金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

ネパールトレッキングの始まり

2024年11月04日 | ライフプランニングファイル
昨日(11月2日)にカトマンズに到着し今日はポカラに飛行機で移動です。カトマンズからポカラへは30分のフライトですが、朝から飛行機が飛んでいません。ポカラの天気が悪いということです。過去の経験でこの時期は乾期で良く晴れていたのですか、今年は雨が多く湿度が高いようです。昼頃になってようやく飛行機が飛び立ちました。

この日はまず国際登山博物館に行きヒマラヤ登山の歴史を見学しました。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちょっとした腰痛、牽引治療数日でたちまち改善

2024年11月01日 | 健康・病気
 私はこれまで腰痛に悩まされた記憶はほとんどなかったのですが、ここ2,3週間左の臀部・腰椎から始まった軽い痛みを感じていました。
 ときどきスポーツジム内のマッサージを受けていたのですが、あまり改善しませんでした。
 そこで久しぶりの整形外科を訪ねてみました。まずレントゲンを撮り、足の曲げ伸ばし、前屈などを行って先生の見立てを聞きました。脊椎には問題なし、骨と骨の間も十分すきまが空いているのでOK。ただし体が固い。固さから痛みが来ているようだ。腰の牽引やりますか?と話になったので、やってみることにしました。
 実はやり始めはそれほど期待していなかったのです(以前肩が痛かった時に牽引したことがあるが、それほど目覚ましい効果はなかったので)。
 ところが一回10分の機械による牽引治療に3日ほど通ったところ、腰の痛みはすっかり消えてしまいました。
 この牽引というのは、座った椅子が後ろ向けに90度回転し(つまり上半身が床と水平になった状態で)、持ち上がった下半身をゆっくり引っ張る(私の場合引っ張る力は30㎏強で)というものです。治療時間は10分間でその間に十数回牽引が行われます。
 それだけですが、腰回りの筋肉が緩んですっかり良くなりました。
 治療費はもちろん保険適用で1回340円でした。
  肩、腰、膝の痛みなどはそれぞれ個別の要因で起きるので、一つの治療法が総ての症状に効くとは思いません。
 おそらく色々な治療法を試しながら、自分の症状に合う治療法を見つけていくことになるのでしょうが、私の場合はラッキーなことに良い治療法に短い時間でであうことができたと思いました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハイテク企業の設備投資増加懸念で10月末株価急落

2024年11月01日 | 投資
 ハイテク企業の四半期決算発表が続く中、昨日(10月31日)は株価が急落した。WSJのBig Tech Earnings drag down stocksによると、ナスダックはこの日2.8%下落して、月間では0.5%のマイナスになった。S&P500は月間で1%、ダウは月間で1.3%と下落となった。
 株価急落の原因は、ハイテク大手のマイクロソフトやフェイスブックの親会社メタの今後の見通しや設備投資増加に投資家が懸念を示したことだ。
 マイクロソフトやメタの決算そのものは、アナリスト予想を上回っていたが、マイクロソフトは今後クラウドビジネスの成長が鈍化するという予想を示し、メタは来年設備投資が大幅に増加するという見通しを示した。この結果マイクロソフトの株価は6.1%下落、メタは4.1%下落した。
 ハイテク売りの中でアマゾンの株価も3.3%下落したが、昨日取引時間後に発表された決算報告の後、5%以上上昇した。
 クラウドサービス部門の前期の成長率は、アマゾンの19%に対し、マイクロソフト33%、アルファベット35%と追い上げる2社の方に勢いがあった。
 しかしアマゾンのクラウドサービス部門の営業利益がアナリスト予想を上回ったことや、コストカット姿勢が投資家に好感されたとようだ。
 また堅調が予想される年末商戦がアマゾン株を後押ししたのかもしれない。
 いずれにせよ、少数のハイテク銘柄が相場を牽引している市場では、その少数企業の企業業績や業績見通しが株式市場のボラティリティを高める。
 なおWSJによると、この日世界最大の製紙会社インターナショナル・ペーパーの株価が13%急上昇するなどハイテク銘柄以外で値上がりする銘柄があった。
 相場のボラティリティは、色々な株に買い場を与えるという意味で悪いことばかりではないのかもしれない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「同性婚を認めない民法などの規定は違憲」東京高裁判決をみてちょっと勉強

2024年10月30日 | ニュース
 今日(10月30日)日中に流れたニュースの中に、「東京高裁が、同性婚を認めない民法などの規定は憲法に違反する」という判決を言い渡しました。
 私は同性婚の問題について、これまであまり関心がなく、詳しいことは知らなかったのですが、ちょっと勉強してみようと思いたちました。
 なぜなら同性婚を認めている国は西側先進諸国に多く、それらの国々は「包摂性が高い」国です。包摂性とは「すべての個人が社会の一員として認められ、平等な権利と機会を享受できる状態」を指します。包摂性が高い社会では、性別、人種、性的指向、宗教などに関係なく、すべての人々が尊重され、受け入れられる環境が整っています。
 今読んでいる「国家はなぜ衰退するのか?」(今年ノーベル経済学賞を受賞したアセモグル氏たちが著者)によると「特権階級が資源や権力を独占する収奪的社会は長期的には衰退するが、すべての人々が経済活動に参加できる機会がある包摂的社会は、経済成長により持続的に発展する」と結論付けられます。
 このように考えてくると「同性婚を認めるか認めないか」という問題を、同性婚を認めないとする法律が憲法に違反しているかどうかという視点だけで論じるのではなく、それが「包摂性の高い社会を作るという理念に適っているかどうか」という視点から論じる必要があります。
 ところで国や国民の権利義務の基本を定めた法典は憲法ですが、国を越えて世界中の人々の行動規範を定めたものに国連憲章やその下部規定としての国際規約がありますね。
 すでに同性婚を合法化している国々では、1948年に国連で採択された世界人権宣言や1966年に採択された国際人権規約を一つの論拠にして、同性カップルの権利拡大をはかっていったようです。
 ここで人工知能の力を借りて同性婚に関する諸外国の法制度を調べてみました(裏はとっていませんので間違いのある場合はご寛容ください)。
 アメリカ合衆国: 2015年最高裁が合衆国全体で合法とする判決をくだした。
 イギリス:2013年に「同性婚法」が成立し、翌年から同性婚が合法化された。
 ドイツ:2017年に同性婚が合法化された。
 フランス:2013年に「同性婚法」が成立した。
 スウェーデン:2009年に同性婚が合法化された。
 中国:同性婚は合法ではなく、社会的な受容度は低い
 韓国:同性婚は合法ではないが、同性カップルの権利を求める運動は活発化している。
 欧米諸国は15年から10年位前に同性婚を合法化しているということができます。
 個々の国がどのような経路を経て、同性婚を合法化していったか?ということは私の勉強の射程外ですが、その根底に包摂性ということを意識した各分野の指導者がいたのではないでしょうか?
 


