続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『オツベルと象』⑭

2018-12-14 06:58:53 | 宮沢賢治

 オツベルは奥のうすくらいところで両手をポケツトから出して、も一度ちらつと像を見た。


☆往(そののち)の霊(死者の魂)の衆(人々)を推しはかると、逸(隠れた)図りごとの照(あまねく光が当たる=平等)が現れる。

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🈞マグリット『光の帝国』②

2018-12-14 06:42:50 | 美術ノート

 風景の中にあるたった一つの街灯、普通は距離を置いて連続してあるものだがここでは一つしかないばかりか、周囲の建屋の明るさに比べていかにも目立つ明るさである。
 たった一つ、しかしより高いというのでもなく、ごく普通である。
 これは普通の同じ人間である皇帝の比喩ではないか。

 よく見れば同じ人間に過ぎない皇帝が、この国を支配している。精いっぱい頑張っても自然の明るさに比してこの程度の照度である。
 自然の青空は何の力を加えることなく明るい。
 しかし皇帝の持つ権力が照らす明るさは・・・。

 本当の景色、ありのままの風景が見えなくなる。それが支配下の束縛による重圧ではないだろうか。


(写真は国立新美術館『マグリット』展/図録より)

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『やまなし』㊷

2018-12-14 06:37:54 | 宮沢賢治

『さうぢやない、あれはやまなしだ、流れて行くぞ、ついて行つて見よう、あゝいゝ匂ひだな』


☆流(広める)講(話)の考えに現れるのは仁王(仏法の守護神)である。

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『城』3090。

2018-12-14 06:32:07 | カフカ覚書

この男が健康な子供の面影をたぶんに残しているのは、このすぐれた思考力にたいする満足感、つまり、自分自身にたいする満足感のせいであるらしい。


☆この男が健康な子供らしさをずっと強く残しているのは自分自身に対する満足感、十分な満足感があるからだろう。

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『オツベルと象』⑬

2018-12-13 07:23:48 | 宮沢賢治

 百姓どもはぎよつとした。それでも仕事が忙しいし、かかり合ってはひどいかr、そつちを見ずに、やつぱり稲を扱いてゐた。


☆飛躍した章(文章)である。
 詞(言葉)は弐(二つ)を謀(計画し)、合わせ兼ねている。
 等(平等)を扱っている。

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🈞マグリット『光の帝国』

2018-12-13 06:50:54 | 美術ノート

   『光の帝国』

 空は昼、風景は夜の景、有り得ない光景である。
 換言すれば、不自然、自然ではない光景であり、ここは人為的な権力が風景全体の空気を塗り替えているということである。
 黒が白、白が黒になるのは自然界には皆無であるが、精神界では起こりがちな風潮である。
 帝国…皇帝が統治する国家において皇帝の命令には逆らえず、民衆は従順に首を垂れるのみである。逆心を抱いて生きることは難しい。

 抜きん出て高い塔は司令塔のようでもあり、民衆の家々の灯りは仄暗い。点いていない部屋もあるが、家全体が暗く沈み込み見えない家もあるかもしれない。
 それに比して街灯の明るさは何かを警戒しているかのようでもある。

 不条理、矛盾、帝国に射す光の暗さ。圧制のもたらす重い空気は建屋のひび割れや道の微妙な傾きにも暗示されている。
 しかし、帝国の力は自然の光(昼の明るさ)に比べてこのような光でしかない。
 昼と夜の対極、自然(宇宙真理)と皇帝(人為的支配)の差異である。


(写真は国立新美術館『マグリット』展/図録より)

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『やまなし』㊶

2018-12-13 06:37:45 | 宮沢賢治

 お父さんの蟹は、遠めがねのやうな両方の眼をあらん限り延ばして、よくよく見てから云ひました。


☆普く皆(すべて)の縁(つながり)は、霊(死者の魂)である。
 法(神仏の教え)の願いを、言(言葉)の縁(つながり)に兼ねて運(めぐらせている)。

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『城』3089。

2018-12-13 06:27:34 | カフカ覚書

頬は、子供のようにまるまるとし、眼も、子供のようにたのしそうなのであるが、秀でた額ととがった鼻、唇がほとんどしまろうとしない小さな口、あるかなきかの顎、これらは、子供っぽいどころか、すぐれた思考力をあらわしているのだった。


☆子供のような丸い頬、眼も子供のように満たされていたが、立派な額は辛辣な狂人のようだった。狭い入口は一つにまとめられることなく、切れ目(境目)は消えてなくなっており、よく考えられて選り分けられていた。

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紳士服の仕立屋さん。

2018-12-12 07:44:22 | 日常

 コンビニでコピーを取っていると、背後で待っている人に気づいた。
「ゆっくりでいいですよ。わたしはこれ一枚とるだけですから」と言い、手に持った服の製図のような物を見せた。
「紳士服の仕立てですか?」
「ええ、もう五十年ばかりもやっています」
 (ドキッ!わたしの大好きな仕立てを生業にしているなんて!)
 思わず「わたしも生まれ変わったら、洋服の縫子さんになりたいと思っているんです」と打ち明けた。
「そりゃ、いいですね」と言って下った。背の高い老紳士・・・(憧れちゃうなぁ)

 束の間のおしゃべり・・・。
 町にはいろんな人がいて、いろんな人生がある。年を重ねてから話すおしゃべりには重みや深みがある。偶然の何気ない出会いって、いいね!

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『オツベルと象』⑬

2018-12-12 07:33:47 | 宮沢賢治

 するとこんどは白象が、片脚床にあげたのだ。

 白象はハク・ショウと読んで、吐く、章。
 片脚はヘン・キヤクと読んで、返、規約。
 床はショウと読んで、章。


☆吐く章(文章)は、返(元へかえる)規約の章(文章)である。

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