冬山登山で気を使うのは下半身の服装です。
上半身の服装はレイヤーの着脱が容易なので、温度調節が簡単なのですが、下半身はそれほど簡単ではありません。薄着だと寒いし厚着をすると歩き難いし、汗を掻く危険性もあります。
今回の蓼科山登山を前に少し悩んだのですが、ズボンを一つ新調することにしました。買った商品はモンベルのロッシュパンツという13,500円の商品です。
これは表の防風性の高い生地と裏の温かい起毛生地を張り合わせたもので撥水性もあります。生地の名前はクリマプロです。
私はミズノのプレサーモタイツの上にこのズボンを履いて蓼科山に登りました。気温は氷点下11~12度、風速は7,8メートルだったと思いますが、まったく寒くなくオーバーズボンを履く必要はありませんでした。
これまで使っていたズボンなら寒くてオーバーズボンを履いていたでしょう。
登山道具も進化しているのですね。
ところで登山ズボンの質やデザインの良し悪しは別として、買うとなるとモンベルです。理由はモンベルは「お腹周りが大きく足が短い」おっさん向けのズボンを用意しているからです。ノースフェイスなど外国製品では足の長さに劣等感を覚えることになりますが、その点モンベルはおじさんに優しい品揃えをしています。登山用品はおしなべて高いのですが、モンベルの商品は比較的お財布に優しいものが多いのです。ただ靴やザックに関しては海外メーカーに較べて少し使い勝手が悪いと私は感じています。
登山道具もメーカーを決めずにアイテム毎に自分にベストの商品を選ぶBest of breed作戦が良いのでしょうね。