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北朝鮮はなぜ精鋭部隊をロシアに送らなかったのか?

2024年10月28日 | ニュース
 北朝鮮がロシアに約3千名の部隊を派遣し、彼らがウクライナ戦線に投入されるだろうというニュースは、米国や韓国で大きな話題になっていますね。
 私もいくつかの情報源を読みながらこの問題の背景を考えてみました。
まず基本的な事実(らしいこと)を確認しておきましょう。
 それは「北朝鮮が送った兵士は、精鋭部隊ではないようだ」ということです。
 この点について、WSJのNorth Korean soldiers arrive on Russia's front line. How ready are they to fight?という記事は冒頭で、The North Korean troops nearing Russia's front lines with Ukraine may not be the cream of the crop in Kim Jong Un's army.
「ウクライナとのロシア最前線に近づいている北朝鮮軍は、金正恩軍の精鋭ではないかもしれない」と述べています。
 Cream of the cropは直訳すれば「穀物のクリーム部分」とまり最良のものです。記事はビデオ映像や情報当局の分析から判断して、10代か20代前半の徴兵初期段階の兵士である可能性が高く、背が低く、スリムに見えるのは貧しい北朝鮮に蔓延する栄養失調の現れだと述べています。
 この点について、別の情報源によると韓国の金竜彰国防相は「弾除けの傭兵にすぎない」と述べています。
 日本のテレビでは北朝鮮は「暴風軍団」と呼ばれる精鋭部隊を送ったなどと報じられていましたが、実は違うというのが真相のようです。
 ではなぜ北朝鮮は精鋭部隊を送らなかったのでしょうか?
 可能性をあげると次のようなことが考えられます。
  • 第一にロシア側が北朝鮮部隊をいきなり、最前線に投入せず、後方支援などサポート部隊で使う予定なので、最精鋭の部隊でなくても良いという見方です。この見方の問題は、現代的な装備や兵器の運用に慣れておらず、言語の壁もある北朝鮮兵士がサポート部隊として役に立つのか?という点です。
  • 次にウクライナがロシア領土に侵攻している地域などの最前線に投入し、弾除けの傭兵として使うという考え方です。ロシアの伝統的な戦争戦略は敵より多くの犠牲を出しても、最終的な勝利を得るという消耗戦です。現代戦の経験・知識がない北朝鮮の若い兵士が実戦経験豊富なウクライナ軍に対抗することは困難でしょう。
  • 近現代戦の実戦経験不足という点では、北朝鮮の精鋭部隊も同じですから、精鋭部隊を投入しても北朝鮮兵の犠牲は増えると思います。しかも精鋭部隊の損耗が大きい場合は北朝鮮側に次のような問題を引き起こします。精鋭部隊は国防と金政権下の治安維持を担っていますから、精鋭部隊が減少すると、治安維持面で困難が起きると金正恩が判断していることです。
  • また今回北朝鮮がロシアの派兵要請に応えて軍隊を送った理由を考えると第一に「外貨稼ぎ」(韓国国家情報院によると北朝鮮は派兵の対価として一人当たり2千ドルを受け取るという話)です。次にロシアから高度な軍事技術や装備を受け取ることが期待されるでしょう。またロシアとの関係強化は、日米韓に対する対抗力の強化につながると北朝鮮は考えています。
次に北朝鮮から派兵を受け容れるロシア側の問題を考えてみましょう。
  • 国内的には徴兵や自国兵の損耗を抑えることで、国内の反プーチン感情を抑制できるとプーチンが考えた判断できます。
  • 一方西側諸国には「ロシアはプーチンが喧伝しているほどには勝っていない」という分析の根拠を与えることになります。アメリカのシンクタンク38 North(ジョンズ・ホプキンス大学の南北問題研究サイト)はpart of the answer is that Russia is not winning, at least not to the degree that Vladimir Putin would have the world believe と述べています。
 西側諸国が「ロシアはいうほどには戦果をおさめていない」と判断すれば、ウクライナ支援を高める可能性があるでしょう。北朝鮮兵のロシア派遣は、色々なシグナルを送っていますね。
 戦争とは前線で血を流すだけのものではありません。色々な情報を分析して、敵味方の本当の戦争遂行能力を測るというのも、戦争の大事な部分です。誰がこの情報戦で勝っているのかを考えてみるのも面白いですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする