ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

IUCN第4回世界自然保護会議にむけて

2008年09月30日 | ジュゴンブログ
 会員の皆さん、協力者の皆さん 10月5日(日)、国際自然保護連合(IUCN)第4回世界自然保護会議に向けて出発します。SDCCからは14名が参加します。4年に一度の世界会議には世界各国から8000人が参加すると見込まれています。IUCNは国連のオブザーバー機関で、84の国家、111の政府機関、874のNGO、1万人の科学者が参加する世界最大の環境団体です。

 自然フォーラムが10月5日から9日まで、会員総会が10日から14日まで開かれます。会員総会にはジュゴン保護キャンペーンセンター、WWFジャパン、日本自然保護協会、エルザ自然保護の会、日本雁を保護する会、日本湿地ネットワークで勧告案を提案します。「2010年を国際ジュゴン年に」、「ジュゴンが生息するすべての国はジュゴン保護覚え書きに参加を」、「新基地建設に関わる環境アセスメントを、ジュゴン保護の視点から日米共同で実施せよ」が骨子になっています。

 沖縄ジュゴン保護を求める勧告案を総会で議論するのは3回目です。決議作業部会が総会に提案したことはきわめて異例なことです。日米両政府が2000年、2004年の二度の勧告を無視し、新基地建設を強行していることへの批判の表れです。米国連邦裁判所でのジュゴン判決も大きな力になったことは間違いありません。

 ジュゴン保護を求める国際世論も高まり、関係国を突き動かしています。2007年には「移動性野生動物種の保全に関する条約」(ボン条約)の「ジュゴン生息域すべてにおけるジュゴンの保護と管理のための覚え書き」が締結され、すでに11カ国が参加しています。

 これらの動きをふまえて、私たちは勧告案を提案しています。私たちはノレッジカフェのミーティングでは2010年国際ジュゴン年の議論や、写真展や勧告案に支持を求める署名で参加者に働きかけます。SDCC代表の海勢頭豊さんやバンドメンバーはフラメンコ調の新曲「サン」を歌って147のブースの間を練り歩く、道ジュネーをします。

 私たちの勧告案は最終日の14日に採択されます。IUCN勧告を実現し、日米両政府に履行を求める国会請願署名を取り組みます。ジュゴン判決と結んで、日米共同の環境アセスメントの実現と、ボン条約のジュゴン覚え書きに日本政府の参加を求めます。2010年生物多様性条約締結国会議が名古屋で開かれます。ジュゴン保護を求める国際世論をさらに高めることで、主催国日本政府が逃げることができない状況を作り出しジュゴン保護区を実現することを決意しています。
              ジュゴン保護者より


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