金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

日経平均、下値抵抗線を割り込んだが・・・

2025年04月07日 | 投資
 今週も日本株はトランプ関税問題で大幅下落のスタートとなった。
 私は日本株投資を主戦場に考えていないので、詳しいことは分からないが、今朝の日経新聞電子版には「日経平均が過去最高の下落幅を記録した2024年8月につけた安値31,458円を保てるかが焦点だ」と書いていた。
 ふたを開けてみると現在(9時37分)の日経平均は31,386円。一時3万1千円を割り込む水準まで下落したが若干反発した。
 確かに3万1千円台の前半が当面の攻防戦になるだろう。こんな中野村証券の解説記事を見ると6月末の日経平均は3万6千円で12月末は3万9千円になるとか。目線を足元に落さず先を見ろ、ということか?
 しかしこれほど足元が揺れると足元が気にならないわけがない。
 WSJはStock futures sink as markets prepare for tumultuous weekという記事で日曜日の夜間取引で米国株先物が大幅に下落(ナスダックは5%以上)し、日経平均も場が開いて8%以上下落したと書き出している。
記事の概要を紹介しよう。

米国株先物が急落し、日本株が取引開始時に8%下落するなど、世界市場はトランプ大統領の関税政策により混乱しています。これにより、投資家心理が悪化し、リセッション懸念が高まっています。原油価格やビットコインも大幅に下落しており、米国の小売業者は関税が消費者の財布に与える影響を懸念しています。トランプ大統領は「経済革命」を主張しつつ、関税政策を擁護していますが、市場の不安定さが続いています。
主要ポイント
トランプ大統領の関税政策により、米国株先物が3%以上下落、日本株は8%下落。
米国株式市場で6.6兆ドルの価値が2日間で失われた。
原油価格とビットコインが急落し、リセッション懸念が高まっている。
トランプ大統領は関税を「経済革命」として擁護し、解決策と主張。
米国の小売業者が関税の影響について消費者と対話を開始。
日本株式市場でサーキットブレーカーが作動し、取引が一時停止。
トランプ大統領がイスラエル首相と関税について議論予定。
一部の国(インドネシア、台湾など)は米国への報復を控える方針。
スタンレー・ドラッケンミラー氏が関税率10%以上に反対表明。

記事の中で気になったのは、インドネシアや台湾が米国への報復を控えると報じられていることだ。その理由をAIに解説させた。解説内容は概ね正しいと思う。
日本も同じ対応になるのだろうか?日本株の激しい下落は日本の手詰まりを見越したものなのだろうか?

インドネシアや台湾が報復措置に出ない理由は以下の通りです:
経済的依存
貿易関係の重要性: インドネシアや台湾は、アメリカとの貿易関係が非常に重要であり、報復措置を取ることで自国の経済にも悪影響を及ぼす可能性があるため、慎重になっています。
国際的な圧力
国際的な協調: 他国との関係を考慮し、過度な対立を避けるために報復措置を控える傾向があります。特に、経済的な安定を重視する国々は、対話を重視することがあります。
経済成長の維持
成長戦略: 自国の経済成長を優先するため、トランプ政権の関税政策に対して報復することよりも、経済の安定を図ることが重要と考えています。
影響の評価
影響の評価: どのような報復措置を講じても、自国にとって逆効果になる可能性が高いと判断しているため、報復を避ける選択をしています。
これらの要因により、インドネシアや台湾は報復措置を取らない方針を選択していると考えられます。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アマゾンを騙る怪しいメール

2025年04月07日 | デジタル・インターネット
 アマゾンを騙る怪しいメールが届いていました。
 怪しいメールは頻繁にくるのでニュース性はないと思いますが、ときどき詐欺にひっかかる人がいるようです。
 怪しいメールを見分けるポイントの第一は「宛名がはいっていないこと」です。アマゾンからのメールは必ず自分の名前が入っています。
 宛名が入っているメールは怪しくないメールだと断定することはできませんが、宛名が入っていないメールは怪しいメールだと断定して間違いないでしょう。万一誘導されてWebブラウザーを立ち上がると面倒なことになりますからゴミ箱直行です。 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中央線2つの駅で桜の写真

