佐藤直曉の「リーダーの人間行動学」 blog

リーダー育成のための人間行動と人間心理の解説、組織行動に関するトピック

リーダーの人間行動学18――顔は名刺代わり

2008-09-03 09:42:08 | 人間行動学
日本人のリーダーって、どうしてこんなにすぐ顔に出てしまうのかな、と思うことがあります。

新聞の写真を見ると、麻生さんの顔がめちゃくちゃ引きつっています。前は、あんなにニコニコ冗談顔でマンガの話をしていたのに。

小池の写真さんを見ても、顔が相当こわばっております。

もちろん、こんなときにヘラヘラしているわけにはいかないのは承知です。

しかしですよ、アメリカの大統領選を見てごらんなさいよ。小浜さんにしろ負け犬さんにしろ、余裕の表情じゃないですか。

アメリカだったら、麻生、小池ご両人とも、あの顔だけで〝オワ〟ですよ。

たかが、と言ったら怒られますが、自民党総裁選挙でしょう。いまからこんなに顔が引きつっていたら、本当の総裁になって総理大臣になったとき、ちゃんと仕事ができるのかなと心配になります。

総理大臣になるより、総理大臣になったあとの方がもっとたいへんなんですから。

ああいう顔になってしまうのは、本人のご性格というものももちろんあるわけですが、やはり修羅場の経験が少ないからではないでしょうか。そう受け止められてもしかたないでしょう。

私の記憶に誤りがなければですが、小泉さんはあんな引きつった顔はしておりませんでしたよ。もちろん内心では緊張していたのでしょうが、顔には出さないようにしていたのでしょう。

あまり顔にストレートに出るのは、外交交渉では不利です。リーダーとしては問題でしょう。

だいたい日本人というのは、過緊張しやすいタイプが多いといえます。その点、アメリカ人は緊張できないタイプが多い。いつもヘラヘラしている感じです。特にカリフォルニアの方は。

さて、そんな日本人ですが、いま私がいちばん気になる顔をしているのは、サッカーの岡ちゃんです。神経質そうで私はどうも好きでない。

神経がぴりぴりしているのが、いやでも映像から伝わってくる。苦しいときほど、気の利いた冗談を言えるくらいの懐の広さがないと、いざ修羅場になってうまく力を発揮できないと思うのですがね。

あの顔、もう少しなんとかなりませんかねえ。監督の顔を見ただけで、「もう勝てそうもない」という気がしてくるのは私だけでしょうか。

追伸:
きのうは、連載小説『整体師 諸星玄丈』をご紹介しましたが、読みに来てくださった方々、どうも有り難うございました。


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