血統徒然草

サラブレッドの能力を血統面から考察する我儘・自分勝手なブログ

カンパニー

2009-11-03 18:41:20 | 01年生
カンパニー(ミラクルアドマイヤ×ブリリアントベリー-ノーザンテースト)牡・01生

主:6 結:5 土:2 弱:2 影:1 質[近]:1 質[遠]:3 SP:4 ST:3
合計:27点 クラス:1B 芝:7~10F ダ:7~9F
日本適性:○ 成長力:△ 成長型:早め 馬場適性:兼用 重馬場適性:○

 09年:天皇賞(秋)

 カンパニーの血統の前面でクロスしているのは、Northern Dancer4×3、Lady Angela6×4・5だが、系列クロスを形成しているのは後者のLady Angelaである。従ってLady Angelaが主導、としたいところではあるが、血統全体を鑑みるとNearco~Pharos(=Fairway)の影響が強く、おそらく主導はNorthern Dancerだと考えられる。

 しかしながら、決して明確な主導とも言えず、かなりちぐはぐな血統構成である。

 また、土台構造自体も貧弱で配合段階で考察をするならば決して推奨出来るものではない(おそらく配合段階ならLady Angelaが主導と見るか…)。

 しかしながら、主導内Lady Angelaを筆頭に、7連あるHyperion(Lady Angelaの影響からスピードよりに能力変換されている)、6連あるNasrullah(=Rivaz)がスピードをアシストし、Prince Roseが8代目Spearmintで結合しスタミナをアシストする等、少ないクロスでシンプルにまとめているのは見てとれる。このシンプルさと素軽いスピードの集積が、カンパニーの武器だと言えるのは間違いないだろう。

 カンパニーの血統や活躍を見るにつけ、血統への不思議はつのり、未だ勉強不足を痛感させられる。