血統徒然草

サラブレッドの能力を血統面から考察する我儘・自分勝手なブログ

ローズキングダム

2009-11-19 19:45:07 | 07年生
ローズキングダム(キングカメハメハ×ローズバド-サンデーサイレンス)牡・07生

主:5 結:7 土:3 弱:6 影:3 質[近]:2 質[遠]:4 SP:4 ST:4
合計:39点 クラス:1A 芝:8~12F ダ:8~11F
日本適性:□ 成長力:○ 成長型:遅め 馬場適性:芝 重馬場適性:□

 ローズキングダムは、血統の前面で、Mill Reef5×4、Northern Dancer5・5・7×5、Native Dancer5・7・7・9×7、Almahmoud7・7×5・7と作成した血統構成。

 従って、決してシンプルな配合では無く主導としてはかなり不明瞭ではある。おそらくは、系列クロスであるAlmahmoudはNorthern Dancerへ含まれ、Native Dancerは単一クロスである為に、主導としてはNorthern Dancer及びMill Reefの連合勢力であるだろう。しかしながら、この両者は7代目Nearcoにおいて結合する為、主導としての評価は芳しいとは言い難い。

 反面、上記のクロス馬達は7~8代目において確実に結合し、他の6代目にあるクロスPharamond・Count Fleetも8代目までに結合を完了している。また7代目にあるクロスも強固に結合しているのが見ることができ、個人的にではあるがトウカイテイオーを髣髴とさせる血統内容となっている(トウカイテイオーよりシンプルさという点で劣る事は否めないが)。

 また、生かされたスピード・スタミナ勢力は強靭で、6連あるNasrullah(Royal Chargerとの呼応でほぼ完全に引き出されている。)、4連あるAlmahmoudが素軽いスピードを、Mill Reef内Prince Roseを伴うPrincequillo・Djebelを中核に、Hyperion・Plucky Liegeを伴うBull Dog(=Sir Gallahad)等、12F克服は優に可能。

 やや日本に不向きな血統構成だと言えないことも無いが(重厚さやクロス馬の多さから切れ味には劣るか…)、非常に魅力溢れる内容だと言えるだろう。完全開花した場合、欧州の一流レベルでもやれる可能性を秘めているはずで、将来が楽しみな逸材である。

カンパニー

2009-11-03 18:41:20 | 01年生
カンパニー(ミラクルアドマイヤ×ブリリアントベリー-ノーザンテースト)牡・01生

主:6 結:5 土:2 弱:2 影:1 質[近]:1 質[遠]:3 SP:4 ST:3
合計:27点 クラス:1B 芝:7~10F ダ:7~9F
日本適性:○ 成長力:△ 成長型:早め 馬場適性:兼用 重馬場適性:○

 09年:天皇賞(秋)

 カンパニーの血統の前面でクロスしているのは、Northern Dancer4×3、Lady Angela6×4・5だが、系列クロスを形成しているのは後者のLady Angelaである。従ってLady Angelaが主導、としたいところではあるが、血統全体を鑑みるとNearco~Pharos(=Fairway)の影響が強く、おそらく主導はNorthern Dancerだと考えられる。

 しかしながら、決して明確な主導とも言えず、かなりちぐはぐな血統構成である。

 また、土台構造自体も貧弱で配合段階で考察をするならば決して推奨出来るものではない(おそらく配合段階ならLady Angelaが主導と見るか…)。

 しかしながら、主導内Lady Angelaを筆頭に、7連あるHyperion(Lady Angelaの影響からスピードよりに能力変換されている)、6連あるNasrullah(=Rivaz)がスピードをアシストし、Prince Roseが8代目Spearmintで結合しスタミナをアシストする等、少ないクロスでシンプルにまとめているのは見てとれる。このシンプルさと素軽いスピードの集積が、カンパニーの武器だと言えるのは間違いないだろう。

 カンパニーの血統や活躍を見るにつけ、血統への不思議はつのり、未だ勉強不足を痛感させられる。

天皇賞・秋(カンパニー)

2009-11-03 18:41:08 | 2009年GⅠ勝ち馬
カンパニー(ミラクルアドマイヤ×ブリリアントベリー-ノーザンテースト)牡・01生

主:6 結:5 土:2 弱:2 影:1 質[近]:1 質[遠]:3 SP:4 ST:3
合計:27点 クラス:1B 芝:7~10F ダ:7~9F
日本適性:○ 成長力:△ 成長型:早め 馬場適性:兼用 重馬場適性:○

 09年:天皇賞(秋)

 カンパニーの血統の前面でクロスしているのは、Northern Dancer4×3、Lady Angela6×4・5だが、系列クロスを形成しているのは後者のLady Angelaである。従ってLady Angelaが主導、としたいところではあるが、血統全体を鑑みるとNearco~Pharos(=Fairway)の影響が強く、おそらく主導はNorthern Dancerだと考えられる。

 しかしながら、決して明確な主導とも言えず、かなりちぐはぐな血統構成である。

 また、土台構造自体も貧弱で配合段階で考察をするならば決して推奨出来るものではない(おそらく配合段階ならLady Angelaが主導と見るか…)。

 しかしながら、主導内Lady Angelaを筆頭に、7連あるHyperion(Lady Angelaの影響からスピードよりに能力変換されている)、6連あるNasrullah(=Rivaz)がスピードをアシストし、Prince Roseが8代目Spearmintで結合しスタミナをアシストする等、少ないクロスでシンプルにまとめているのは見てとれる。このシンプルさと素軽いスピードの集積が、カンパニーの武器だと言えるのは間違いないだろう。

 カンパニーの血統や活躍を見るにつけ、血統への不思議はつのり、未だ勉強不足を痛感させられる。