続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

彼女の幸福を祈る。

2013-12-28 06:48:29 | 日常
 小さいときから比較的孤独だったかもしれない。父親の存在はなく、母と娘の暮らし・・・祖母には疎まれた。
 そして、その母も、
「追突されて、その人がいい人でいろいろ面倒を見てくれたんだけど、医者にかかって分かったのは進行性の癌だったの」と言った。祖母が看病したけれど、娘である彼女は、まだ年端もいかない女の子で何をどうしたらいいのか分からなかったのかもしれない。

 中学校のある道を通って商店街に行くことが多かったわたしは、度々独り学校に背を向けて帰宅するらしい彼女に出会っている。けれど、うつむく彼女に声を掛けられなかった。

 母親の死。姿を見せなかった彼女が身内に責められ怒声を浴びせられているのを途切れ々に聞いている。


 それからもうずいぶん時がたって・・・「どうしているかしら」と訊ねたとき、祖母であるAさんは「友達とマンションで暮らしているらしいわ」と言った。

 この世で頼る術のない孤独な少女がどうしたのか・・・言い出しかねる事情を経て、ほぼ絶縁状態。

(どうしているかなぁ)と思う。
 思い切って聞いて見ると「結婚して子供も生まれたの。旦那が焼餅妬きらしいけど、わたしは嫌いだわ、あの旦那」と言った。


 焼餅を妬いてくれる伴侶に巡りあえて良かった。きっと彼女も旦那さんを大切にするでしょう。小さい頃からどこか薄幸の影のあった彼女の幸福を祈りたい。一歳半で言葉を覚え童謡まで歌った彼女、中学もそこそこだったけど、むしろ頭のいい子だと確信している。必ずや幸福な未来が訪れますように!わたしの応援パワーが届きますように!

『ポラーノの広場』193。

2013-12-28 06:38:52 | 宮沢賢治
「よし、おい給仕、剣を二本持ってこい。」
 すると給仕が待っていたやうに云ひました。

 給仕はキュウ・ジと読んで、究、字。
 剣はケンと読んで、兼。
 二本はジ・ホンと読んで、字、翻。
 云ひましたはウンと読んで、運。

☆究(つきつめる)詞(ことば)を兼ねる字で翻(形を変えてうつす)。
 二つを究(つきつめる)詞(言葉)で、運/めぐらせている。

『城』1488。

2013-12-28 06:07:45 | カフカ覚書
 そこで、Kは、時計をとりだして、「しかし、もう帰らなくちゃなりません」
 すると、たちまち立場が逆転して、モームスが有利になった。彼は言った。

 nachhause→nachen hause/小舟。

☆時刻を見て言った。「さて、小舟へと行かなくてはなりません」すると、たちまちモームス(要因)のために事情は変った。