カレンチャン(クロフネ×スプリングチケット-トニービン)牝・07生
9代血統表:http://pednet.k-ba.com/cgi-bin/ped/pedigree.pl?gene=9&data=207042
主:6 結:5 土:4 弱:4 影:3 質[近]:1 質[遠]:3 SP:4 ST:3
合計:33点 クラス:2B 芝:6~9F ダ:5~8F
日本適性:□ 成長力:□ 成長型:遅め 馬場適性:兼用 重馬場適性:□
○ 主導 (6)
主導はNorthern Dancer5×5の系列クロス。次いで、Nasrullah(=Rivaz)6・8・8×6・7・7で血統をリード。しかしながら、トニービン内のHyperionが5代目に存在し系列クロスを形成するために、主導としては非常に明瞭にとはいかなかったのが惜しまれる。
○ 結合 (5)
主導たるNorthern Dancerと、6代目までに存在するクロスである、Nearctic・Hyperion・Native Dancerは自身に含まれる血統の為、確実に結合を果たしている。Nasrullah(=Rivaz)はNearcoで非常に強固に結合をしているのが見て取る事ができる。しかしながら、6代目に存在するPrincequilloは9代目までに結合を果たしていない上に、7代目以降ではあるものの、混在する血統、特に米系を主導たるNorthern Dancerが統合できていない点は、やはりマイナスで全体的に高評価できる内容であるとは言い難い。
○ 土台 (4)
土台構造は、Pharos(=Fairway)が20で形成し、Gainsboroughが11ヶでアシストしている。世代の新しい配合としては脅威的で、端的に自身の配合の方向性の正しさと、安定感を示していると考えられる。
○ 弱点 (4)
血統全体においてこれといった弱点や欠陥は存在しない。惜しむらくは、近親度が強い点と、母方Relic内のクロスが全て米系で、血統全体の傾向から著しく離反している点で、決して高評価できるものでは無い(もしこの部分のクロスが連動していなかったと仮定すると、3点程度の評価でよいだろう)。
○ 影響 (3)
影響度バランスは(4-5-5-4)と綺麗な天秤型を形成している。非常に安定感のある内容。
○ 質[近] (1)
祖父母6頭までの血の質は決して高く無く、特に母スプリングチケットが一枚落ちる。底力勝負にはあまり向かない血統構成(ただし、欧米系を混在させたスプリングチケットのおかげで、父クロフネを最低限生かしたとも言える)。
○ 質[遠] (3)
主導たるNorthern Dancerの血の質自体は悪くは無いが、次いで影響の強いのがNasrullah(=Rivaz)である為に、全体的には平均的だと言えるだろうか。
○ スピード (4)
6連あるNasrullah(=Rivaz)を中核にした配合。自身の中では眠っているものの、3/4同血のRoyal Chargerが連動した為に、そのスピード要素を最大限に発揮しているのはプラスに作用していると考えられる。
○ スタミナ (3)
主導たるNorthern Dancerは、本質的にはスタミナよりの血統構成であるが、スタミナの核としては、極めて強力にとは言えない内容である。しかしながら、母方トニービン内HornbeamのHyperionや、結合こそ果たせていないものの、Princequilloがある程度のスタミナを補給していると考えられる為に、意外と長く脚を使えるタイプになりうる。
総合的に見ると、実質的にはノーカウントだが、世代のバランスが悪い内容で、影響度バランスや土台構造の優秀さから考えて、かなりちぐはぐな印象を受ける。更に、結合面においても前述しているが、米系が強い血統構成であるにもかかわらず、そのまとまりを欠くのは大きなマイナスで、ここが本馬の血統構成を考える上での限界点であると言えるだろう。
しかしながら、世代の新しい配合にもかかわらず、しっかりとした土台構造を持つ事が示すように、配合の方向性としては決して間違えていないと考えて良く、繁殖としてもなかなかに面白い血統を持つと言えるのではないだろうか。
