ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

写真展「沖縄 うみさんぽ 辺野古・大浦湾」報告☆

2011年01月31日 | 活動報告

1月27日(木)~30日(日)の4日間、大阪関大前にある
カフェギャラリー「カシオペイア」での写真展でした。


4日間、本当に色んな人が見に来てくださいました。
「ネットの知り合いから聞いて」と、宝塚から子どもさんと一緒に
来てくださった方。なんと、この場でネット上だけの知り合いだった
おふたりが初対面~
待ち合わせていたわけではなく偶然でした。
「ジュゴンの神様のおかげかも・・・
子どもたちも「沖縄大好き!」と楽しそうでした。
ジュゴン折り紙も上手に折ってくれました。


「沖縄何回も行きましたよ」と署名してくださった方。
写ってないのが残念ですが、ご自分で作ったステキなアロハを
来ていらっしゃいました。


最終日は、お話し会の前に、ジュゴングッズ作りをしました。
SDCCでは「ジュゴンがピンチ」という名前のピンチ(せんたくばさみ)を
販売しているのですが、それを作ってみました。


木製のピンチに、ジュゴンなど海の生きものの
絵を描きます。うまく書けるかな


見てくださいこのすばらしい出来栄え
一所懸命ていねいに描いてくれたジュゴンたち。すごいです


こちらは反対の面。
こっちもステキ。
SDCCのピンチは5本200円で販売しているのですが、
これには、値段がつけられない~。値打ちもんです。


お話し会のはじまりです。
まず、「ジュゴンってどんな生きもの?」から。


そして、基地のこと、ジュゴンを守るための取り組みについてなど
お話ししました。「フィリピンのジュゴンとの行き来はないの?」など
質問も出ましたし、熱心に聞いてもらえました。


「写真がすごくきれい」「大浦湾に潜ってみたい」
「ほんわりした気持ちになった」「沖縄の問題を“私ごと”として考えたい」
「じゅごんの里ツアーに参加したい」「ジュゴン、美しい海を残していきたい」
など、さまざまな感想をいただきました。


このギャラリー「カシオペイア」さん、雰囲気がとっても良くて、
ほんわか、のんびり過ごせる空間です。
皆さん、お茶を飲みながら、知り合い同士も初対面でも
なごやかに、話に花が咲きました。
1時間2時間の滞在はざら、3時間以上いた人もちらほら。


ところで、写真についていくつか質問を受けました。
これは、シラヒゲウニなんですが、からだに海草がくっついています。
「このウニ、海草食べているんですか?」と聞かれたんですが、わかりませんでした。
後で調べたら、エサは海草ではなく海藻。海草はカモフラージュのために
からだにくっつけてる、とか。
それから、サンゴ虫の大きさを聞かれて、わかりませんでした。
1cmにも満たないって、あるサイトに書いてあったのですが、
どなたか、わかる方いらっしゃいませんか?
色々勉強不足ですみません・・・


こんな風に、ジュゴングッズを並べていただきました。
「かわいい~」「全部ほしい」とか
言っていただき、好評でした。


去年まで、ギャラリーのお手伝いをしていた方が、
描いてくださったジュゴンちゃん。
かわいい~

こんなステキな写真展ができて、牧志治さんはもちろん
ギャラリーのオーナーさん、来てくださった皆さんに感謝です

ZAN

海の生き物を守る講演会と写真展

2011年01月31日 | ジュゴンブログ
1月31日に京都で、
海の生き物を守る会主催の
「守りたい上関・諫早・辺野古の海」
講演会と写真展がありました。

写真展
「長島の海と生きもの」では
絶滅危惧種のカンムリウミスズメをはじめとした写真が



「辺野古・大浦湾の海と生きもの」では
アオサンゴの群落やジュゴンなどの写真が展示されました。







その写真の前にはジュゴン折り紙が飾られ、
SDCCの署名も置かれていました。
署名をどうも有難うございました。


午後1時30分から、
写真に囲まれて講演会が開かれました。

まず、向井代表から
「10月生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)でも
世界のホットスポット9か所の一つに日本が指定され、
なかでも注目されている上関、諫早、辺野古を
今回の講演会で取り上げたと、あいさつ。


「瀬戸内の最後の楽園『長島』」を
高島美登里・長島の自然を守る会代表から報告。

絶滅の危機にあるカンムリウミスズメの生息地でもある
長島田ノ浦の埋め立てを阻止するために
4月10日(日)に広島市国際会議場で
「奇跡の海を守ろう」の国際シンポジウムを
準備していると参加の呼びかけがあった。


「諫早湾の干潟復元の意義」を佐藤正典・鹿児島大学教授。
泥干潟は生物の生産性が高いことが軽視されていると、
絶滅する前に環境省は保護すべきと訴えた。
また、漁業と農業を対立させた原因は行政の責任と
埋め立て事業に反対してきた具体的な経緯の説明があった。


最後に「辺野古・大浦湾の海の生き物」を
日本自然保護協会の安部真理子さんから。
大浦湾の生き物マップでその海域の生物多様性を紹介しながら、
基地建設による埋め立て面積の多い少ないではなく、
その変化が生物多様性を損なうものであることを明らかにした。


各40分を超える具体的な解説に
参加者は熱心に聞き入った。

講演会終了後、
「海の生き物を守る会」総会が開かれ、
2月フィリピン・ミンダナオでのジュゴン調査体験ツアーや
海辺の自然観察会及び講演会など
2011年の活動方針を決定した。

 ジュゴンの保護者より