血統徒然草

サラブレッドの能力を血統面から考察する我儘・自分勝手なブログ

トウカイテイオー×ロジータ

2010-02-10 15:21:05 | 仮想配合
(トウカイテイオー×ロジータ-ミルジョージ)-・-生

主:6 結:6 土:3 弱:5 影:3 質[近]:3 質[遠]:4 SP:4 ST:4
合計:37点 クラス:3B 芝:8~12F ダ:8~10F
日本適性:□ 成長力:□ 成長型:早め 馬場適性:芝 重馬場適性:□


 主導はNasrullah6×5・6・7。次いで、Royal Charger6×7及びFair Trial6×7で血統をリードしている。この三者は、Nearco~Pharos(=Fairway)によって強固に結合し、主導内においては6~7代目において結合を完了している。

 また、6代目までに存在するクロスである、Avena(=プリメロ)は8代目Blandfordで、Hyperionは9代目Chaucerで、Kongは9代目Swynfordで、DjebelはBayardoを通じHyperionを介して結合を完了している。この結合力が、この配合の最大の武器だと言えるかも知れない。

 しかしながら、主導勢力としてはやや不明瞭な配合で、血統全体としては自身の土台構造を形成するNearco~Pharosが支配的な血統構成をしている為、さほどのマイナスになっていると考えられないが、血の集合は若干不鮮明だと言えるだろう。

 反面、生かされたスピード・スタミナ勢力は中々に強靭で、スピード面は、Royal Charger・Fair Trial・Tetratema等、日本向きの軽いスピードが生きている。また、スタミナ面においては、Hyperion・Avena(=プリメロ)をスタミナの核にし、Djebel~Tourbillon・Solario・Son-in-Law・Dark Ronald等、細かい血も目覚めさせている。従って本質的には中距離向きの配合だと言えるが、芝12Fの克服も可能。

 決して超一流だと言える配合内容では無いかも知れないが、父母共に夢のある配合だと思う。

 父トウカイテイオーはシンジケートを解散し、不用意なNorthern Dancerクロスを試される配合が多く、母ロジータは繁殖を引退。もはや再現の可能性すら無いが(同血配合は…)、競馬が持つブラッドスポーツの魅力を感じられる産駒の出現を切に祈りたい。


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