ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

1/22 謝花直美さん講演会

2011年01月23日 | ジュゴンブログ

豊中での講演会の後、今度は神戸に向いました。
神戸・三宮にある 神戸市勤労会館で
いま、沖縄が問いかけるもの
 ~沖縄戦体験者の聞き取りをつうじて~ 謝花直美講演会
に参加。


謝花さんは、沖縄タイムスの編集委員をされていますが、
入社のきっかけは、沖縄戦の取材をしたいということだったそうです。
今、1年間休職され、大阪の大学院に在席されています。
大阪での生活をはじめて、違和感を持ったことは、
大阪には基地がなく、基地があることによる人権侵害がないこと、
沖縄にはずっとある人権侵害が大阪にはないことを、
大阪の人が気づいていないこと、だということです。


本土で講演をすると、
「沖縄は基地がないと生きていけないというのは本当ですか?」
「沖縄は、独立した方がいいのではないですか?」
「沖縄の人は県外・国外移設というが移設先のグアムの人のことは
考えたことがあるのですか?」
というような質問をされるそうです。
謝花さんは、それに対してひとつひとつ丁寧にお返事されているのですが、
「沖縄は、沖縄はというが、自分はどう考えるのかが大切なこと。
問われているのは、自分のこととしてひきつけて考えることです」
とおっしゃっていました。


SDCCはブースを出させていただき、アピールもさせてもらいました。
参加者に「よくがんばっていらっしゃいますね」とほめていただき
たくさん、グッズもかっていただきました。

ピースiネットの皆さんありがとうございました。

ZAN

1/22  元ひめゆり学徒隊、新川さんのお話し

2011年01月23日 | ジュゴンブログ
昨日、1月22日(土)大阪府豊中市の岡町図書館で開催された
いのちの大切さを伝えたい  
 元ひめゆり学徒隊 新川さんが語り継ぐ沖縄戦の悲劇
に行って来ました。


関西で唯一の、ひめゆり学徒隊の生存者の新川さん。
「私は艦砲ぬ食い残し。当初は生き残ったことがつらかった。
年を経て言いにくいことも言えるようになった」と
不眠不休で兵士の看護にあたった陸軍南風原野戦病院での、
体験をお話ししてくださいました。


新川さんは、3月24日に南風原の陸軍病院壕に学徒動員され、
2か月ほどを壕の中で過ごされました。一歩壕を出れば、艦砲が
飛び交う危険な状態、壕の中もまた、傷病兵でごったがえす悲惨な状態。
私は、昨年南風原陸軍病院跡に行き、壕の中で当時のことを
伺ったので、新川さんのお話しが余計に生々しく迫ってきました。


アメリカで、沖縄戦のことを「この世のありとあらゆる地獄があった」と
報告されたそうです。そのひどい状況の中でも、「神風が吹く」とか
「海軍記念日には大規模攻勢がある」と、新川さんたちは信じていたそうです。
そういう軍国教育を受けて、沖縄戦で死と向き合った新川さんが、
今「人の命、気持ちを大切にすることが平和を広げること」と
講演を続けていらっしゃいます。

機会があれば、ぜひお話しを聞きに行ってください。

講演の後、SDCCから署名や写真展のアピールをさせていただきました。
この会を企画された、豊中の皆さま、ありがとうございました。

ZAN