金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

日本語レッスンのため昔のペン習字練習帳を引っ張り出して

2024年05月29日 | うんちく・小ネタ
最近昔やりかけて本棚の隅に会った「ペン習字練習帳」を引っ張り出してペン習字の練習を行っています。
理由は在留外国人に日本語を教える時、漢字やひらがなを相手の目の前で書くことが多いからです。そんなとき正しい字を読みやすく書きたいと思いますよね。そしてできれば美しいにこしたことはないと・・・

以前はボールペンを使っていたのですが、Pilotの万年筆kakunoを使うようになってから、もっぱらkakuno頼みになっています。千円ほどのペンですからペン先が潰れても、また落しても惜しくはないと思って使っているのですが、傷むこともなく働いてくれています。
 こんなことがないとペンで字を書くことがなくなっていますが、ペンで字を書くのは良いな、とこの頃思っています。縦棒、横棒を均等な感覚で真っすぐ引くというだけでもちょっと気持ちがシャンとすることがありますね。
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人工知能星取表、総合1位はなんと「困惑」のPerplexity

2024年05月28日 | デジタル・インターネット
WSJにThe Great AI Challenge: We test five top Bots on useful, everyday skillsという記事が出ていた。
 これは現在知名度の高いチャトボット5つ(有料版)に色々な分野で質問をしてその使いよさを評価した記事だ。
 テストの対象になったのは、オープンAIのChatGPT、アントロピックのClaude、マイクロソフトのCopilot、グーグルのGemini、パープレキシティAIだ。
 調査した分野は「健康」「ファイナンス」「クッキング」「職務上の文章作成」「創造的な文章作成」「要約」「現在の出来事」「コーディング」「速度」そしてその結果が全体評価として発表されている。
 まず全体評価を見ておこう。
 1位はパープレキシティだった。Perplexityは困惑という意味。私はこのチャットボットを使ったことがないが試してみたいと思う。2番目がChatGPT、これはよく使っている。3番目がGeminiこれも使ったことがある。4番目がClaudeこれは使ったことがない。そして5番目がCopilotこちらは少し使ったことがある。
 大企業が多額の投資を行っている割には全体的な評価が低かったのが、マイクロソフトのCopilotとグーグルのGeminiだ。
 だが部門別ではそれぞれ1位を取っている。
 Copilotは「創造的な文章作成」では1位だし、Geminiはファイナンスでは1位だ。
  この星取表は長いAIレースの最初の数キロメートルの通過順位を示したものではないか?と私は考えている。この結果を見て、5名(そしてそれ以外のAIランナーも)のAIランナーはチューニングして次の通過ポイントを目指すだろう。
 ユーザーもまた人工知能の使い方を見直すかもしれない。総てを一つのチャットボットに任せるかあるいは得意分野ごとに使うチャットボットを選択するかなどだ。
 それにしても困惑が今の時点で1位とは・・・ひねった名前を付けたものですな。

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レイオフと自前の学習があるから、アメリカのAIは伸びる

2024年05月27日 | うんちく・小ネタ
 WSJに熱狂的なAIブームが、IT技術者の雇用市場にアンバランスを招いているという記事が出ていた。
 タイトルはTech workeres retool for Artificial-Intelligence boomだ。
 記事によると、多くの会社がチャットボットのコンテンツを生み出すことができる大規模言語モデルを取り扱う技術と経験を持った技術者を探しいてるが市場にはそれほど人材はいない。
 一方で過去数年の間に数千人のIT技術者がレイオフされた。レイオフされた技術者の中には、プオンラインブートキャンプなどを利用して、独学でAIの基礎技術などをマスターした人もいる。
 オンラインブートキャンプの共同設立者は「あなたはおそらく人工知能にとって代わられることはないでしょう。あなたは人工知能を知っている人に取って代わられるでしょう」と言っている。
 情報技術を教育している会社の人工知能部門のトップによるとAI技術者には、次のようなスキルや資質が必要だ。
 それは「コーディングスキル」「素早く学習する能力や相互協力する能力」「AI理論に関する基礎的な知識」だ。
 これらのことをフルタイムで働きながら、短期間でマスターすることは困難ではないだろうか?
 レイオフを新しいことを学ぶための乗り換えの期間と考えて勉強し、AI技術者として再スタートするIT技術者も多いのではないだろうか?
 このような再学習によりアメリカのAI産業が伸びているとすると、レイオフや転職市場という社会的な仕組みがそれを支えているような気がする。
 
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阪急宝塚線、沿線の短い旅は中山寺と小林一三記念館

2024年05月27日 | まち歩き
宝塚にあるNPO団体で講演をしたついでに、阪急宝塚線沿線の短い街歩きをしました。たまたま近くの友人が車で案内してくれたので、中山寺と小林一三記念館を巡り、昼過ぎにはJR北摂津駅から福知山線に乗って新大阪駅から新幹線で東京に戻りました。昨日は大相撲五月場所の千秋楽。大の里の初優勝がかかる一番は観たいので、沿線の旅は短くなってしまいました。
 最初に訪れたのは中山寺。真言宗のお寺です。青色の五重塔に圧倒されました。

このお寺は安産祈願で有名なのですね。境内にはエスカレーターやエレベーターが設置され、お腹の大きいママさんが楽にお参りできるような配慮がありました。
中山寺から小林一三記念館へは25分程のドライブ。立派な住宅が並ぶ高台の一角に記念館はありました。記念館の中には「費隠」と「即庵」という二つのお茶室があります。この日はお茶会が催され、和服姿のご婦人方が沢山集まっておられました。
庭園には木々が茂り、住宅街とは思えぬ静寂さが漂っていました。
この木は「くろがねもち」。枝が水平に出ているところが面白く写真を撮りました。

この記念館の近くには、逸翁美術館があります。逸翁は小林一三の雅号です。
ここには彼が収集した5千点以上の美術品が収蔵されているそうです。
昨日は時間に限りがあり、この美術館には回りませんでした。次に宝塚に来る機会があれば立ち寄りたいとこころですね。

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人工知能ブームで電力株が、パフォーマンスNo.1に

2024年05月22日 | 投資
 株式投資というのは、将棋や囲碁に例えると盤面全体を見る人が勝つゲームなのでしょうね。
 米国株では人工知能がこのところの最大のトピックであり、チップメーカーのNvidiaや人工知能を開発しているマイクロソフト、アンドロイドなどの株に関する話題が目立ちますね。
 でもそれは将棋でいうと駒がぶつかり合っている最前線の話です。
 盤全体を見渡す視野の広さがあれば、電力セクターに目が向いた可能性がありますね。
 WSJにThe Unlikely stocks that become a hot bet onAIという記事がでていました。内容は通常は地味なユーティリティ部門(電力など公共部門)の過去3カ月のパフォーマンスは18%とITセクターの11%を抜いてトップに立っているというものです。
 人工知能は非常に電力消費量が大きいのです。現在人工知能の電力需要は総需要の4.5%ですが、2030年までに10.9%に達するとCitiのアナリストは述べています。もしこの予想が正しいとすれば、発電施設の増設や送電網の強化そして設備投資を行った電力会社の増収増益が見込める訳です。
 そこで盤を広く見渡す人の中に電力部門の株を買う人がいるので、同セクターの株価が急上昇しているという話です。
 熱くなっている最前線で高値の株を掴む愚を避け、盤を広く見て、次の成長セクターを見つけるといいという話ですが、言うは易く行うは難し、です。でも知っておいて損のない話だと思いますよ。
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