@「仁」とは2人称で二人の関係を意味する。「義」は人としての正道を貫く事を意味する。日本的な一般的な「折衷案」は「義」に反していると言う。孔子の教えは2500年前からその数々を弟子に伝え「論語」となって世に広まったものである。2500年前の孔子の教えが現代でも通じる、あるいは色あせないのは不思議であるが、人間は歴史の繰り返しをしているのはその理由、そのものである。歴史に学ぶ理由もそこにあり、人は様々な局面で意思決定をし、成功し、または大敗し、死別を繰り返してきたのである。だから、それを現代の生き様に照らし合わせ、「教科書・教師」としてより良い人生・社会を構築していきたいものだ。
『孔子家の極意』孔 健
- 孔子の知恵の活かし方・孔子家直系第75代子孫
- 孔子の目指したものとは立派な君主と優れた家臣によって国を治め、そのもとで人々が礼節にしたがって生活する社会だった。孔子の死後弟子たちによって「論語」として今日に伝わる。
- 「儒教の5徳」
- 「仁・義・礼・知・信」、「忠」「孝」は7番目・8番目
- 『仁』の極意・信頼関係を築くために・人を愛する事
- 「仁」は人で2人、3人以上は「衆」となる
- 目上位の人と話す時やってはいけない事は、
- 聞かれもしない事を口出しする事
- 聞かれても答えない事
- 相手の表情もみずに勝手に喋る事
- 最初の出会いを大切にする
- 先入観で判断しない
- 最近の若い者は・・ではなく、期待する前に育てるのがリーダーの役割
- 「誠実さ」こそ世界に共通する武器となる
- 有益な3つの楽しみ
- 優れた友達を持つ事
- 音楽を楽しむ事
- 人の美点をあげる事
- 『知』の極意・自分を磨くために・運命を知る事
- 「知は力なり」自分が本来なすべき事に気づく事
- 知識を蓄えて知恵を絞り出す事
- 温故知新・古典を学ぶ
- 歴史人間を観察する視点や洞察力は現代でも色あせない
- 何が欠けているのか、間違っているのか知ろうとしない者には教えがない
- 文句という前に必ず反省してみる事・自分の能力・力量を測る
- 生活が豊かになり物欲が強くなると心が寂しくなる
- 自分の「劣等感」を知り、克服するために努力する事
- 人生の企画書を描き、自分の心の道を描く
- 『信』の極意・人望を得るために・人を信じる事
- タイガーバームの成功裏には利益還元=学校病院を建設
- 人望=寛大さ、寛容さ、謙虚さ・欠点が自分で分かる事
- 若い人の希望に期待をかける
- 政治とは政を正す事
- 人が集まる仕事とは人が安心して励むことができる職場
- 受け売りの話題材では人は動かない・自分で確かめること
- 『義』の極意・トラブルを避けるために・人として行うべき事
- 折衷案で妥協しない事・議論・異論を交わす事
- 「寛恕」広い心で人を許す事
- 「損して得とれ」
- ビールの単品価格とケースを含めた価格で儲ける
- 中国人の考え方・一人では強いが三人寄ると力にならない
- 日本人の考え方・一人では弱いが、三人寄れば力になる
- 『礼』の極意・引き際を知るために・素直な心の現れ
- 礼には心を込めることが大切
- 長になったら「退」を考えた行動を考える
- 人生の「総括書」を書く意味
- 新たしい視点を見出せる
- 人生の意義がわかる人は情熱を失わない