今日はいつもと違って、本の一部を引用してみましょう。
野口晴哉先生の『偶感集』(全生社)からとりました。
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何故 断言する
自信が無いからだ
多くは自分に言い聞かせている
何故 勝とうと焦る
負けると思っているからだ
何故 褒められたい
やっていることに 自分で自信がもてないからだ
何故 剛情を張る
弱いことと 腰が硬いことで 転換がきかないのだ
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どこかの政治家さ . . . 本文を読む
久しぶりに拙著『暗示型戦略』関連のテーマを選びました。この本は私の本のなかではとっつきにくいものなのか、いちばん売れておりません。しかし、こういう時代には必要な気がします。
本の詳しい内容はホームページをお読みいただくとして、要するに、こういう先の見えない不安な時代におけるリーダーの対策を示しているわけです。
そのポイントは、まず希望を与えるということです。そして、その処方箋をプロセス、まあ工 . . . 本文を読む
昨年のクリスマス過ぎから、首と肩が痛んで右腕が肩より上に上がらない状態になってしまいました。
昨年はサイトを立ち上げるなど、腕を使いすぎたようです。眼も首にもきてしまいました。
最近はだいぶ痛みも引き、腕を上に上げるのはなんとか9割方できるようになりましたが、左右に振るときには痛みが出ます。また、朝方冷えると、神経痛のような痛みが出ます。
少しずつよくなっているのでそれほど心配はしておりませ . . . 本文を読む
景気の悪いニュースが新聞紙面を飾っています。輸出は当面沈滞するでしょうから、ここは政治家さんに頑張ってもらって、内需を喚起しないといけないでしょう。
アメリカではオバマ大統領がグリーン・ニューディールとかで、環境などの産業を育成させるために大判振る舞いするらしい。
それにしても、世の中の知識人と呼ばれる人たち、官僚、政治家、エコノミストなどは、見通しが悪い。
今頃になって、太陽電池だなどとい . . . 本文を読む
消費税をめぐる自民党内の攻防、麻生首相と中川元幹事長との攻防は、結局尻すぼみに終わった。
お互いが言い合って、結局わけのわからない玉虫色の決着に終わったのであるが、こういう結果になるのはある程度見えていたことである。
拙著『先見力訓練法』では二極対立について次のように書いている。
「二極対立の場合、一方の利益が絶対的に他方の損害を与える。シーソーのように、一方が上がれば、他方は同じ分だけ下が . . . 本文を読む
為替というのは魑魅魍魎の世界かもしれません。国際政治の力学がもろに働いていますから。素人は手を出さない方が安全、というのが私の感想です。
為替相場をマラソンレースにたとえるなら、いまトップを走っているのは言わずとしれた円です。
しかし、このトップはダントツではなくて、実はトップグループを形成しているのは三者だと言った方がいい。
まず円以外に元があります。元は円同様にとても強い。日本も中国もア . . . 本文を読む
為替を予測するのは本当に難しい、というのが私のような単細胞の頭脳をもつ人間の実感です。
常識的に考えれば、いまごろはドルの独歩安になっているはずでしょう。
ところが、ユーロが極端に安い。欧州の銀行は、ずいぶん危ういところに極端なまでに貸し込んでいるそうです。まあ、それを聞けばユーロ安の理由は納得できます。
それにしても意外なのは、ドルが結構強いことです。
為替相場では、円がひとり高くて、他 . . . 本文を読む
昨日は分散戦術におけるリスク確定の重要さを述べました。
ところで、リスクには大きく分けて二つの種類があると思います。
ひとつは認識されているリスク。リスク把握の程度はともかくとして、とにかく何か危なそうなことがあるな、と知覚されているリスクです。
もうひとつは、まったく知覚されていないリスク。青天の霹靂というやつです。
リスク対策では、まずリスクを認識することが重要になります。問題意識がな . . . 本文を読む
世の中には分散戦術と集中戦術というものがあります。それぞれ状況に応じて使いこなせればよいのですが、私は一般の人は、基本的に分散戦術は考えない方がよいように思っています。
分散戦術がいちばん叫ばれるのが投資の分野でしょうか。
個人の資産運用においても、専門家からは分散戦術が当然のように唱えられています。
しかし、どうでしょうか。私は懐疑的です。
基本的な資産の分散については私も賛成です。資産 . . . 本文を読む
相変わらず腕が痛いが、あんまりプリミティブな話なので、あきれて筆をとりました。
社会のことをまだよくわからない若いビジネススクールの学生でも間違えそうもないことを、偉い人たちがやっているのだから。
定額給付金のことです。
ビジネススクールでは、こんなことを教わるでしょ。
まず目的を決めよ。
そして、それを実現するための代替案をつくれ。
それから、各案のメリット/デメリットを考察せよ。
. . . 本文を読む