最近トランクルームを解約して、古い物を処分したのですが、古い資料とか本の一部は残すようにしました。そのなかで、城野宏さんというかたが書いた本がありました。この人が書いたもののなかには、戦略の本質を理解するのにはいい本があります。
「城野宏氏の人間の見方」
私がよいと思ったのは『城野宏の情勢判断学』(ソーテック社)。昭和62年のものですから、多分もう絶版ではないかな。城野さんは昭和60 . . . 本文を読む
人間は決断することによって、一番大きく変わる。心も体も、いや格が変わってくる。人間としての風格というか、何かそういったものが、決断することによって育ってくるそうです。
「背水の陣」
二つの道から一つを選ぶというのは選択です。決断というのは、二つの道の一つを選ぶなどというそんな安易なものではありません。決断と選択は断然違うもの。
繰り返しますが、決断は最大限の緊張密度の亢まりを前提 . . . 本文を読む
先日来、決断について扱ってまいりました。今日は、決断できない人の心身状態について、考えてみます。
「エネルギーが余っている人たち」
決断するためには、最高度の緊張が求められます。ですから、決断できない人というのは、その緊張が不足している、あるいは緊張を高められない人、となるわけです。
こういう人は、基本的に行動エネルギーは十分にある、というのが前提です。行動エネルギーが欠けていて、 . . . 本文を読む
多くの人が、胸襟は開くべきだと思っていると思います。
たしかに、そういう状況が圧倒的に多いとは思います。これはみなさん実際にやってみられるといい。
ちょっとけむったいなと思う人に対するときです。あらかじめ、その人とニコニコ語り合えるイメージトレーニングをしておくのです。
そして、その人が関心をもつようなところから話をはじめていく。
さらに言えば、相手の眉間に自分の気持ちを通 . . . 本文を読む
昨日の続きです。選択とは、A案とB案のメリットとデメリットを比べて、どちらかを選ぶということです。これに対して、決断というのは、これしかないと、他の案を捨てること。
捨てることは気楽にはできない。それができるためには、緊張が極限まで高まっていないとできません。
ところで、私がそういう人に、どういうアドバイスができるかです。私というのは、リーダーと考えていただいてもいい。
理屈は . . . 本文を読む
昨日の続きです。禅問答のようになってしまい、やや反省しています。今日は選択と決断について、もう少し詳しく解説いたしましょう。
選択とは、A案とB案のメリットとデメリットを比べて、どちらかを選ぶということです。
これに対して、決断というのは、これしかないと、他の案を捨てること。なんだろう、どこが違うんだ、と思われるかもしれませんね。
たいていの人は、決断とは選択のことだと思ってい . . . 本文を読む
意欲とはなんでしょうか。
ある人によると、何気なくふとそうしたくなること、それを素直に行動に移すこと、それが意欲の表れだというのです。
つまり、意欲は出そうとして出るものではないということですね。
意志と意欲の決定はどうちがうのか。
意志というのは、どっちがいいか、頭で考えて選ぶことです。意志で選択した場合には迷いが後に出る。必ずあとで後悔する。
これに対して、ふと . . . 本文を読む
先日、床屋に行ったら、そこの60歳くらいの主人が「花粉症だ」なんて言ってました。
「床屋の主人は花粉症だった」
そこの主人は、十年ぐらい前に花粉症に罹ったのだそうですが、年々症状は軽くなっているそうです。
この人は、「自分は田舎の出で、子供のころは杉林のなかで遊んでいた。風邪かと思って医者に行ったら、花粉症だと言われて、そんな馬鹿なと思った」と言っておりました。
本人は、都会 . . . 本文を読む
昨日の最後の部分です――拙著「リーダーの暗示学」では、相手の潜在意識の変え方をいろいろ示しておりますが、その前に、自分自身にその技をかけて、自分の潜在意識を変えておかないといけませんね。周囲の人に技をかけるのは、本当はそれからということでしょう。それが、リーダーの前提条件ということではないでしょうか。
「自分を変える」
リーダーの成果をみる場合は、次のような条件があると思います。
. . . 本文を読む
なぜ分からないのかなぁ。一生懸命勉強して、人間心理の知識もあるはずなのに、相手の言葉にふりまわされてしまう。どうしてなんだろう。
「相手の気持ちがわかるためには」
人間の言葉なんか、まともに信じてはいけないんです。それぐらいのつもりでいないと、騙されます。
言葉の背後に何があるのか、常にそれを観察するようにしないと。そうすれば、それまで見えていないことが見えてくるはずなんですがね。 . . . 本文を読む