続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『城』3074。

2018-11-21 06:30:50 | カフカ覚書

ただ、イェレミーアスの場合のように首尾よくはいかなかっただろうな。同情を集める腕くらべをやったら、たしかに、そして、それが当然なのだろうが、あいつのほうがおれに勝ったにちがいない。


☆ただ、イェレミーアスのように都合のいい結末にはならない。憐みの競争なら確実に、多分、まさしく彼の方が勝ったに違いない。

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『城』3073。

2018-11-20 06:11:24 | カフカ覚書

おれも、ほんとうにひどく疲れたところを見せびらかし、この廊下にでもぶっ倒れ(それだけでも、いい気持にちがいない)、ちょっぴり眠ったりする。そうすれば、すこしぐらい看病してもらえるかもしれんからな。


☆実際、疲れてこの経過でくずおれてしまうのを見ると、たしかに親切にすべきで、先祖も少しは休めば、少しぐらいは世話をしてもらえたかもしれない。

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『城』3072。

2018-11-19 06:33:20 | カフカ覚書

もっとも、あいつの哀れっぽいざまは、風のせいじゃなく、生まれつきで、どんな煎じ汁を飲んだって治せるものか。が、とにかくイェレミーアスをお手本にしたほうがよかったかもしれない。


☆悲惨さは言明(予告)のせいじゃない、生まれつきで小舟のテーマでも健全さを追い払ってしまう。しかし、すべてイェレミーアスに倣ったほうがよかったかもしれない。

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『城』3071。

2018-11-16 06:37:04 | カフカ覚書

こいつは、イェレミーアスを見習ったほうが賢明だったかもしれないな。あいつは、風邪をひどく誇張してやがる。


☆ひょっとしたら、イェレミーアスの法に合わせた方が良かったかもしれない。あいつは明らかに度を越している。

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『城』3070。

2018-11-15 06:25:19 | カフカ覚書

おれも、ひどく疲れている。イェレミーアスにかましておくべきだった一発をかまし忘れたのも、疲労のせいだろう。


☆Kもまた非常に眠いが、ひょっとしたらイェレミーアスの眠気は為すべきことで身を護っているのではないか。

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『城』3069。

2018-11-14 06:08:27 | カフカ覚書

(23)
 Kは、そのときやっと、廊下がすっかり静かになっていることに気づいた。Kがさっきまでフリーダといっしょにいた廊下のこの部分(このあたりは、店を経営していう一家の部屋になっているらしかったが)だけでなく、さっきまでの部屋からいろんなもの音がしていた長い廊下全体が、しずまりかえっていた。じゃ、お役人がたも、とうとうお眠りになったのだな。


☆Kは、そのとき動きが静かになっていることに気がついた。彼がフリーダと共にいた経過もこの部分だけでなく普通になっているらしかった。その長い経過からも遠ざかっていた。
 要するにこの大群(人たち)は、死を決定的にしたのだな。

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『城』3068。

2018-11-13 06:26:07 | カフカ覚書

部屋のなかは、明るくて、あたたかそうだった。なおしばらくささやき声が聞こえていた。おそらくイェレミーアスをやさしく言いきかせて、ベッドに寝かしつけているのであろう。やがて、ドアがしまった。


☆幻影は明るく温かだった。わずかにささやく声が聞えた。多分、イェレミーアスを優しく説得し切願したならば、完結したドアになるだろう。

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『城』3067。

2018-11-12 06:30:41 | カフカ覚書

下には、小さなドアが見えた。こちらの廊下にあるドアよりまだ低かった。イェレミーアスだけでなく、フリーダも、からだをまげてはいらなくてはならなかった。


☆下には先祖の氏族のドアがあった。普通のドアよりさらに低かった。イェレミーアスだけでなくフリーダも身を低くして中へはっていかなくてはならなかった。

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『城』3066。

2018-11-09 06:21:29 | カフカ覚書

あなたがもとのように、Kがわたしのことであなたをいじめるまえのように健康になるまでね」
「じゃ、あなたは、ほんとうにおいでくださらないのですか、測量師さん」と、イェレミーアスは、なおもたずねたが、もうKのほうをふりむこうともしないフリーダに連れさられてしまった。


☆K、あなたを苦しめる前のように健全になるまでね」
「では、あなたは実際には出現しないのですか、土地を失ったことに気づいた大勢の人たちの前には」と、イェレミーアスはたずねたが、Kのほうをふりむくことなくフリーダに最終的に引っ張られていった。

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『城』3065。

2018-11-08 06:34:47 | カフカ覚書

あのズベ公たちのところでどういうことになろうが、あの子たちとこの人の問題で、わたしの知ったことではないわ。わたしの仕事は、イェレミーアス、あなたを看病してあげることよー


☆あの人たちが、来世でどこに向かおうと、彼らとこの問題(事件)で、わたしたちは感知しない。わたしはこの問題を健全にすることよ、

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