ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

寝屋川でアセス学習会に参加しました

2012年01月27日 | ジュゴンブログ


 1月25日、寝屋川の「イラク アフガンの女性を支援する会」主催の、アセス評価書学習会に行ってきました。

 小規模な学習会でしたが、みなさん熱心に話を聞いていただきました。
 お父さんが沖縄出身という方も、参加しておられました。

 最初に、年末年始(1/3まで)沖縄県庁前の行動に参加された方より、現地の様子と感想の報告がありました。

 「本土から来た、と言うと、ありがとう!と握手を求められ本当に喜んでもらえた。本土での行動が現地を励ますと改めて思った」

 「評価書を運んできた運送会社の運転手さんに 『同じウチナンチューだろう』と切々と説得していたのが印象的。県会議員もでてきていた。評価書提出阻止が県民の意思であることがよくわかった。」などのお話がありました。

 そのあと私より評価書の概要と問題点について説明しました。
 説明には、琉球新報「評価書要旨」と同じく琉球新報に連載された「破壊のシナリオ」を使いました。
 
 特に「総合評価」で事業実施区域に及ぼす環境影響はやむを得ず出るものの、影響の程度および範囲は評価の基準とした各種指標におおむね収まっており、環境保全上、特段の支障は生じないと判断した」とあるように、「環境影響は出る」しかし「特段の支障なし」というまったく矛盾した非科学的で「建設ありき」の文書であること。

 「準備書」にはなかったMV22オスプレイの配備が明言されている。これだけでも方法書にもどって検討する必要があること。

 とくにMV22オスプレイの低周波音について、「一部で閾値を上回った」と認めているが、「飛行回数わずか」「低周波音が閾値を超えても必ずしも影響がでるとは限らない」としている。閾値を超えているなら影響が出ると考えるのが当然なのに、配備を前提に矛盾した結論を出していること。

 ジュゴンについて、なぜジュゴンが最大の藻場である辺野古地先に来なくなったのか、に関する分析がないこと。また、ジュゴンを保護し絶滅から救うために、最大藻場で餌を得られない状態は大問題であり、ジュゴンを保護する立場が全くないこと。

 などを強調して説明しました。

 時間がなく、その場で沖縄県への意見書を書いていただくことはできませんでしたが、皆さん用紙を持って帰り、2/3の締め切りまでに沖縄県に送付していただくことを確認しあいました。

 意見書の送り先は、こちら(沖縄県環境政策課)

 ぜひ沖縄県に意見書を送りましょう。

 ☆じゅごん

沖縄市民訪米団を支援し、辺野古アセスの撤回を求める院内集会・記者会見の報告

2012年01月27日 | ジュゴンブログ
1月26日衆議院議員会館第3会議室で、標題の院内集会がありました。


1月21日から訪米している沖縄市民訪米団(団長・山内徳信参議院議員)から
インターネットのスカイプを通じて取り組みの現状を聞くことができました。



辺野古新基地建設を断念して、普天間飛行場の早期返還や
高江のオスプレイ用ヘリパッド建設中止を求めて
米国上院・下院議員への働きかけた取り組み。

1995年少女暴行事件などの説明や不平等な地位協定の改定を各方面に働きかけた報告もされました。

訪米団の活動内容は1月27日沖縄タイムス「市民団体、米国務・国防担当部長に直訴」
もご覧ください。

市民訪米団報告の合間に、民主党、共産党、社民党の衆参議員のあいさつ。
記者や参加者からの質問が行われました。

残されたわずかな時間で、
沖縄から駆けつけた辺野古アセスのやり直しを求める裁判の
弁護団事務局長・金高弁護士から裁判の現状が報告されました。


2月1日、2日には第2弾の集中審理が行われます。
国側は辺野古アセスは裁判になじまないとの立場で
原告側の証人に反対尋問すら行っていません。

また、MV22オスプレイの交渉担当であり、前防衛省政策局長の高見沢氏を
証人に要請しています。公務員の守秘義務の制約を解除することを求めて、
1月31日までに防衛省に回答を求めています。
採用されれば、3月5日に審理が行われます。

最後に、JUCON(沖縄のための日米市民ネットワーク)の花輪伸一さんから
辺野古アセス評価書の問題点が指摘され、院内集会を終えました。

 ジュゴンの保護者より