1月25日、寝屋川の「イラク アフガンの女性を支援する会」主催の、アセス評価書学習会に行ってきました。
小規模な学習会でしたが、みなさん熱心に話を聞いていただきました。
お父さんが沖縄出身という方も、参加しておられました。
最初に、年末年始(1/3まで)沖縄県庁前の行動に参加された方より、現地の様子と感想の報告がありました。
「本土から来た、と言うと、ありがとう!と握手を求められ本当に喜んでもらえた。本土での行動が現地を励ますと改めて思った」
「評価書を運んできた運送会社の運転手さんに 『同じウチナンチューだろう』と切々と説得していたのが印象的。県会議員もでてきていた。評価書提出阻止が県民の意思であることがよくわかった。」などのお話がありました。
そのあと私より評価書の概要と問題点について説明しました。
説明には、琉球新報「評価書要旨」と同じく琉球新報に連載された「破壊のシナリオ」を使いました。
特に「総合評価」で事業実施区域に及ぼす環境影響はやむを得ず出るものの、影響の程度および範囲は評価の基準とした各種指標におおむね収まっており、環境保全上、特段の支障は生じないと判断した」とあるように、「環境影響は出る」しかし「特段の支障なし」というまったく矛盾した非科学的で「建設ありき」の文書であること。
「準備書」にはなかったMV22オスプレイの配備が明言されている。これだけでも方法書にもどって検討する必要があること。
とくにMV22オスプレイの低周波音について、「一部で閾値を上回った」と認めているが、「飛行回数わずか」「低周波音が閾値を超えても必ずしも影響がでるとは限らない」としている。閾値を超えているなら影響が出ると考えるのが当然なのに、配備を前提に矛盾した結論を出していること。
ジュゴンについて、なぜジュゴンが最大の藻場である辺野古地先に来なくなったのか、に関する分析がないこと。また、ジュゴンを保護し絶滅から救うために、最大藻場で餌を得られない状態は大問題であり、ジュゴンを保護する立場が全くないこと。
などを強調して説明しました。
時間がなく、その場で沖縄県への意見書を書いていただくことはできませんでしたが、皆さん用紙を持って帰り、2/3の締め切りまでに沖縄県に送付していただくことを確認しあいました。
意見書の送り先は、こちら(沖縄県環境政策課)
ぜひ沖縄県に意見書を送りましょう。
☆じゅごん