金融そして時々山
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金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

仙丈ケ岳、スケールが写真を引き立てた

2025年04月29日 | 
良い写真を撮るために山に登っている訳ではありませんが、良い写真が撮れたと思う時はうれしいですね。
写真は小仙丈ケ岳から仙丈ケ岳に続くナイフリッジを歩く登山者を撮ったものですが、バックの黒い岩山の甲斐駒ヶ岳と白い手前の山がコントラストをなしています。また写真を横切る尾根道が登山者がたどってきた長い道を示しています。
 良い写真だと思います。でも意図して撮った写真ではありません。スケールの大きな山岳風景が印象的な写真を作ってくれたと思います。
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仙丈ヶ岳で雷鳥を見ました

2025年04月29日 | 
一昨日(4月27日)南アルプスの仙丈ケ岳3,033mに登りました。
ルートは戸台からスーパー林道をシャトルバスで歌宿へ。そこから2時間あるいて北沢峠のこもれび山荘へ。山荘に2泊して仙丈ケ岳往復です。山頂近くで雷鳥を見ました。雷鳥の羽は白い冬毛でした。







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トランプは皇帝にはなれない。頻繁に発言を翻すようでは。

2025年04月23日 | ニュース
 トランプ大統領の就任以来の行動を見ていると、大統領令を頻繁に発出し、かなり独裁者的に振る舞ってきたと私は感じていた。
 ここ数日政策金利を引き下げないパウエル連銀議長に対し、ソーシャルメディアに「パウエル議長の解任が早く来て欲しい」と書き込むなど言いたい放題だな、と呆れていた。
 そのトランプだが昨日は「金利引き下げにもう少し積極的になって欲しいが、パウエル議長を解任する予定はない」と大統領執務室で発言し、さらに中国に対する関税を引き下げる可能性を示唆した。
 市場はこの動きを好感し、ダウ、S&P500,ナスダックとも2.5%を超える上昇となり、ドル円為替も142円台半ばまで戻してきた。
 しかしこれで市場が落ち着くと考える人は多くないと私は思う。
 理由はトランプ大統領が発言を頻繁に翻すからだ。

 中国に「綸言汗の如し」という古い諺がある。綸言というのは皇帝の言葉で、皇帝の言葉は一度発せられるとかいてしまった汗のように戻すことはできないという意味だ。
 国家の支配者の発言は神聖で絶対無謬性を有するとされ、皇帝が自分の発言を訂正することは、自ら皇帝の権威を貶めてしまうためタブーだったのだ。
 トランプ大統領は皇帝ではない。今のところプーチンや習近平ほどの独裁者でもない。本人は大統領に3選されて独裁的権限を強めたいと考えているかもしれないが。
 しかし私はトランプのように自らの発言をコロコロ変える人は指導者としての権威を貶めていると思う。
 「綸言汗の如し」に相当する英語のことわざは知らない。
 ただ昔娘がユーヨーク公共図書館でお土産に買ってきた冷蔵庫用マグネットプレートに次の文字があった。趣旨は同じだろう。
 Think before you speak. Read before you think.
 この言葉をトランプ大統領に当てはめるなら次のとおりだろう。
「発言する前に後先のことを考えてくれ。考える前に歴史や経済・金融理論を読んでくれ」

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「アメリカ売り」強まり、大恐慌以降最悪の4月へ

2025年04月22日 | ニュース
 昨日(4月21日)米国株はまた大きく値を下げた。
 直接の原因はトランプ大統領が政策金利引き下げに動かないパウエル連銀議長を解雇すると脅しをかけたことだ。
 WSJはFed, Tariff fears send Dow down more than 900 pointsという記事で、4月の株価のパフォーマンスは大恐慌の1932年以降で最悪に向かっていると警鐘をならしている。
 先週トランプ政権が一部の関税引き上げを90日間棚上げしたことを好感して市場に若干落ち着きが戻ったが、それも束の間、連銀議長を解雇すると脅かしたり、ハーバード大学との緊張高まりなどで「アメリカ売り」が高まりつつある。

 トランプ大統領の動きを見ているとローマの共和制末期にカエサルが独裁官に選ばれ、権力を集中し、やがて暗殺された時代やその後の属州の経済発展によりローマが財政破綻をしたことなどと風景がかさなる。
 トランプについて好意的な見方をすれば、全盛期のローマと同じように勢いのあったアメリカは中国などに工業製品の生産を委ねたことで、慢性的な貿易赤字に苦しむ。
 そこにでてきたトランプは、大統領令という武器を振りかざして、権力を集中し、本来政策中立的な中央銀行や大学にまで圧力をかけ、関税政策を遂行しようとする。しかし権力の過度の集中は共和制の危機と感じる反対派や一連の政策でパーソナルファイナンス基盤を危うくされた市民の猛烈な反発を招きつつあると私は見ている。

それはそれとして記事の概要を紹介しておきます。

株式市場は、連邦準備制度理事会(FRB)議長の解任を示唆するトランプ大統領の脅威と関税に対する懸念から大幅に下落しました。ダウ平均は972ポイント下落し、1932年以来最悪の4月を迎える見通しです。ドルは主要通貨に対して数年ぶりの安値を記録し、長期国債利回りも上昇しました。金は記録的な高値に達し、安全資産としての需要が高まっています。投資家は、FRBの独立性に対する信頼が損なわれることを懸念しています。

トランプ大統領のFRB議長解任の脅威と関税懸念により、株式市場が大幅下落。
ダウ平均は972ポイント下落し、1932年以来最悪の4月に。
ドルは主要通貨に対して数年ぶりの安値を記録。
長期国債利回りが上昇し、金は記録的な高値に。
テクノロジー株や消費財株が特に打撃を受け、テスラ株は2025年に44%下落。
投資家はFRBの独立性に対する信頼の喪失を懸念。


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Pixel9aの長時間露光写真

2025年04月21日 | デジタル・インターネット
グーグルのスマートフォンPixel9aのカメラには幾つか面白い機能があります。
その一つが「長時間露光」です。これはスローシャッターです。下の写真は風でざわつく新緑を撮ったものです。シャッター速度が遅いので木の枝がうねっている様が写っています。
シャッター速度を遅くすると長時間露光の写真を撮ることができますが、シャッター時間を長くする光が入り過ぎて写真は真っ白になってしまいます。そこで一般のカメラの場合は、ND(Neutral Density)フィルターという減光フィルターを使って「光の量を抑える⇔シャッター速度を遅くする」ことで、長時間露光写真を撮っています。
ところが最近デジタル一眼で物理的なNDフィルターを使わずに、電子的なNDフィルターを使うことで長時間露光写真撮影を行うカメラが出てきました。
 Pixel9aはこれとおなじような電子的NDフィルターを使っているのだと思います。
さて下の写真は同じ木の枝を通常の設定で撮影したものです。
木の葉が一枚一枚くっきり写っていますね。
どちらの方が面白い写真か?というと私は新緑の中を吹き抜ける風の感じを捉えている点で上の方の写真の方が情感がでていると思いました。





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