続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

体調不良。

2013-10-31 07:13:22 | 日常
 昼間は何とか、それとなく幽霊のように動いている。薄ボンヤリと何の気迫もなしに~。
 消費カロリーは限りなく少ない。でも食欲はあるからカロリーオーバーは常習。(よせばいいのに、残り物まで手をつける)

 で、夜は〆の一杯・・・梅酒だからと気軽に考えてもう一杯(35度の焼酎であることを忘れている)

 夜中に俄然具合が悪くなった。(脳梗塞か!)頭が、眼が、肩が、お腹が~ 全身ぐったり。

 救急車が過ぎる、(まだそこまでは) Ah~死ぬときはこんな風になどと想像。身体をどう置いたら眠れるのか、掛け布団を剥いだり、寒くなって被せたり・・・どのくらい時間が経ったのか・・・無事朝になった。
 虚脱感と肩の凝り、眼の充血は残っているものの、目が覚めたというか、眠れたことに安堵。


 昔からこういうサイクルはあった。
 病院で見てもらったら「体質ですね」と。

 何か精神的なプレッシャーから来ているのかもしれない。十一月はいろいろな予定が入っていて、無事に十二月を迎えられるかなどと危惧している。(外出拒否癖ならばのプレッシャー)

(情けない・・・)今日は一日ゆっくりしているつもり。

『ポラーノの広場』136。

2013-10-31 06:52:20 | 宮沢賢治
そこには何の木か七八本の木がじぶんのからだからひとりで光でも出すやうに青くかゞやいてそこらの空もぼんやり明るくなってゐるのでした。
「ファゼーロかい。」いきなり向ふから声がしました。


☆化(形、性質を変えて別のものになる)を、黙している。
 死地の永遠、翻(形を変えてうつす)を、黙している。
 講(はなし)を推しはかり、証(明らかにする)。
 空(何もない/何も分からない)冥(死者の世界)を考えることが、衝(重要な所)である。

『城』1431。

2013-10-31 06:29:37 | カフカ覚書
「待っていようが、ここを立ちさろうが、どちらにしてもその人には会えっこありませんよ」紳士は、いやにいっぱりと自分の意見を述べたが、その口調には、Kの考えかたにたいする思いやりがこもっていることがはっきりとわかった。

 きっぱりと/nachgiebig→Nach gierig/小舟、熱望する。
 紳士/Herr→Heer/大群。
 
☆「待っていても立ちさってもどちらにしてもその人には会えません」大群(大勢の死んだ人たち)は、小舟を欲しがるKの考え方に対し、逆らわないで自分の意見を言った。

悲しいまでの老眼。

2013-10-30 11:28:38 | 日常
 このブログを始めた当初は、裸眼で作業をしていた。でもいつの間にか眼鏡無しでは何も書き込めなくなり度も強いものに変った。

 視力だけは秘かな自慢・・・眼鏡とは縁のない生活をしていたわたし・・・四十歳を超えた頃から怪しくなってきた。まあ、軽く1度の眼鏡を・・・そう思っている内、今では3.5(恐いくらいの老眼)

 知人に会っても分からないほどの老眼なのに、生活に支障がないので裸眼で過ごしている。

 でも、どうかした弾みで眼鏡をかけて部屋の中を見ると・・・ああ、絶望的!畳や床は掃除機でなんとかクリアーしているものの、障子の桟や食器棚、水周り、台の上などの埃にドッキリ!

 こんな汚い中で生活しているなんて・・・。
 幼い頃、祖母の家を訪ねると、なんとなく感じた匂い。おばあちゃんの匂いと思っていたけれど、こういうことだったのかもしれない。
 掃除も手薄になっている。なぜって汚れに気づかないから。

 盲目でも家のなかには塵一つ無いという人を知っている。指先でいつも気にしているという。
 なのに、見えることを過信しているわたしの眼はすでに老眼が進み、見えていると錯覚しているに過ぎない状態。眼鏡をかけて家の中を見回してみる配慮が足りない。そういう習慣がなかったからだけど、これからは心してかからないと、汚れの中に暮らしていくことになってしまう。ただでも怠情で身なりを構わないでいるわたし、どんどん劣化していく未来に拍車がかかること間違いない。
 掃除をするときには眼鏡で点検、清々しい生活を心掛けたい。(と、思っても、めくるめく日々は過ぎ去ってしまう。積もる埃を残して・・・)

『ポラーノの広場』135。

2013-10-30 06:37:18 | 宮沢賢治
 しばらく行ってファゼーロがいきなり立ちどまってわたくしの腕をつかみながら西の野原のはてを指しました。わたくしもそっちをすかしてみてよろよろして眼をこすりました。

