佐藤直曉の「リーダーの人間行動学」 blog

リーダー育成のための人間行動と人間心理の解説、組織行動に関するトピック

おすもうさんの手は刀と同じ

2010-01-31 09:28:32 | リーダーの人間行動学
白鵬はかつて「おすもうさんの手は刀と同じ」と先輩から教わったそうだ。先輩は凶器となりうる手をもつ人間に、いましめを説いたのだろう。 格闘技家は一般人に対して自制心をもたなければならない。 権威や権力といった力を持つ人も同じだ。彼らも身を慎まねばならない。 あるお坊さんに聞いたことがある。研修時代に師に言われたそうだ。 「檀家のかたたちが頭を下げるのは、あなたたちにではない。あなたたちが着て . . . 本文を読む

「逆境に負けない思考法」は敗れる――かもしれない

2010-01-30 10:09:28 | リーダーの人間行動学
今日のテーマは、今朝の日経新聞朝刊土曜版 日経プラスワンのなかの「常識点検NIKKEI PLUS 1」から選びました。 そこに「逆境に負けない思考法」という特集記事が出ています。内容はプラス思考とか、ポジティブシンキングの薦めです。 まずいことでも、そのなかに良かったことを見付ける。たとえば、財布を落としたら、「ついてない」と思わずに「新しい財布を買うチャンスができた」とか、 お客さんに怒ら . . . 本文を読む

いまあるものに感謝すれば、道は開ける

2010-01-29 10:50:43 | リーダーの人間行動学
あちこちで百貨店の閉鎖が続いています。一方では、製造業の輸出に回復がやや見られるようです。 総じて、そろそろ底は抜けたかなと思います。節分を過ぎるころから、景気はぬくもりをもっと見せてくるのではないかと思います。 といっても、2008年のピーク時なみに回復するのは5年くらいはかかるでしょうから、ピーク時の8割りくらいの需要でもなんとかやっていける体制で、しばらくは我慢していく必要があるかもしれ . . . 本文を読む

仕事が求める特質と自分の感受性との適合性

2010-01-28 10:46:35 | リーダーの人間行動学
今日は左右型の感受性を扱うつもりです。このタイプの人は重心が腰椎2番にかかっている比率が高いわけです。 腰椎2番は体運動としては左右運動を司っています。そのため、重心が左右のどちらかに極端に偏る傾向があります。ですから、靴の裏を見ると、左右どちらかが極端にすりへっています。 足も左右で長さが違います。重心側の方が太く短くなっています。 そういう体ですので、水泳をやればどんどん曲がっていってし . . . 本文を読む

自分の個性を仕事にどう活かすか

2010-01-27 10:10:05 | リーダーの人間行動学
今日は題材を本日の日経ビジネスオンラインの記事から取りました: ジャパネットたかた 高田明の「みなさんの相談に乗りましょう」 http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20100125/212389/?P=1 高田明さんが読者の質問に答えておられます。 「自分と他人を比べてしまいます。仕事がうまくいっている友人を見てうらやんだり、自分はこのま . . . 本文を読む

新しい個人指導サービスを検討しています

2010-01-26 10:13:25 | リーダーの人間行動学
みなさんはskypeをご存知でしょうか。インターネット回線を利用した電話といえば、おわかりかもしれません。インターネットを使うので、国内はおろか海外でも通信料はただです。 遠隔地の家族や友人と電話したり、海外の人とビジネスで打ち合わせに使う人がいるようです。 電話だけでなく、テレビ電話(skypeではビデオ電話と呼んでます)も同じように無料でできるそうです。 ビジネスでは、英会話学校がビデオ . . . 本文を読む

国会で人材育成の論戦を期待したいが

2010-01-25 09:51:41 | リーダーの人間行動学
今朝の日経ビジネスオンラインでは、小沢氏の身の処し方、そして国会論戦はどうあるべきかという点について、緊急アンケートの結果が掲載されていました。 ただし、このアンケートは事情聴取前の1月18日に実施されたものなので、いまは少し様子が違うかもしれません。ただ、傾向はそんなに違わないのではないかなと考えます。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/topic . . . 本文を読む

強硬一転 小沢氏淡々と

2010-01-24 09:37:40 | リーダーの人間行動学
多くの人が固唾を呑んで見守っていた小沢さんの聴取が終りました。 直後の会見では、小沢さんは検察に対して、これまでの検察との全面対決といったトーンは消え、協力姿勢を前面に押し出したように見えました。 「小沢氏は会見で、検察の捜査についてもソフトな反応に終始した」(日経新聞2010年1月24日) さて、これをどう見るかです。その前に、本日の日経新聞「私の履歴書」で、細川護煕さんが連立政権時代にと . . . 本文を読む

二つの命がけの戦いが国内・外で起きている

2010-01-23 10:44:00 | リーダーの人間行動学
国内では小沢問題で大揺れです。民主党VS.検察・記者クラブ連合軍の一騎打ちといった構図がいっそう明確になってきました。 この戦い、どこかで穏便に妥協というわけにはいかないところまできてしまったようです。どちらかが、大きな手傷を負うでしょう。命がけの闘争になってきました。 民主党が負ければ政権および政党支持率が大幅に下がって参院選挙で苦渋をなめさせられるでしょう。 検察側が負ければ、検察上層部 . . . 本文を読む

異常行動と正常行動の識別

2010-01-22 09:37:34 | リーダーの人間行動学
L研ブックストアで販売している資料に『リーダーの人間行動学』というものがあって、ここでは歴史上の人物の行動分析を行っています。 この資料では、単におもしろそうな人間行動を取上げているわけではなく、あるコンセプトに基づいて題材を選び、人間行動の理解がいっそう進むように分析しております。 そのなかの一つに「異常行動の分析」というものがあります。 この場合の異常行動とはこういうことです。 ある行 . . . 本文を読む