しく
・同調する言葉を繰り返す「好き」
ー「好かれる」伝え方
・名前で呼ぶこと
・「おめでとう」を伝える
・会う人のことを事前に調べておくこと
「褒める」を実践する(人前で褒める:人柄と存在)
・アドバイスを求める(質問・意見を求める)
・「頷き」目でお礼
・相手の変化に気遣う、褒める(ありがとうなど声をかける)
ー相手が思い通りに動く術
・相手に気づかせる工夫(自分の反応も考慮)
・「否定しない」「気づかせる」「答え意を言わない」「正さない」
・「ありがとう」を口癖に
・「痛み」は即断即行動を生み、「快楽」は継続を生む
・話を紙に書き出すことで客観的に感じてもらう
ー神トーク
魅力は人間的な弱さを隠さないこと
・小さなゴール・目標をたくさん作り、共感を増やす
・意見が言える場(発表する場)を増やしてあげる
・意見を聞かれた反復し、意見を聞いてみる
・相手のゴールイメージを聞く(共感することがを発する)
ーマズローの欲求5段階説
・「生理的欲求」「安全の欲求」「所属と愛の欲求」「承認欲求」「自己実現の欲求」
・本能的な欲求は「感情」


「日本語」の意味する世界『意味の世界』

2025-04-01 07:35:15 | 人生を「生かす」には
日本語での言い回し方と日本文と英文での表現の違いなどさまざまな視点からの学びがある、が一般が理解するのに本書の「意味論」は面白いが難しい。また、現代語は新たな言葉の変化、新語により年齢層にもよるが理解度が違っている点など、日本語と世界各国との共通語はいわゆる「プレインランゲージ」を表現した方が良いのかとさえ思う。下記のような言葉のマジックなどで人は意味を理解・誤解(洗脳)していく。「米国のジョージ・ブッシュ大統領は一般教書演説で減税について語りましたが、「減税」をそのまま「減税」とは呼ばずに、「税の恵み」と表現しました。それも5回もです」
『意味の世界』池上嘉彦
「概要」ことばを記号でなく文化としてとらえ、その意味のありようを解明する。本書は、現代言語学の中心分野である「意味論」の立場から日常生活における言語体験を分析し、ことばの意味が固定したものではなく、時代や文化、状況の違いによって様々に変転することを明らかにする。さらに文化や思考様式と、言語の意味構造がどのように連関しているのかを、豊富な事例を挙げながら解説する。意味論の新しい世界を切り開いて長く読まれた記念碑的著作を復刊する。復刊に際して「改版あとがき」を付加。著者の学問的履歴・原著執筆の背景事情・刊行後の言語学の歩みがわかります。
ー二つの挿話
借リル」と「貸ス」日本語と英語で意味的に1体1に対応していない
    英語: 金銭の支払いなしの場合は「borrow」、支払いありは「rent」
ー意味の曖昧さ 「不覚かさ」「曖昧さ」
    日本語にある「前向きの姿勢で検討します」「両3年内に」
    「トマト」は英語で野菜、法律上では果物という判断もある
    「ここではきものをぬいでください」は2つの意味になる「履き物」「着物」
    「手伝っても構いませんか、『いいわ』」という返事はYesとも NOとれる
    「眠い?」=「Are you sleepy?」日本語は主語がない場合もある
    日本語の表現は「点の論理」、英語は「線の論理」に基づく
    意味をなす表現となさない表現
    語法上での基準と「ずれ」/コンテクストの役割/「詩的」であるということ