続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

Re『武蔵野』295。(了)

2011-05-28 06:11:34 | 国木田独歩
 以前解釈したものの続編・・・つまり『武蔵野』という作品の表裏(二つ)の解釈、(特にもう一つの見えない世界)を説明するための、もう一つの解釈(読み方)があったことに気づいた補遺が、この《Re『武蔵野』》です。

 いくつかの暗号めいた言葉(・などが振ってある)を拾い、いくつかの歌として表出しておいたけれど、最期にもう一つ。

 妻等 苛烈 模
 備 禍
 盾 鉄鎖 夜

(妻等は、苛烈な模(ありさま)である。備える禍(災難)として、盾、鉄鎖をしている。ことに夜は)という暗文もある。
(これがどのように出て来た言葉かは・・・一つくらいわたしも秘密にしたい)

 だいたい言い尽くしていると思うけど、中に

《日の光は夏らしく雲の色風の音は秋らしく》を逆さにすると、
《白き泡 遠の世界も 知らずなり》と読めるけれど、他に例の解読法では、

「日光夏雲色風音秋」は、

☆化(形、性質を変えて別のものにする)の考えを云う自記。
 譜(物事を系統的に書き記したもの)を、隠して修めている。
 
☆実(中身、ほんとうの事)の構(しかけ)。
 化(形、性質を変えて別のものにする)として運(めぐらす)自記。
 二つの因が修めてある。

 国木田独歩の独創的な文字の謎、読者を驚かせようとしたのに、気づかれなくて残念だったと思う。
 もちろん奥深さゆえのそこはかとないアトモスフィアは読む人の心を打ち、響いているから高い評価を得て今日まで読み継がれているものと信じている。
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Re『武蔵野』293。

2011-05-26 07:10:03 | 国木田独歩
それでも十二時のどんが微かに聞こえて、何処となく都の空の彼方で汽笛の響きがする。

 十二時微聞何処都空彼方汽笛響

☆重なった事(ことがら)の字を備えた文。
 化/形・性質を変えて別のものにして、書く。
 図(謀)の偶(二つ)
 化(形。性質を変えて別のものにする)の法(方法)を記(書き留める)。
 的(狙い)は、驚かせること。
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Re『武蔵野』292。

2011-05-25 07:09:21 | 国木田独歩
蠅の群が往来を横ぎってから家から家、馬から馬へ飛んであるく。

 蠅群往来横家家馬馬飛

☆傭(雇われた)郡(兵士)の負う苦しみ。奥(奥深いところ)の何か。
 化(形・性質を変えて別のものにする)目(狙い)目は秘(秘密、黙している)。
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Re『武蔵野』291。

2011-05-23 06:58:48 | 国木田独歩
砂埃が馬の蹄、車の轍に煽られて虚空に舞い上がる。

 砂埃馬蹄車轍煽虚空舞上

☆詐(作り事)の哀しさ。
 目(表題)の底(物事の元になるもの)の視野(思考、見解)を綴る千(たくさん)の嘘、偶(二つ)に部(分けた)章(文)である。
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Re『武蔵野』290。

2011-05-22 06:27:44 | 国木田独歩
ごろごろ絶え間がない。九時十時となると、蝉が往来から見える高い梢で鳴きだす、だんだん暑くなる。

 絶間九時十時蝉往来見高梢鳴暑

☆舌(ことば)を兼ねている。
 究(つきつめた)字は重なる字である。
 全て応(他の動き、力に従って動く)が頼りの、兼ねた構(しくみ)である。
 消(消えた、控えめな)冥(あの世)を書いている。
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Re『武蔵野』289。

2011-05-21 06:56:48 | 国木田独歩
夏の短夜が間もなく明けると、もう荷車が通りはじめる。

 夏短夜間明荷車通

☆化(形、性質を変えて別のものにする)譚(話)也。
 換(入れ替わる)妙(不思議)、課(割り当てた)視野(思考、見解)は、Two(二つ)ある。
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Re『武蔵野』288。

2011-05-20 05:47:04 | 国木田独歩
(酒屋の)隣家が納豆売の老爺の住家で、毎朝早く納豆々々と嗄声で呼で都の方へ向て出かける。

 隣家納豆売老爺住家毎朝早納豆納豆嗄声呼都方向出

☆燐(鬼火)の荷(身に引き受けた)悩みを祷/神仏に祈り、賠/つぐなう郎(男)也。
 自由に化/形、性質を変えて別のものにし、諜(さぐり)想(思いを巡らす)。
 能/働きかけ戦うことと、悩んで逃げることの差(違い)。
 古(遠く前の時代)の土に抱かれて証(あかし、証明)は、劫(きわめて長い時間)に衰(勢いがなくなり、衰えている)。
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Re『武蔵野』287。

2011-05-19 06:37:15 | 国木田独歩
理髪所の裏が百姓家で、牛のうなる声が往来まで聞こえる、

 理髪所裏百姓家牛声往来聞

☆裏(物事の内側)を発(明らかにする)ように書く。
 離/関係を絶ち、飛躍(踏むべき順序を飛び越えてしまうこと)を招く化(形、性質を変えて別のものにする)。
 義勇(自ら進んで公の為に行動すること)の世の圧(押し付け)の頼り。悶(もだえ苦しむ)衆(人々)也。
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Re『武蔵野』286。

2011-05-18 06:50:59 | 国木田独歩
 日が暮れると直ぐ寐て仕了う家があるかと思うと夜の二時ごろまで店の障子に火影を映している家がある。

 日暮直寐仕了家思夜二時店障子火影映家

☆化(形、性質を変えて別のものにする)の簿(ノート)は自記の備えである。
 詞(ことば)は両(二つ)に化(形、性質を変えて別のものにする)旨(考え)也。
 字を治し、転じ、消す。
 詞(ことば)は仮に営(こしらえた)。(しかし)永(とこしえ)に化(形、性質を変えて別のものになる)である。
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Re『武蔵野』285。

2011-05-17 07:17:07 | 国木田独歩
色々の野菜が彼方此方に積んで並べてある。これが小さな野菜市、小さな糶売場である。

 色色野菜彼方此方積並糶売場

☆殖える私記也。
 再び化(形、性質を変えて別のものにする)で、包んだ古(昔)に逢(であう)。
 昔を蔽(見えないように)消す也。
 照(照らし合わせる)と、重ねて倍の饒(にぎわい)である。
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