 行ってはコウと読んで、講。
 立ちはリツと読んで、律。
 腕はワンと読んで、One(一つ)。
 西はセイと読んで、星。
 野原はヤ・ゲンと読んで、夜、現。
 指しましたはシと読んで、死。
 眼はガンと読んで、含。

☆講(はなし)の律(きまり)は一つである。星は夜に現われ、死の幻を含んでいる。

『城』1430。

2013-10-30 06:22:56 | カフカ覚書
「あなたについていったら、待っている人に会いそびれてしまいます」と、Kは、頭をあげしくふった。いろいろなことが起ったけれども、彼の気持としては、これまでに手に入れただけのものは、いわば一種の財産であって、見たところかろうじて確保しているにすぎないようではあるが、いいかげんな命令なんかでせっかくの財産を手ばなしてしまうようなことがあってはならないのだ。

 頭(身体)/Korpers・・・団体。
 しっかりつかまえる/festhielt→Vast/荒涼とした。

☆その場合、待っている人と会いそびれてしまいます」と、Kは言い、先祖の人たち(団体)は、さざめいた。色々なことがあったけれども、これまで先祖には一種の所有地があった。見たところ荒地のようではあるけれど、命令の意向などでせっかくの所有地を引き渡してはいけない。

勤勉。

2013-10-29 06:47:30 | 日常
 勤勉な人、好奇心にあふれ学ぶことを、ねばならない義務のように考えている。習慣化された義務であれば、苦でも何でもなく、むしろその習慣を欠くことをどこかで畏れている。

 KIさん(83歳)は日課表を設け、ことごとくその通り行動している。雨風であっても、その日が水泳(プール)であれば杖を付いている身でありながら物ともせず出かけて行く。コーラス、詩吟、プール、油絵、短歌会、ボランティアのお弁当作り、通院・・・その他いろいろ。
 その上、新聞を隅から隅まで読む習慣も欠かさない。
「全部読まないと眠れないの」(聞いているこちらはびっくり!)
「でね、昨夜読み残してしまった記事をこうして切り抜いてバックに入れてあるの。ちょっとした空き時間(バスを待ったり)に読むのよ」という。

 ご立派過ぎて、こちらはしょんぼり。
「習慣だから、仕方ないのねぇ」と、笑った。教師を定年まで勤め上げた人の身についた勤勉。

 勉強とは縁のなかった人生・・・勤勉は薬にしたくも無いと思っている。だから、カフカや賢治を読んでいて、自分の勤勉がおかしくて仕方ない。自主的にというより、何か得体の知れないものに突き動かされている感じ。

(もしかして、わたしも勤勉なのだろうか)

 KIさんの勤勉を笑いながら、自分のプチ勤勉に気づいたわたし。わたしも相当におかしげな人であるかもしれない。

『城』1429。

2013-10-29 06:16:26 | カフカ覚書
「とにかく、いらっしゃい。」紳士は、Kがだれかを待っていることをつゆ疑ってはいないということをしめそうとするかのような断固たる調子で、もう一度言った。

 けっして~ない/niemals→nie mals/決して~ない、汚点(傷痕)。
 紳士/Herr→Heer/大群。

☆「とにかく、いらっしゃい。」と、大群(死んでいる大勢の人々)は言った。Kは誰かを待っていることは、決して汚点(傷痕)からではないと、完全に迷いのないことを示し、断固とした調子でやはり、汚点(傷痕)は決してない、と言った。

それなりの自分。

2013-10-28 06:50:04 | 日常
 Tさんの手作りの品を見せていただくと、自分の手作りのお粗末が判明する。彼女の場合、先ずその道の先生につき指導を受けているから、材料も手順もしっかりしているし、部品なども手芸材料店で求めている。だから、見栄えも既製品に劣らないどころかむしろランクアップ、立派な高級品である。

 引きかえ、わたしの手作りは安直で大雑把、どことなく貧相でチープな仕上がり。比較すること自体無理な話なのだけれど、それでも現実に見比べて(がっかり)することが多い。


 ずうっと、そう。お金をかけるということを、どこかで諦めている。それでも作ることが好きで、次から次と役にも立ちそうもない物を性懲りもなく作っては無駄に時間を潰している。

 Tさんを羨む反面、尊敬している。お金持ちと言ってしまえばそれきりのことだけれど、無謀な買い物をしているわけではなく、ごく堅実に自分の手で、より高度なものを仕上げるための努力を惜しまないだけなのである。
「作り出すと止まらなくて、夜中の一時二時までやってしまうのよ」と熱意を語るTさんは素敵! いろいろ見せていただいていると、感動もするし、ため息も出る。(とてもここまでは・・・)


 不器用で気短か・・・これでいいものを望むのはちょっと無理。
 でもいいわ・・・それなりの自分で、これからも行く・・・行くしかないもの。