9代血統表:http://pednet.k-ba.com/cgi-bin/ped/pedigree.pl?gene=9&data=207042
主:6 結:5 土:4 弱:4 影:3 質[近]:1 質[遠]:3 SP:4 ST:3
合計:33点 クラス:2B 芝:6~9F ダ:5~8F
日本適性:□ 成長力:□ 成長型:遅め 馬場適性:兼用 重馬場適性:□
○ 主導 (6)
主導はNorthern Dancer5×5の系列クロス。次いで、Nasrullah(=Rivaz)6・8・8×6・7・7で血統をリード。しかしながら、トニービン内のHyperionが5代目に存在し系列クロスを形成するために、主導としては非常に明瞭にとはいかなかったのが惜しまれる。
○ 結合 (5)
主導たるNorthern Dancerと、6代目までに存在するクロスである、Nearctic・Hyperion・Native Dancerは自身に含まれる血統の為、確実に結合を果たしている。Nasrullah(=Rivaz)はNearcoで非常に強固に結合をしているのが見て取る事ができる。しかしながら、6代目に存在するPrincequilloは9代目までに結合を果たしていない上に、7代目以降ではあるものの、混在する血統、特に米系を主導たるNorthern Dancerが統合できていない点は、やはりマイナスで全体的に高評価できる内容であるとは言い難い。
○ 土台 (4)
土台構造は、Pharos(=Fairway)が20で形成し、Gainsboroughが11ヶでアシストしている。世代の新しい配合としては脅威的で、端的に自身の配合の方向性の正しさと、安定感を示していると考えられる。
○ 弱点 (4)
血統全体においてこれといった弱点や欠陥は存在しない。惜しむらくは、近親度が強い点と、母方Relic内のクロスが全て米系で、血統全体の傾向から著しく離反している点で、決して高評価できるものでは無い(もしこの部分のクロスが連動していなかったと仮定すると、3点程度の評価でよいだろう)。
○ 影響 (3)
影響度バランスは(4-5-5-4)と綺麗な天秤型を形成している。非常に安定感のある内容。
○ 質[近] (1)
祖父母6頭までの血の質は決して高く無く、特に母スプリングチケットが一枚落ちる。底力勝負にはあまり向かない血統構成(ただし、欧米系を混在させたスプリングチケットのおかげで、父クロフネを最低限生かしたとも言える)。
○ 質[遠] (3)
主導たるNorthern Dancerの血の質自体は悪くは無いが、次いで影響の強いのがNasrullah(=Rivaz)である為に、全体的には平均的だと言えるだろうか。
○ スピード (4)
6連あるNasrullah(=Rivaz)を中核にした配合。自身の中では眠っているものの、3/4同血のRoyal Chargerが連動した為に、そのスピード要素を最大限に発揮しているのはプラスに作用していると考えられる。
○ スタミナ (3)
主導たるNorthern Dancerは、本質的にはスタミナよりの血統構成であるが、スタミナの核としては、極めて強力にとは言えない内容である。しかしながら、母方トニービン内HornbeamのHyperionや、結合こそ果たせていないものの、Princequilloがある程度のスタミナを補給していると考えられる為に、意外と長く脚を使えるタイプになりうる。
総合的に見ると、実質的にはノーカウントだが、世代のバランスが悪い内容で、影響度バランスや土台構造の優秀さから考えて、かなりちぐはぐな印象を受ける。更に、結合面においても前述しているが、米系が強い血統構成であるにもかかわらず、そのまとまりを欠くのは大きなマイナスで、ここが本馬の血統構成を考える上での限界点であると言えるだろう。
しかしながら、世代の新しい配合にもかかわらず、しっかりとした土台構造を持つ事が示すように、配合の方向性としては決して間違えていないと考えて良く、繁殖としてもなかなかに面白い血統を持つと言えるのではないだろうか。