プレイ（ロックオブジブラルタル×マイケイティーズ－サンデーサイレンス）牡・08生
主：８ 結：３ 土：４ 弱：５ 影：２ 質[近]：２ 質[遠]：３ SP：４ ST：３
合計：34点 クラス：3B 芝：８～11Ｆ ダ：８～10Ｆ
日本適性：○ 成長力：□ 成長型：早め 馬場適性：芝 重馬場適性：□
○ 主導 （８）
主導はNearctic５・５×５の系列クロス。その父Nearcoを血統の４ブロックに配置し、非常に強力に血統をリードしている。若干惜しまれるのは、Almahmoudも６・６・６×５と同程度の影響を行使している点であるが、両者は、Gainsboroughを共有し相性は比較的良好であるのは幸いだろう。
○ 結合 （３）
主導たるNearcticと、６代目までに存在するクロスである、NearcoはNearcticに含まれる血統である為、確実に結合を果たしている。Almahmoud～Mahmoudは、Gainsborough・Swynford・Spearmintで、Tudor Minstrelは、Hyperion～Gainsborough・Pharosによって、RomanはSpearmintで、NasrullahはNearcoで、PharamondはPhalaris・Seleneで、それぞれ結合を完了している。しかしながら、Native DancerはDiscovery内Fair Playを経由してAlmahmoudを通じNearcticと結合しているのはマイナスで、更にCrafty Admiral・Stymie・Banish Fearも直接結合を果たしていないのも、決して評価は出来ない。この配合の最大の問題点は、主導たるNearcticが、主張する各系統をまとめきれなかった点であるのは間違いないだろう。
○ 土台 （４）
土台構造を形成するのは、Pharos（＝Fairway）が16ヶと平均的であるものの、Gainsboroughが15ヶと強力にサポートしている。安定感のある血統構成。
○ 弱点 （５）
これといった弱点・欠陥は存在しない。しかしながら、結合の弱さを考えた場合、本当の意味で連動した部分はさほど多くないため、極めて良好であるとは言い難い。
○ 影響 （２）
影響度バランスは（８－10－６－４）と決して良好とは言い難い。しかしながら、強調された父ロックオブジブラルタルの生かし方が良いのは幸いか。
○ 質［近］ （２）
父母共に、決して超一流の配合とは言えないものの、比較的良好ではある。また、３代目までに配された血統も同様で、平均点にはあると言えるだろうか。
○ 質［遠］ （３）
主導たるNearcticをはじめ、影響の強いNative Dancer等、クロス馬は質の高い血統も多い。しかしながら、Almahmoud・Nasrullah等さほど質の高くない血も強く主張したのは若干マイナス。前述の質[近]とあわせ平均点にはあるだろうか。
○ スピード （４）
主導たるNearcticの中距離向きのスピードを中核に、Almahmoud・Nasrullah・Tudor Minstrel・Romanと多種のスピードを生かした配合。したがって、完全開花した場合非常に器用な競馬を見せる可能性を秘める。
○ スタミナ （３）
これといったスタミナの核を作る事ができなかった配合。したがって距離延長は基本的に不利なタイプで、10Ｆまでに最も適性を示す。しかしながら、７代目以降において存在するクロスはスタミナ型が多く、それらを前面に配したクロス（本来はスピード型）が上手く吸い上げている形態は見て取ることができる。意外と長く脚を使えるタイプになり得る。
総合的にみると、主導勢力の明確さはかなりのレベルで、仕上がった際には相当の破壊力を秘める内容だと言える。また、多種のスピード要素を生かした為に、前述したように器用な競馬をする可能性があるなど、国内向きの中距離馬であると考えられるだろう。
ただし、問題点もいくつか抱えた配合でもあるのは確かで、特に結合力の貧弱さはかなり深刻であると考えられる。更に、父系クロスであるNorthern Dancer～Natalma、母系クロスであるRelance（＝ポリック）が目覚めた場合、血の集合が不明瞭になる恐れがあり、併せて考えるに詰めの甘い競馬を繰り返す可能性は捨てきれない（ただし、スタミナ面においてはプラスに作用する可能性がある）。
しかしながら、父ロックオブジブラルタルの配合に対してのモデルケースだと言える内容で、仮に種牡馬としても非常に優秀な内容であると考えられる（種牡馬としては、スピードの引き出しが容易な短～中距離型）。そういった意味を含めて今後の活躍を期待したい。
