金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

「高校同期会」はよき友に出会う場でした

2017年01月30日 | うんちく・小ネタ

先日出身高校の首都圏地区同期会がありました。京都の高校ですから首都圏在住者はそれほど多くありません。集まった人は十数名でした。

まもなく高校卒業後50年を迎えるという卒業生の集まりですから、近況報告になると、健康問題・趣味・孫の話が中心です。数年前までは仕事の話が多かったのですが。出席者の中に医者が一人、歯医者が一人いましたので、やがて彼らを中心に病気と治療の話に花が咲くという状況です。

仲間に医者がいるというのは何かと心強いですね。兼好法師も「つれづれ草」の中で「良い友達というのは『ものをくれる人』『医師』『知恵のある人』だ」と言っています。

「ものをくれる」といっても、あまり大きなものを考えない方が良いでしょう。現在では家庭菜園でとれた野菜類をおすそ分けしてくれる位の間柄が良いと思います。

同窓会の帰り道である友人から「家内の相続問題で頭を痛めている。知恵を貸してくれないか?そして良い専門家がいたら紹介してくれないか?」という相談を受けました。私が相続関係のある団体の事務局を担当していると自己紹介したからです。

私自身「知恵がある」かどうかは分かりませんが、知恵のある人のネットワークを持っていることは確かなので早速手配を引き受けました。

因みにいうと「同期会」は「大学」や「会社」の同期会より「高校」の同期会を大事にした方が「よき友」に巡り合う可能性は高いでしょう。

何故なら「会社」の同期会などは「同じような情報と知恵を持った仲間」の集まりだからです。大学の同期というのもこの傾向が強い。しかし高校になると、卒業生は医者や薬剤師、法律家等各方面に分散しています。つまりより多方面の「知恵ある友」に巡り合う可能性が高いのです。

つれづれ草は「友にする悪き者」として次の7つをあげています。「やんごとなき人」「若き人」「病なく身(からだ)強き人」「酒を好む人」「たけく勇める兵(つわもの)」「虚言する人」「欲深き人」です。

「やんごとなき人」を組織の階段を昇りつめた人と解釈すれば、この7つはサラリーマンとして出世した人の条件を満たしているような気がしました。

つまりサラリーマンとして出世した人は兼好法師によればあまり「よき友」ではないのかもしれません。「よき友」と呼ばれるようになるには、昔のことは忘れて家庭菜園に励んで、沢山取れた野菜をおすそ分けする位にならないと駄目なのかもしれませんね?(笑)

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確定申告e-tax、2時間で片付けました。

2017年01月29日 | うんちく・小ネタ

今年の確定申告は2年ぶりにe-taxを利用。昨年はマイナンバーカードへの切り替え時期で電子認証が使えなかった(私の手続き漏れなのですが)からです。

今年はマイナンバー制度の関係で、企業年金等の源泉徴収票の送付が例年より遅れていると思いましたが、先週末には必要なデータが揃ったので、集中して取り組むことにしました。

1年に1どしかやらない作業は何かと手間取ります。まず税務署が定めた納税用の利用者識別番号と暗証番号、個人認証用の個人番号と暗証番号を

手元に用意しておく必要があります。また配偶者控除を利用する場合は、配偶者の個人番号を入力する必要がありますので、それも用意しておきます。

なお2,3年前に一時的な不具合を起こしたカードリーダー(シャープRW-5100)も今年は順調でした。

入力作業で時間がかかったのは、医療費控除に係る個別医療費の入力でした。昨年は破損に伴うインプラント再埋め込みで費用がかかったので、医療費控除を受けることができるので細かいものまで申告。細かいものまで入れると夫婦で結構医療費を支払っているなぁ、と改めて感じました。中には歯の定期検診など予防的なものもあるのですが、生活習慣病的なものを含め医療費は増加傾向ですね。

ところで北欧等ではマイナンバーを活用した記入済申告制度という確定申告制度が普及しているそうです。

これは税務署がマイナンバーに基づき、個人の収入から医療費などの費用控除まで一括して計算し、納税額(または還付額)を計算し、申告書を個人宛に送ってくる制度です。納税する個人は修正箇所がなければそのまま申告し、修正箇所がある場合は修正して申告するというものです。

確定申告の度に便利な制度だなぁ、と思います。

日本でも頑張って導入してほしいですね。導入を巡って議論が噴出したマイナンバー制度ですが、マイナンバーを活用して、多くの国民の負担を減らすとともに、課税の公平性を進めるのは記入済申告制度でしょうね。

マイナンバー制度が実施された以上、記入済申告制度に反対する勢力は徹底的に叩いていきたいと思いました。

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指の長さを見ると傾聴力が分かるそうです

2017年01月28日 | うんちく・小ネタ

あなたの利き手の手のひらを顔に向けて、人差し指と薬指の長さを較べてください。

薬指の方が人差し指より長い人は「解決者」で、人差し指の方が薬指より長い人は「理解者」だそうです(統計的に)。

これは先日の一般社団法人 日本相続学会のセミナーで講師の澤村直樹さん(アクティブリッスン代表)から聞いた話です。

人が悩むときには「解決者」の存在ではなく、「理解者」の存在を求めるを求める傾向があるそうです。

悩んでいる人から相談を受けた時はアドヴァイスをする前にまず「それは大変だね」という共感と理解を示すことで、話がつながっていくというのが澤村講師のお話でした。

それが傾聴なのです。傾聴の観点からの良い聴き手には「受容的」「共感的」「関心を向ける」という3条件があるそうです。

ところで私の指を見ると人差し指と薬指はほぼ同じ長さかやや長いようです(写真より人差し指が長いのです)。

つまり私は理解と解決のバランスが取れているかやや理解が解決を上回っているというのが統計的な答なのですね。

もっとも私自身は自分の理解者としての姿勢にあまり自身はありません。

恐らくワイフに聞くと「あなたは人の話なんかあまり聞かないわよ」という答が返ってくると思います。

会社など比較的同じフレームワーク(価値判断の仕組み・基準)の中で暮らしていると、私は傾聴力は落ちるのではないか?と思います。

他人の話に耳を傾けるより声高に主張する方が仕事ははかどる場合が多いと私は経験から判断しています。

しかしフレームワークの違う人たちとお付き合いするようになると人の話を聴くということは大事なことなのだと思うようになりました。

澤村講師によると傾聴力が増したからといって薬指が伸びることはないそうです。(笑)