2025年04月06日 | まち歩き
 昨日JR中央線猿橋駅から北側の百蔵山に登り、その東の扇山まで縦走し、鳥沢駅に下山した。鳥沢駅は猿橋駅の一つ東(東京より)の駅だ。
下の写真は猿橋駅から大月方面に張り出した下り電車の写真で左に桜が見える。電子的なNDフィルターを使いシャッター速度を1/20に落し走っていく電車を撮ってみた。あわただしく去っていく桜の季節を思いながら…
下の写真は下山した鳥沢駅で撮影したものだ。
日本ではあちらこちらに立派な桜の樹がある。ここの桜もそれほど有名なものとは思わないが中々立派である。
花の季節はちょっとした旅行にでると思いもかけず印象的な光景にであうことがある。兼好法師は徒然草で「いづくにもあれ、しばし旅立ちたるこそ目覚むる心地すれ」(どこでもよい、小さな旅をすると目が覚めるような新鮮な気分になるものだ)と書いている。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三大奇橋「猿橋」と百蔵山・扇山ハイキング

2025年04月06日 | 
 昨日(4月5日)JR中央線猿橋駅から山仲間7人とハイキングに出かけました。百蔵山に登り扇山まで縦走し扇山から一駅東京寄りの鳥沢駅に降りる計画です。


 猿橋駅にタクシーを2台予約しておいてまず猿橋へ。この橋は橋脚を持たない刎橋(はねばし)構造が特徴的な木造橋として有名で日本三大奇橋の一つに数えられています。残りの2つの奇橋はどこか?とAIに聞いてみると一つは岩国の「錦帯橋」で意見は一致したのですが、残る一つについては日光の「神橋」とか岐阜の「関の吊橋」などに意見が分かれていました。
日本三大〇〇はトップ2つは固まっているけれど3番目は諸説ありというものが結構ありますね。
急登が続いた最後は緩やかな登りで扇山1138mの頂上へ。
広い頂上からは富士山の下半分が見えたが頂上は雲の中だった。
下山する頃少し頂上が姿を見せたが写真にはならなかった。鳥沢駅前の小料理屋で生ビールで乾杯。汗をかいた後のビールが美味しい季節になった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

市場静観か?さらなる下落に備えて売りに出るか?

2025年04月04日 | 投資
 予想通りに昨日(3月3日)の米国株は売り叩かれた。ダウは4%近く、S&P500は5%近くそしてナスダックは6%近く下落した。個別銘柄ではアップルやアマゾンが約9%下落し、ディフェンシブ銘柄と呼ばれる消費者必需品特に安売りのDollar generalやKrogerが5%近く上昇した。
 WSJの記事などを読むと先行きまだまだ株価は下落するという見方が多いようだが、中には「こんな時はテレビを消して(相場の動きを見ないで)本を読みなさい」と言っている専門家もいた。
 Reflection Asset Managementのチーフ・インベストメント・オフィサーのJason Britton氏は「関税についてトランプ大統領が水曜日に発表した水準を維持するとは思わない。大統領は2期目に経済を破壊するとは思わない。これは威嚇であり最終的には何らかの共通点が見いだされると信じないといけない」「だからテレビを消して本を読み、今まで通りの投資コースに留まっていなさい」と大部分の顧客にアドバイスしているという。
 冷静に考えてみると米国が関税を高めても、総ての製品を米国内で作ることはほぼ不可能だ。安い部品は労働力が安い国で作る方が合理的だし、既に安い部品を作る基盤は失われているから再生不可能だろう。
 このように考えるとトランプ政権の関税政策は、シビアに見えるが同盟国や競争相手国から相応の譲歩を引き出す威嚇的な要素が高いという視点を持っておく必要もあるだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする