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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

芸術とは?

2013-12-19 07:14:40 | 日常
『ロゴスドン』の投稿課題は〔芸術とは何か〕である。

(今回は簡単だわ、日ごろ考えていることを書けばいいだけだから)と、浅はかにも楽観視。

 ところが、締め切りが近づいても一向に考えがまとまらない、宙に浮いたきり曖昧に霧散している言葉の切れ端。

『芸術』という深遠に近づけない。それが分かればと、今さらながら苦笑い。それが分からないから苦戦しているということに気づかされたといってもいい。
「芸術とは爆発だ!」と言った人がいる。その通りかもしれないが、いかにも抽象的すぎて説明の余地がない。考えるに現実の全否定なのか、未知の時空への驚嘆なのか・・・人の思い入れ(観念)を払拭した後のピュアな精神の化学反応をいうのか・・・。

 芸術は工芸とは一線を画すというのが一般的な意見だけれど、民芸運動の例もあり、生活の中にこその美も確かに存在する。
 五感あるいは六感を持って精神を大きく揺さぶる何か・・・。

 
 芸術とは『人間の存在証明』ではないか。そこには必ず、人の術(方法論)が介在していて、鑑賞者はその意図に共鳴、感嘆・賛美するのだと思う。

『ポラーノの広場』184。

2013-12-19 06:44:32 | 宮沢賢治
「へん、貴さまの出る幕ぢゃない。引っ込んでゐろ。こいつが我輩、名誉ある県会議員を侮辱した。だから我輩はこいつへ決闘を申し込んだのだ。」


☆鬼(死者)を推しはかり、漠(大きくてつかみどころがない)隠れた虚を画き、拝/敬意を表している。
 冥(死者の世界)の世の件(ことがら)や界(社会)を、擬/似せて引/案内している。
 侮(区分けする)ことを辱(かたじけないと思う)、画(はかりごと)を胚/内在させている。
 結(バラバラなものを固め)統(一つにまとめる)新しい孤(一つだけの状態)である。

『城』1479。

2013-12-19 06:18:19 | カフカ覚書
 これだけのことを言っても、Kがさして感心したような様子もなく、空けたような眼でお内儀をじっと見つめているだけなので、お内儀は、なかば狼狽して、こうつけ足した。

 眼/Augen→Organ/機関、仲介者。

☆これだけのことを言ってもなおわずかしか気にしないで、無意味に機関(仲介者)をじっと見ているだけなので、お内儀(言葉)は、なかば当惑しこう付け足した。