それは持って生まれた人間の資質だからです。

でも「自分は傾聴力が不足している。できるだけ人の話に耳を傾け、自分のアドバイスは後回しにしよう」と思うことで、傾聴力を高めることはできそうです。

 

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少し早過ぎたDowの20,000越え

2017年01月26日 | 投資

昨日(1月25日)米国株式市場は続伸し、Dowはついに終値で20,000ポイントを超えた。

いずれは超える一つの数字だが、少し早過ぎたような気がする。

トランプ大統領は大統領選挙の最中、昨年9月に「我々は巨大で醜いバブルの最中にいる」と繰り返していたが、彼が大統領に選ばれてから、株価は急伸しているから皮肉なものである。

バリエーションから見ると株価は既に高値圏にある。

ダウの12ヵ月PERは20.6倍で、2013年5月に15,000ポイントを越えた時の15倍よりはるかに高い。

また長期的な潜在成長率の予想は現在は1.8%で2013年の2.2%よりかなり低い。

減税・規制緩和等ビジネスフレンドリーなトランプの政策が企業収益を押し上げるという予想のもと米国株が買われているが冷静に考えるといつコレクションが起きても不思議ではない状況とみるべきなのだろう。

現在の失業率は4.7%で連銀は完全雇用に近い状態と判断しているが、過去の例ではリセッションは失業率が5%程度かそれ以下の時に起きているという指摘もある。それは政策金利の引き上げがボディブローのように効いてくるからだ。

とはいうものの、仮にコレクションが起きるとして株価がどれ位下がるかという予想は立て難い(そんなことができるとすぐ金持ちになれる)。

ここは執行コストの安いインデックスをそろそろ売却して、長期保有を目的としている個別銘柄はホールドしておこうと私は考えている。

 

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久しぶりに電子本の出版に取り組むことにしました(1)

2017年01月25日 | 本と雑誌

久しぶりに電子本の出版に取り組むことにしました。今まで「金融英語」や「カイガイトレッキング用語」など幾つか電子本を書いてみたのですが、今回は「私の山」というテーマで書いてみたいと考えています。

「山登り」については何時か何かを書いておきたいと思っていたのですが、切り口が見つかりませんでした。

単なる登山記録の紹介では、ガイドブックに較べてはるかに見劣りがするし、読者の方にとってもそれほど有益とは思われません。

ところが偶々図書館で沢野ひとし氏の「人生のことはすべて山に学んだ 特選日本の名山50」という本を見つけて、「これだ!」と思いました。

何がこれか?というと山の数です。私は本のタイトルを「60の山~出会いと学んだこと」(仮題)位にしようかな?と考えています。

「60の山」には二つの意味があります。まずここ10年位の間に登った山の内好きな60山を選ぶという意味です。

もう一つは60歳前後つまり壮年期を過ぎてから登った山という意味です。

「山を選ぶ」ということは項目建てを決めることになり、本の基本設計が決まります。

電子本に字数制限はありませんが、値段をつけて販売する以上値段相応のボリューム=字数は必要です。具体的にどれ位の字数の本を作るか?ということになると紙の本が参考になります。200ページ位の新書本の字数は12万字ですから一つの参考になるでしょう。

仮に12万字を60の山に割り振ると一つの山について2千字=原稿用紙5枚程度の文章を書くことができるか?ということが本を作ることができるかどうかという鍵になるでしょう。

写真を沢山入れてかさ上げする、という方法もありそうですが、電子本は沢山の写真を載せるのはあまり得意ではありません。

私のブログのエントリーが1千字位ですから、あまり写真に頼らずとも何とか本が書けそうな気になってきました。

ところで巷に「電子出版の手引き」などのガイドブックは多いのですが、紙面の大部分を「アカウントの開き方」とか「如何にしてアマゾン電子本のフォーマットに合うテキストを作るか」といった技術的な面に割いています。

しかし結論からいうと私は「慣れたワードで文章を作り最終的にEPUB(電子書籍のフォーマット)に変換する」方法で良いと思っています。変換するツールは一太郎やRomancerなど幾つかのツールがありますので心配することはないでしょう。

大体の方針はたってきました。次は大まかなスケジュールを決めることです。

自分で出す電子本に発刊日の決まりはありません。しかしモノゴトは締め切りがないと中々進みません。

そこで「月20日間1日2山について書く」という目標を定めてみました。これで1ヶ月半で原稿は仕上がります。

手直し・校正・EPUBフォーマットへの転換・アマゾンへの登録などをいれて2カ月で出版に漕ぎつけるというスケジュールをたてました。

さあ、どうなるでしょうか?

時々読者の皆さんに進捗状況を報告したいと思います。今後電子本を出そうと考えている方の多少の参考になるのではないか?と思って、です。

★    ★    ★

出版した電子本

「人生の山坂の登り方・降り方」 http://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B00LYDWVPO/

「インフレ時代の人生設計術」 B00UA2T3VK

「海外トレッキングで役に立つ80の英語」

「英語の慣用表現集」 http://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B00LMU9SQE/

 

 

 

 

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