主：８ 結：３ 土：４ 弱：５ 影：２ 質[近]：２ 質[遠]：３ SP：４ ST：３
合計：34点 クラス：3B 芝：８～11Ｆ ダ：８～10Ｆ
日本適性：○ 成長力：□ 成長型：早め 馬場適性：芝 重馬場適性：□
○ 主導 （８）
主導はNearctic５・５×５の系列クロス。その父Nearcoを血統の４ブロックに配置し、非常に強力に血統をリードしている。若干惜しまれるのは、Almahmoudも６・６・６×５と同程度の影響を行使している点であるが、両者は、Gainsboroughを共有し相性は比較的良好であるのは幸いだろう。
○ 結合 （３）
主導たるNearcticと、６代目までに存在するクロスである、NearcoはNearcticに含まれる血統である為、確実に結合を果たしている。Almahmoud～Mahmoudは、Gainsborough・Swynford・Spearmintで、Tudor Minstrelは、Hyperion～Gainsborough・Pharosによって、RomanはSpearmintで、NasrullahはNearcoで、PharamondはPhalaris・Seleneで、それぞれ結合を完了している。しかしながら、Native DancerはDiscovery内Fair Playを経由してAlmahmoudを通じNearcticと結合しているのはマイナスで、更にCrafty Admiral・Stymie・Banish Fearも直接結合を果たしていないのも、決して評価は出来ない。この配合の最大の問題点は、主導たるNearcticが、主張する各系統をまとめきれなかった点であるのは間違いないだろう。
○ 土台 （４）
土台構造を形成するのは、Pharos（＝Fairway）が16ヶと平均的であるものの、Gainsboroughが15ヶと強力にサポートしている。安定感のある血統構成。
○ 弱点 （５）
これといった弱点・欠陥は存在しない。しかしながら、結合の弱さを考えた場合、本当の意味で連動した部分はさほど多くないため、極めて良好であるとは言い難い。
○ 影響 （２）
影響度バランスは（８－10－６－４）と決して良好とは言い難い。しかしながら、強調された父ロックオブジブラルタルの生かし方が良いのは幸いか。
○ 質［近］ （２）
父母共に、決して超一流の配合とは言えないものの、比較的良好ではある。また、３代目までに配された血統も同様で、平均点にはあると言えるだろうか。
○ 質［遠］ （３）
主導たるNearcticをはじめ、影響の強いNative Dancer等、クロス馬は質の高い血統も多い。しかしながら、Almahmoud・Nasrullah等さほど質の高くない血も強く主張したのは若干マイナス。前述の質[近]とあわせ平均点にはあるだろうか。
○ スピード （４）
主導たるNearcticの中距離向きのスピードを中核に、Almahmoud・Nasrullah・Tudor Minstrel・Romanと多種のスピードを生かした配合。したがって、完全開花した場合非常に器用な競馬を見せる可能性を秘める。
○ スタミナ （３）
これといったスタミナの核を作る事ができなかった配合。したがって距離延長は基本的に不利なタイプで、10Ｆまでに最も適性を示す。しかしながら、７代目以降において存在するクロスはスタミナ型が多く、それらを前面に配したクロス（本来はスピード型）が上手く吸い上げている形態は見て取ることができる。意外と長く脚を使えるタイプになり得る。
総合的にみると、主導勢力の明確さはかなりのレベルで、仕上がった際には相当の破壊力を秘める内容だと言える。また、多種のスピード要素を生かした為に、前述したように器用な競馬をする可能性があるなど、国内向きの中距離馬であると考えられるだろう。
ただし、問題点もいくつか抱えた配合でもあるのは確かで、特に結合力の貧弱さはかなり深刻であると考えられる。更に、父系クロスであるNorthern Dancer～Natalma、母系クロスであるRelance（＝ポリック）が目覚めた場合、血の集合が不明瞭になる恐れがあり、併せて考えるに詰めの甘い競馬を繰り返す可能性は捨てきれない（ただし、スタミナ面においてはプラスに作用する可能性がある）。
しかしながら、父ロックオブジブラルタルの配合に対してのモデルケースだと言える内容で、仮に種牡馬としても非常に優秀な内容であると考えられる（種牡馬としては、スピードの引き出しが容易な短～中距離型）。そういった意味を含めて今後の活躍を期待したい。