トヨタ自動車が始めて営業赤字になるというニュースは日本のみならず米国でも大きなニュースになっている。渡辺社長が来年交代するという朝日新聞の観測記事も紹介されていた。
ところでタンドラTundraというのはトヨタが、米国の自動車業界のドル箱、ピックアップ・トラック市場に投入した車だ。トヨタは2000年からタンドラの生産を米国で行っていたが、2006年のテキサス・サンアントニオに新しい工場を建設し、二代目のタンドラの生産を始めていた。
このタンドラ07年には目標の20万台に近い台数が売れていたが、今は売上が激減している。今年の11月の売上台数は6,607台で昨年同月14,988台の半分以下だ。
タンドラTundraは日本風に発音するとツンドラつまり凍土である。トヨタの中ではタンドラという名前が悪かった・・・なんて話が出ているかもしれない。
景気後退による一時的な車の買い控えであれえば、景気回復とともに売上は戻るが、人々のライフスタイルが変わったとすると景気が戻ってもピックアップトラックの売れ行きは戻らない。タンドラは永久凍土になってしまうのだろうか?